大阪地検は18日までに、指定暴力団・
山口組の中核組織「
弘道会」会長(59)を警護するために新幹線に同乗した
弘道会系組員が「キセル乗車」をしていたとして、この組員を鉄道営業法違反の罪などで在宅起訴した。
弘道会会長は
山口組の執行部メンバーの一人。ボディーガード役の組員がキセル乗車で起訴されるのは珍しいという。
起訴状などによると、組員の男(48)=大阪市浪速区=は2018年9月、
弘道会会長を警護するためにJR新神戸駅から入場券だけで新幹線に乗り、JR新大阪駅で下車。会長と他の組員が改札を出るのを見送った後、自分は改札を出ずに新神戸まで新幹線で引き返し、正規の料金を支払わずに乗車したとされる。