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猫とウサギと釣りのブログ

ウサギの親子に育てられた先代猫を引き継ぎ、ロップイヤーの親子と同居するキジシロ猫の兄妹の日常と、筆者の趣味の釣りに関するブログです。(主に釣り、自動車関連の記事もあり)

 
Category: 釣り   Tags: 釣り  三崎港  北条湾  トウゴロウイワシ  ぶっ込み  青物  青魚  泳がせ  活餌  エレベーター  

【三崎港・北条湾】青物はいつまでいる?釣り方は?

こんにちは。

今シーズンはかつてないくらいに秋から冬に掛けて大型のフィッシュイーターが北条湾の中に入って来ています。

そして、その大半は大型の青魚の、所謂青物と呼ばれる魚です。

大型の青魚は肉食で回遊性の魚です。

所謂「回遊魚」で、一定の場所に住み付いて暮らす、根魚とは違いその時々で広範囲に渡り、字の如く回遊しながら暮らしています。

掲題の通り、そろそろ問題になってくることが、徐々に下がってきている海水温です。

今後青物北条湾内に回遊して来なくなる原因は、大きく分けると二つ考えられます。

一つは各々の魚が生活していく上での海水温の適温を下回ってしまうこと。

二つ目はエサとなる小魚がいなくなってしまうことです。

前回の釣行時は、何とかこの問題はクリアしておりましたが、一週間で4度も海水温が下がり、かなり青物の適温とされる海水温の下限に近付いてきました。

このまま海水温が下がり続ける…ということはなく、再び海水温が上昇に転じる可能性もあり、非常に今の状況は微妙です。

皆様は私のように毎週アホみたいに釣りに行くほどヒマ人ではないと思いますので、いざ釣行予定を立て釣りに行っても青物北条湾からすでに去った後…ではシャレにならないと思います。

また、そういう状況にいつなってもおかしくない状況です。

私も毎回かなりここに関しては神経を尖らせています。

北条湾に到着し、トウゴロウイワシの群れがいるのを見るとホッと一安心する感じです。

海水温の影響を受けるのは青物に限ったお話しではありませんし、魚にとっては人間で言う気温と同じですので、活動し易い適温が当然あります。

青物などの回遊魚は、この海水温に特に敏感で、自分達の適温とされる温度の上限、下限を超えてしまうと、即座に過ごし易い海域へ移動してしまいます。

根魚の場合は、持ち家を持っており、身軽ではないので、エサの食いが渋くなる…などの影響が出てから、どうしても過ごせない海水温になると、住処を売却し新天地を求めて旅に出ます。

青物の場合は、身軽ですので海水温が気に入らない…エサとなる小魚がいない…となると即座に引っ越しします。

このタイミングを読むのは至難の業なんですが、ネット上で城ケ島近海の海水温を調べてからご釣行されることをお勧め致します。

ここのところ気温も下がり、私もいよいよ冬を実感しながらの釣行となっておりますが、折角釣りに行っても肝心の青物がいなくてはいろいろ寒く無駄足になってしまいます。

北条湾周辺海域の海水温を予測する際に、役立ちそうなサイトをいくつかご紹介させて頂きます。



こちらはサイトの構成が見易く、使い勝手が良かったのでTwitterでもご紹介させて頂きました。

次はこちらです。

神奈川県の水産技術センターのページです。

リアルタイム海況データ・ 三崎瀬戸

サイトがPC向けのサイトなので、スマホですと少々見にくいですが、以下のキャプチャー画像の赤丸の日付をクリックすると、その日の海水温を見ることが出来ます。

海水温


そして、これが一番重要なんですが、海天気.jpのサイトは「海面水温」を表しています。

海表面の温度を上から計っています。

水産技術センターの方は、「海中」の温度を計っています。

サイトの使い勝手や見易さなどの問題もありますので、両方ご紹介させて頂きましたが、海表面の温度=海水温ではありませんので、その点はご注意下さい。

一般的に青物の場合、各魚種で細かい差はありますが、下限が15度~17度くらい、上限が21度~23度くらいです。

理想的な海水温が18度~20度くらいです。

今今、北条湾に入って来る青物は、トウゴロウイワシを狙って入って来ています。

このトウゴロウイワシは適温とされる海水温が14度~20度ほどで、海水温が下がってきている今の状況では、低い水温が原因で青物より先にトウゴロウイワシが北条湾を出ることはないと思われます。

少々余談ですが、なぜトウゴロウイワシは頻繁にフィッシュイーターに狙われるのに、頑なに北条湾にいるのかと言いますと、これはまさに偶然の産物なんですが、北条湾は縦に細長い地形の湾で、海水が淀み易いです。

湾の深部に川が流れこんでいることで、プランクトンが豊富でトウゴロウイワシはこのエサとなるプランクトンを求めてやって来ます。

海水が淀み易く、潮通しが悪いということは急な流れがありませんので、エサであるプランクトンが拡散しにくく、また自分達(トウゴロウイワシ)も体力を消耗しにくいです。

広大な海域でエサを探すより、効率的にエサにあり付けます。

逆に、青物は本来であれば、北条湾のような潮通しの悪い場所は好みません。

しかし、地形が細長く対岸との距離が近い北条湾では、獲物を追いこみ易く、こちらもまた効率良くエサにあり付けるというわけです。

魚達も日々いろんなことを考えて行動しているんだな…と感心させられることさえあります。

いろんなバランスが上手いこと噛み合って今の北条湾の状況が生まれており、来年の同時期に同じ状況になるか…というと、必ずしもそうなるとは限りませんが、前回の釣行時の感触ですともう少し青物が北条湾周辺海域におり、北条湾内に入って来るのではないか…と思っております。

