ＮＳＴ賞で注目すべき、「学校法人の理事長」の動向
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おはようございます。
元ＪＲＡ馬主で、現在は「パーフェクトホースマンズ」の「馬主情報部」に所属している、小栗範恭（のりやす）でございます。
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さて、話は変わりますが、今週の月曜日、８月１２日の「クラスターＣ」（盛岡・ダート１２００ｍ）に於いて、交流重賞の２勝目を上げた、土井肇オーナーの所有馬ヤマニンアンプリメ（牝５歳・長谷川浩大厩舎）は、次走の予定が、９月１２日（木）の「オーバルスプリント」（浦和・ダート１４００ｍ）となっております。
このブログを熱心に読んでいる方であれば、ご存知かと思いますが、土井オーナーは、愛知県名古屋市の中区に本社を構えている、「大万証券株式会社」の取締役会長です。
１９４８年に、資本金１００万円で創業された同社は、それから現在までに、
１９４９年→名古屋市中川区に下之一色営業所を新設
１９６４年→資本金を５０００万円に増額
１９８３年→愛知県岡崎市に岡崎営業所（現岡崎支店）を新設し、資本金を１億円に増額
１９８９年→資本金を１億５０００万円に増額
１９９９年→愛知県犬山市に犬山支店を新設
２００２年→資本金を３億円に増額
といった形で着実に事業規模を拡大しておりますので、同社の取締役会長を務めている土井オーナーは、地域の方や市場関係者から厚い信頼を寄せられているのでしょう。
馬主としての土井オーナーは、既にキャリアが３０年以上に及んでいる大ベテランでして、これまでに、個人の名義で、１９９３年の天皇賞・秋を制したヤマニンゼファーや、２００３年の阪神ジュベナイルＦを制したヤマニンシュクルなど、４００頭以上を所有しており、２００１年頃まで使用していた「土井商事」の法人名義でも、１９９４年の阪神３歳牝馬Ｓ（現在の阪神ジュベナイルＦ）を勝ったヤマニンパラダイスなど、８０頭近くを所有しておりました。
１９９４年のオーナーは、ヤマニンフォックスで中日新聞杯を勝つなど、過去最高となる「４億３０４５万円」の賞金を獲得しており、２００８年には、ヤマニンメルベイユで中山牝馬ＳとクイーンＳを勝つなど、１９９４年に次ぐ「４億０１５５万円」の賞金を獲得しております。
しかし、その後は一度も「４億円台」に乗せられず、昨年までの５年間も、
２０１４年→獲得賞金１億９８２０万円
２０１５年→獲得賞金２億３０９７万円
２０１６年→獲得賞金２億０１８２万円
２０１７年→獲得賞金１億６６０８万円
２０１８年→獲得賞金２億０３８９万円
と記せば分かる通り、物足りない数字が続いており、今年も先週までに、ＪＲＡでは「７勝・獲得賞金１億２８３６万円」という成績に留まっております。
そのため、現在の土井オーナーは、「ＪＲＡの分を交流重賞で稼ぎたい」と考えている筈であり、今週、「クラスターＣ」を制するなど、交流重賞だけで、「５５７３万円」の賞金を獲得しているヤマニンアンプリメに対する期待を高めていることでしょう。
したがって、１着賞金２１００万円（馬主の取り分は８割の１６８０万円）の「オーバルスプリント」に向けて、同馬を管理している長谷川浩大先生に対し、最終的にどのような指示を出すのか、注目したいと考えております。
そしてここからは、了徳寺健二オーナーがＮＳＴ賞に出走させるクイーンズズテソーロについて、私の頼もしい仲間の一人である、「馬主のＭさん」が連絡してきた内容をご紹介しておきましょう。
・・・・・・・・・・
小栗さんもよくご存知の通り、了徳寺オーナーの本業は、「学校法人了徳寺学園」（東京都墨田区両国）の理事長です。
鹿児島県出身の了徳寺オーナーは、高校卒業後、川崎製鉄（現在のＪＦＥスチール）へ入社し、柔道部の監督兼選手として活躍しておりました。
