【 終わりは始まっているか 】




現在の日経平均がどのような状況下にあるのか、正しく読み取れている方はどれだけ居られるでしょうか?


7月1日に急伸した日経平均でしたが、今日の下げでその上昇幅は帳消しに。


7月1日に上昇したとされる理由が、米国の対中追加課税の撤廃と言う事でした。もし本当にそれが理由で買いが集まって日経平均が上げていたのだとしたら笑止。以前も指摘していたかと思いますが、トランプ大統領はもともとG20までに中国を話し合いのテーブルに引きずり出すためだけの戦略だったことはある程度分かっていたはず。


その間、NYダウでは日足とは言え上げ過ぎに至り、結局は日経平均でも高値圏で買いのしこりを作ってしまっただけかも知れません。


久しぶりに日経平均_日足を見てみましょう。


チャート(2015)


前回コメントから1週間が経ってしまいました。その間に上げ基道「fーf’」を割ってきています。
昨日のローソクで、半値引け陰線が立ったことで逆張り「ぬ買」の条件を満たしました。


しかし上げ基道を割った直後であること、すなわち「下げの初期」である可能性を加味し、逆張り「ぬ買」出現を見送っています。当然記事ではお伝えしていません。
前場コメントでお伝えした225CFD_12時間足での話とは異なるものの、同じように逆張り買い法示出現を見送ることになったのは興味深い所です。
また、JPN225_日足でも昨日のローソクで逆張り「な買」の条件を満たしていましたが、同じ理由で出現を見送りとしています。


今週は日経平均_週足で先々週出現した「売ゑ」に対する利食い目安1本目週、そして同じく週足で先週出現した「売そ」の仕込みローソク週です。


これら2つの売り法示による目先取り目的での新規タイムスケジュールは組んでいません。すでに一連の売り法則・法示が多数現れている中、目先取り目的では無く中長期スパンの大幅取りで物事を見ているからです。


昨年2月、10月の日経平均急落時のように、大きく動く時は可能な限り大幅を獲りたいと考えるのは誰しも同じ。しかしそれを事前に察知するのは一般的にほぼ不可能です。


今回一連の売り法則・法示の同時多発が大幅な下げを事前に示しているのだろうか?私自身もいつも不安と疑念を持ちながら取引を行なっていますが、いつも最終的に充分過ぎる結果を手に入れています。


常に不慮の事態には備えて損切りの徹底だけはしつつ、出現している法則・法示の方向に資金を向けて行く考えです。




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