釣行予定を立てる際は、海水温と潮回りは特に注視して計画を立てることをお勧め致します。

次に釣り方についてですが、ここ2週間ほどで北条湾内に入って来ているフィッシュイーターの種類にも変化があるように感じております。

サビキ釣りが壊滅的に釣れなくなり、釣れる魚がトウゴロウイワシオンリーになった頃、10月の下旬辺りから本格的にトウゴロウイワシを活餌泳がせ釣りを始めました。

この頃は、まだ青物が頻繁に北条湾内に入って来ておらず、活餌のトウゴロウイワシが力尽きエイ(アカエイ)が掛かることも多かったです。

しかし、11月の初旬にマゴチがアタり始め、次第にワカシ、イナダの群れが入ってくるようになりました。

※マゴチを釣った釣行記事はこちらです。

そして、2週続けてイナダをGETするのですが、この後から現在までが更に違う青物が入って来ていると思われます。

※1回目のイナダ釣った記事はこちらです。
※2回目のイナダ釣った記事はこちらです。

イナダをGETした辺りでも、その感触はあったのですが、確実に70cmは超えているであろう…青物が入って来ていると思われます。

逆に現在ではワカシ、イナダの群れは数が減り、この70cmクラスのフィッシュイーターがメインになりつつあります。

当初はイナダ狙いだったので、釣り道具もイナダクラスをクリア出来るレベルのもので釣りをしていました。

徐々にイナダクラスを釣り上げるレベルの道具では歯が立たなくなり、前回などは短時間に5回アタリがあり、うち3回は完全に針掛かりさせるものの、最終的には全て糸が切れてバレてしまいました。

是非前回の釣行記事をご覧頂きたいのですが、私は釣りをしている時にTwitterでライブ配信をしております。

さぁ!これから撮影しますよ!

という動画では当然ないので、バレたとはいえかなりリアルに青物と思われる魚のアタリがあったことを感じて頂けると思います。

青物・依然北条湾内に入って来ています!(2021年11月28日)

徐々に釣り道具を補強してはいましたが、前回の釣行時に根本から見直さないと絶対に釣り上げられない…と実感し次の釣行に備えております。



前回の釣行時は泳がせ釣りの竿を3本出しました。

道糸は8号、6号、5号のラインをそれぞれ巻いてありました。

各々の竿に1回ずつフィッシュイーターが針掛かりし、5号は切れて当然かなと思いましたが、6号、8号でも切れました。

泳がせ釣りで使っている仕掛けは、ぶっ込みエレベーター式のものを使っています。

エレベーター式

エレベーター式の仕掛け


仕掛けの表側を映した写真の右上に、「ハリス8号」と書いてありますが、針掛かりさせられなかった2回は、ドラグをほぼフリーの状態にしてあるにも関わらず、1回は道糸がもう1回は新品の仕掛けの8号のハリスが擦り切れた…とかではなく、破断です。

糸をハサミでスパッと切ったかのような切れ口です。

瞬間的に相当な力が加わらないと、破断はあまりしないと思います。

私自身も釣り上げていないので、こうしたら釣れますよ…とは申し上げられないのですが、かなり手強い相手です。

引き続き、私はこのエレベーター式の仕掛けで泳がせ釣りをしようと思っています。

ただ、今まで捨てオモリは20号のオモリを使っていましたが、北条湾内での釣りですので、オモリは8号のものに変更し少しでも道糸に掛かる負担を減らそうと思っています。※

※潮通しも悪く流れもなく対岸とも近く仕掛けを遠投しないため

この謎の大型のフィッシュイーター以外ですと、サビキではマルアジ、ルアーでカマスが好調です。

※マルアジの釣果があった釣行記事はこちらです。

ちなみに、謎の大型魚はルアーにはほとんど反応していないと思われます。

前回の釣行時のマヅメ時に、活餌のトウゴロウイワシが底を突き、家内にルアーを投げてもらいましたが、カマスはジャンジャカ追っかけて来ますが、謎のフィッシュイーターがアタックしている付近に投げ込んでも一度も反応はありませんでした。

謎のフィッシュイーターを狙う場合は、泳がせ釣りでないと厳しいように感じています。

少しでも参考にして頂ければ幸甚です。

まだ北条湾に謎のフィッシュイーターが現れてくれることを祈りつつ、現れた際は必ず仕留められるように頑張ります。

また、ご報告させて頂きます。

※追記
本記事公開後、翌日にきた爆弾低気圧の影響についてはこちらからどうぞ。

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本ブログの著者について

Koichi Otsuka

Author:Koichi Otsuka
犬派なのに猫とウサギと住んでいる、釣りと酒をこよなく愛する50代のオッサン。釣り歴は小学1年生(6歳)から40数年…■神奈川県内を中心に陸釣りに奮闘中。■釣行先は気分によって変わります、予めご了承下さい。■元自動車整備士ということもあり、極稀に車の記事が突然掲載されることがあります。■釣り専用Twitterアカウントにて、釣行時のリアルタイムな情報を配信しております。■釣行時、ツイキャスよりライブ配信もしております。詳細は【釣行時のライブ配信につきまして】をご覧下さい。

釣り歴が長いこともあり、今まで渓流、川、湖、そして海、ルアー、フライ等々あらゆる釣りを経験し、原点回帰とでも言いましょうか、最近は生まれて初めて魚を釣ったサビキ釣りにハマっております。一周回って更に深く掘り下げて釣りを楽しんでおります。本ブログは基本的にビギナーの方でも分かり易く書いているつもりです。そのため、余計な注釈や説明があり文章全体が長い構成になってしまうことを予めご了承下さい。

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