その後、「オリンピックや国際大会で活躍する選手を育てたい」という夢を抱いていた了徳寺オーナーは、同社を退職し、まずは、選手育成の資金を得るために事業を興すことを考えたそうです。
そして、オーナーは、専門的な知識を得るため、５年間、専門学校で学び、接骨院の多店舗展開などの事業で成功を収め、その後は、２０００年に「学校法人了徳寺学園」を設立し、「了徳寺学園医療専門学校」、「了徳寺学園リハビリテーション専門学校」を開学すると、２００６年には、千葉県の浦安市に「了徳寺大学」を開学するなど、夢の実現に向けて、順調に事業を拡大しており、２０１４年には、これまでの活動が認められ、「千葉県柔道連盟」の名誉会長となっておりますので、非常に多くの方が「尊敬すべき人物」と考えているのでしょう。
なお、馬主としての了徳寺オーナーは、２０１５年から馬を走らせ始め、これまでに１００頭以上を所有しており、昨年までの４年間は、
２０１５年→３勝・獲得賞金２６６５万円
２０１６年→５勝・獲得賞金８０４３万円
２０１７年→１０勝・獲得賞金１億７４３０万円
２０１８年→２０勝・獲得賞金２億９５５１万円
と、順調に勝利数と賞金を伸ばしておりました。
そして、今年に入ってからも、先週までに「１８勝・獲得賞金２億４７８２万円」という成績を残し、昨年のペースを大きく上回っておりますが、オーナーは、この数字に満足することなく、今後も貪欲に勝利を追求してくると私は見ております。
何故なら、了徳寺オーナーは、世界中の「競走馬セール」に参加する機会が多く、私が確認したところ、昨年は、
■国内
５月２２日（火）の「ＨＢＡトレーニングセール」→計２頭を総額２９１６万円（税込）で落札
７月９日（月）～１０日（火）の「セレクトセール」→計７頭を総額２億２０３２万円（税込）で落札
７月１７日（火）の「ＨＢＡセレクションセール」→計３頭を総額８０１４万円（税込）で落札
８月２０日（月）の「ＨＢＡサマープレミアムセール」→１頭を１６２０万円（税込）で落札
８月２１日（火）～２４日（金）の「ＨＢＡサマーセール」→計４頭を総額８６６２万円（税込）で落札
■海外
４月２４日（火）～２７日（金）の「ＯＢＳスプリングセール」（アメリカ・フロリダ州）→計２頭を総額３３万５０００ドル（約３６５２万円）で落札
９月１０日（月）～２３日（日）の「キーンランド・セプテンバーセール」（アメリカ・ケンタッキー州）→計５頭を総額７７万５０００ドル（約８６８０万円）で落札
と、計２４頭を約５億５５７６万円で落札していた上、今年も、
■国内
７月８日（月）～９日（火）の「セレクトセール」→１頭を総額２４９９万円（税込）で落札
７月１６日（火）の「ＨＢＡセレクションセール」→計２頭を総額５５６２万円（税込）で落札
■海外
３月２７日（水）の「ファシグティプトン・ガルフストリームセール」（アメリカ・フロリダ州）に於いて、１頭を３７万５０００ドル（約４１２５万円）で落札しておりますので。
当然、この状況を踏まえると、オーナーは、これから行われる国内外の「競走馬セール」にも参加する筈であり、現在は、「落札資金を潤沢にしておきたい」と考えている筈です。
そういった中、本日は、１着賞金２２００万円（馬主の取り分は８割の１７６０万円）のＮＳＴ賞にクイーンズテソーロを出走させますので、私が了徳寺オーナーであれば、同馬を預けている畠山先生に対して、迷わずメイチの勝負仕上げを指示するでしょう。
そこで、元調教師の方に最終追い切りの内容を確認したところ、
「１４日（水）、坂路で強めに追われて、４Ｆが５３秒９、終いの１Ｆが１２秒８という時計を出していました。軽快なフットワークで走れていましたし、追い切った後も歩様に柔らかさがありましたので、厩舎の狙い通りに仕上がったのでしょう」
という内容でしたから、上位に食い込んでくる可能性があると私は見ております。
・・・・・・・・・・
