遺体無き殺人事件 初公判で「殺意はない」と起訴内容を否認
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さいたま地裁で29日、2016年に埼玉県川口市のバーで、男性従業員を殺害した罪に問われている特定抗争指定暴力団・六代目山口組傘下の元組員・島田一治被告(55)の初公判が開かれ、島田被告は「過剰な暴行は認めるが、殺意は持っていない」と起訴内容を否認した。
さいたま地方裁判所
島田被告は2016年3月18日未明から明け方にかけて、川口市西川口1丁目の「ハワイアンバーLapule」の男性経営者(52)と共謀の上、同店従業員の伊藤竜成さん(当時24)に殴る蹴るの暴行を加えた上、首を絞めるなどして殺害した罪に問われている。
検察側は冒頭陳述で、「犯行態様は残虐かつ無慈悲」と主張した上で、「島田被告は金銭トラブルを理由に暴行し、警察に通報されることを恐れ、殺害するしかないと考えた末の犯行」とし、伊藤さんの遺体が見つかっていないことについては、殺害したあと超低温冷蔵庫に搬入し、解体して焼却施設で焼却した」と指摘。
一方、弁護側は、「暴行については認め反省している」とした上で、「事件関係者の捜査段階の供述がそれぞれ異なっている」「殺人行為があったかどうかは極めて疑問に思う」などと主張した。
この事件では2021年10月までに、島田被告を含む男女7人が傷害容疑で逮捕されていて、島田被告と共謀した男性経営者は、逮捕後の10月28日に埼玉県警川口署の留置場内で首をつって自殺している。
さいたま地裁で29日、2016年に埼玉県川口市のバーで、男性従業員を殺害した罪に問われている特定抗争指定暴力団・六代目山口組傘下の元組員・島田一治被告(55)の初公判が開かれ、島田被告は「過剰な暴行は認めるが、殺意は持っていない」と起訴内容を否認した。
さいたま地方裁判所
島田被告は2016年3月18日未明から明け方にかけて、川口市西川口1丁目の「ハワイアンバーLapule」の男性経営者(52)と共謀の上、同店従業員の伊藤竜成さん(当時24)に殴る蹴るの暴行を加えた上、首を絞めるなどして殺害した罪に問われている。
検察側は冒頭陳述で、「犯行態様は残虐かつ無慈悲」と主張した上で、「島田被告は金銭トラブルを理由に暴行し、警察に通報されることを恐れ、殺害するしかないと考えた末の犯行」とし、伊藤さんの遺体が見つかっていないことについては、殺害したあと超低温冷蔵庫に搬入し、解体して焼却施設で焼却した」と指摘。
一方、弁護側は、「暴行については認め反省している」とした上で、「事件関係者の捜査段階の供述がそれぞれ異なっている」「殺人行為があったかどうかは極めて疑問に思う」などと主張した。
この事件では2021年10月までに、島田被告を含む男女7人が傷害容疑で逮捕されていて、島田被告と共謀した男性経営者は、逮捕後の10月28日に埼玉県警川口署の留置場内で首をつって自殺している。