神奈川県公安委員会は31日、暴力団対策法に基づき、対立抗争事件を起こして服役した指定暴力団・六代目
山口組系幹部(53)に対し、令和7年6月22日までの間、組側から称賛や慰労の目的で金品の供与や地位の昇格、もてなしなどを受けてはならないとする禁止命令を出した。
県警暴力団対策課によると、男は平成14年、同県厚木市内で対立する指定暴力団・
稲川会系組員=当時(32)=を拳銃で殺害したとして逮捕され、懲役18年の実刑判決が言い渡されて今年6月22日に出所した。男は「分かりました」などと命令を受け入れたという。
県公安委は23年、
山口組の
篠田建市組長に対しても、男への称賛などを禁じる命令を出している。