了徳寺健二オーナーがＮＳＴ賞に出走させるクイーンズズテソーロについて、私の頼もしい仲間の一人である、「馬主のＭさん」から届いた報告は以上です。
なお、私が所属している「パーフェクトホースマンズ」では、ホームページ、及びいくつかのブログに於いて、「非常に有益な情報」を包み隠さず公開しております。
そこで、「馬券で儲けたい」と真剣に考えている方には、「パーフェクトホースマンズ」のホームページはもちろんのこと、私のブログや、他のブログを毎日欠かさずご覧になることを推奨しておきます。
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本日は以上です。
小栗範恭でした。
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このブログを熱心に読んでいる方であれば、ご存知かと思いますが、土井オーナーは、愛知県名古屋市の中区に本社を構えている、「大万証券株式会社」の取締役会長です。
１９４８年に、資本金１００万円で創業された同社は、それから現在までに、
１９４９年→名古屋市中川区に下之一色営業所を新設
１９６４年→資本金を５０００万円に増額
１９８３年→愛知県岡崎市に岡崎営業所（現岡崎支店）を新設し、資本金を１億円に増額
１９８９年→資本金を１億５０００万円に増額
１９９９年→愛知県犬山市に犬山支店を新設
２００２年→資本金を３億円に増額
といった形で着実に事業規模を拡大しておりますので、同社の取締役会長を務めている土井オーナーは、地域の方や市場関係者から厚い信頼を寄せられているのでしょう。
馬主としての土井オーナーは、既にキャリアが３０年以上に及んでいる大ベテランでして、これまでに、個人の名義で、１９９３年の天皇賞・秋を制したヤマニンゼファーや、２００３年の阪神ジュベナイルＦを制したヤマニンシュクルなど、４００頭以上を所有しており、２００１年頃まで使用していた「土井商事」の法人名義でも、１９９４年の阪神３歳牝馬Ｓ（現在の阪神ジュベナイルＦ）を勝ったヤマニンパラダイスなど、８０頭近くを所有しておりました。
１９９４年のオーナーは、ヤマニンフォックスで中日新聞杯を勝つなど、過去最高となる「４億３０４５万円」の賞金を獲得しており、２００８年には、ヤマニンメルベイユで中山牝馬ＳとクイーンＳを勝つなど、１９９４年に次ぐ「４億０１５５万円」の賞金を獲得しております。
しかし、その後は一度も「４億円台」に乗せられず、昨年までの５年間も、
２０１４年→獲得賞金１億９８２０万円
２０１５年→獲得賞金２億３０９７万円
２０１６年→獲得賞金２億０１８２万円
２０１７年→獲得賞金１億６６０８万円
２０１８年→獲得賞金２億０３８９万円
と記せば分かる通り、物足りない数字が続いており、今年も先週までに、ＪＲＡでは「７勝・獲得賞金１億２８３６万円」という成績に留まっております。
そのため、現在の土井オーナーは、「ＪＲＡの分を交流重賞で稼ぎたい」と考えている筈であり、今週、「クラスターＣ」を制するなど、交流重賞だけで、「５５７３万円」の賞金を獲得しているヤマニンアンプリメに対する期待を高めていることでしょう。
したがって、１着賞金２１００万円（馬主の取り分は８割の１６８０万円）の「オーバルスプリント」に向けて、同馬を管理している長谷川浩大先生に対し、最終的にどのような指示を出すのか、注目したいと考えております。
そしてここからは、了徳寺健二オーナーがＮＳＴ賞に出走させるクイーンズズテソーロについて、私の頼もしい仲間の一人である、「馬主のＭさん」が連絡してきた内容をご紹介しておきましょう。
・・・・・・・・・・
小栗さんもよくご存知の通り、了徳寺オーナーの本業は、「学校法人了徳寺学園」（東京都墨田区両国）の理事長です。
鹿児島県出身の了徳寺オーナーは、高校卒業後、川崎製鉄（現在のＪＦＥスチール）へ入社し、柔道部の監督兼選手として活躍しておりました。
その後、「オリンピックや国際大会で活躍する選手を育てたい」という夢を抱いていた了徳寺オーナーは、同社を退職し、まずは、選手育成の資金を得るために事業を興すことを考えたそうです。
そして、オーナーは、専門的な知識を得るため、５年間、専門学校で学び、接骨院の多店舗展開などの事業で成功を収め、その後は、２０００年に「学校法人了徳寺学園」を設立し、「了徳寺学園医療専門学校」、「了徳寺学園リハビリテーション専門学校」を開学すると、２００６年には、千葉県の浦安市に「了徳寺大学」を開学するなど、夢の実現に向けて、順調に事業を拡大しており、２０１４年には、これまでの活動が認められ、「千葉県柔道連盟」の名誉会長となっておりますので、非常に多くの方が「尊敬すべき人物」と考えているのでしょう。
なお、馬主としての了徳寺オーナーは、２０１５年から馬を走らせ始め、これまでに１００頭以上を所有しており、昨年までの４年間は、
２０１５年→３勝・獲得賞金２６６５万円
２０１６年→５勝・獲得賞金８０４３万円
２０１７年→１０勝・獲得賞金１億７４３０万円
２０１８年→２０勝・獲得賞金２億９５５１万円
と、順調に勝利数と賞金を伸ばしておりました。
そして、今年に入ってからも、先週までに「１８勝・獲得賞金２億４７８２万円」という成績を残し、昨年のペースを大きく上回っておりますが、オーナーは、この数字に満足することなく、今後も貪欲に勝利を追求してくると私は見ております。
何故なら、了徳寺オーナーは、世界中の「競走馬セール」に参加する機会が多く、私が確認したところ、昨年は、
■国内
５月２２日（火）の「ＨＢＡトレーニングセール」→計２頭を総額２９１６万円（税込）で落札
７月９日（月）～１０日（火）の「セレクトセール」→計７頭を総額２億２０３２万円（税込）で落札
７月１７日（火）の「ＨＢＡセレクションセール」→計３頭を総額８０１４万円（税込）で落札
８月２０日（月）の「ＨＢＡサマープレミアムセール」→１頭を１６２０万円（税込）で落札
８月２１日（火）～２４日（金）の「ＨＢＡサマーセール」→計４頭を総額８６６２万円（税込）で落札
■海外
４月２４日（火）～２７日（金）の「ＯＢＳスプリングセール」（アメリカ・フロリダ州）→計２頭を総額３３万５０００ドル（約３６５２万円）で落札
９月１０日（月）～２３日（日）の「キーンランド・セプテンバーセール」（アメリカ・ケンタッキー州）→計５頭を総額７７万５０００ドル（約８６８０万円）で落札
と、計２４頭を約５億５５７６万円で落札していた上、今年も、
■国内
７月８日（月）～９日（火）の「セレクトセール」→１頭を総額２４９９万円（税込）で落札
７月１６日（火）の「ＨＢＡセレクションセール」→計２頭を総額５５６２万円（税込）で落札
■海外
３月２７日（水）の「ファシグティプトン・ガルフストリームセール」（アメリカ・フロリダ州）に於いて、１頭を３７万５０００ドル（約４１２５万円）で落札しておりますので。
当然、この状況を踏まえると、オーナーは、これから行われる国内外の「競走馬セール」にも参加する筈であり、現在は、「落札資金を潤沢にしておきたい」と考えている筈です。
そういった中、本日は、１着賞金２２００万円（馬主の取り分は８割の１７６０万円）のＮＳＴ賞にクイーンズテソーロを出走させますので、私が了徳寺オーナーであれば、同馬を預けている畠山先生に対して、迷わずメイチの勝負仕上げを指示するでしょう。
そこで、元調教師の方に最終追い切りの内容を確認したところ、
「１４日（水）、坂路で強めに追われて、４Ｆが５３秒９、終いの１Ｆが１２秒８という時計を出していました。軽快なフットワークで走れていましたし、追い切った後も歩様に柔らかさがありましたので、厩舎の狙い通りに仕上がったのでしょう」
という内容でしたから、上位に食い込んでくる可能性があると私は見ております。
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