2008年のダービー馬を生産しているオーナーが、今日のメインレースで… | 元JRA調教師・山田要一のブログ

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厩舎OBという立場から、パーフェクトホースマンズの一員としてファンの皆様と違う視点で競馬のことを掘り下げたいと思います。

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現在は、「パーフェクトホースマンズ」に所属する全ての者が、

「新型コロナウイルスの影響により、世の中が大変な今こそ、会員の皆様により多くの利益を提供したい」

という思いで一致団結し、これまで以上に全力で情報収集にあたっており、こういった「所属員達の努力」が、必ず最高の結果に繋がることでしょう。

どうぞ、大いにご期待ください。

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おはようございます。

元JRA調教師で、今は、「パーフェクトホースマンズ」の「調教師情報部」に所属している山田要一です。

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今週の水曜日、1月20日は、美浦トレセンで厩舎を構えている小桧山悟(こびやま・さとる)君にとって、67歳の誕生日だったんですよ。

前にも何度かこのブログで紹介していますので、知っている方も多いと思いますけど、兵庫県出身の小桧山君は、商社マンだったお父さんの仕事の関係で、子供の頃から世界中を飛び回っていて、16歳から17歳の時には、アフリカのナイジェリアにいて、高校の馬術部に入っていたそうです。

そして、日本に戻った後は、ナイジェリアでゴリラが大好きになっていたため、「霊長類研究の道に進もう」と考えたこともあったそうですが、元々、「馬の道に進みたい」という思いがあったため、結局、馬術部がある東京農工大学の農学部に進みました。

ここを卒業してからは、育成牧場で経験を積んで、1981年の4月から畠山重則厩舎の調教助手をやって、1995年に調教師の試験に受かって、次の年に自分の厩舎を開業するまで、ずっと畠山厩舎で腕を磨いていたんですよ。

小桧山君がいた頃の畠山厩舎には、1981年の新潟記念とオールカマーを勝ったハセシノブや、1985年の七夕賞と新潟記念を勝ったロシアンブルーや、1992年と1993年のステイヤーズSを連覇したアイルトンシンボリなどがいましたから、こういう走る馬を間近で見られたことが、彼にとっていい経験になったのでしょう。

開業した1996年に3勝止まりだった小桧山君は、2年目が10勝と、一気に数字を伸ばしていて、8年目だった2003年には、イルバチオを使ったアイビスSDで初めての重賞勝ちを飾っていましたし、その後も、スマイルジャックで、2008年のスプリングSと2009年の関屋記念と2011年の東京新聞杯を勝っていて、他の年も入れたら、先週までにJRAで通算196勝を上げています。

ちなみに小桧山君は、趣味で撮り続けているゴリラの写真集を出していて、それが、テレビ朝日の人気番組・「タモリ倶楽部」に取り上げられて、その時は彼も番組に出演していたんですよ。

そして今週、小桧山君の厩舎は、

■23日(土)

中山11R・初富士S→オスカールビー

■24日(日)

中山1R・3歳未勝利→ニシノサラマとマスケティアーズ
中山2R・3歳未勝利→アルバトリア
小倉3R・4歳上1勝クラス→ジューンマウス
小倉8R・4歳上1勝クラス→コスモクウェンチ

と、全部で6頭を使いますので、きっと彼は、「勝って自分の誕生日を祝いたい」と思って、どの馬もキッチリ仕上げている筈ですから、この馬達がどんなレースを見せてくれるのか、注目したいですね。

そしてここからは、栗東の安達昭夫厩舎が豊明Sに使う、水上行雄オーナーの持ち馬キアロスクーロについて、私の頼もしい仲間の一人、「牧場主のSさん」から届いた報告を紹介しておきますね。

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水上行雄オーナーは、浦河にある「笠松牧場」の代表です。

「日高スタリオンステーション」の隣にあるここの生産馬で、私が真っ先に思い付くのは、2008年のNHKマイルCとダービーを勝ったディープスカイでして、創業20年目で初めてのGI勝ちだったNHKマイルCのレース当日、水上オーナーは東京競馬場で、他の皆さんは牧場の事務所に集まって、それぞれレースを見ていたそうで、水上オーナーは、表彰式に出た後すぐ浦河に戻って、大いに盛り上がった祝勝会に参加していました。

それから、ディープスカイはダービーも勝って、その年の9月に浦河の「総合文化会館ふれあいホール」で行われた祝勝会には、深見オーナーご夫妻や、この馬の主戦だった四位騎手(現調教師)や昆貢調教師といった競馬関係者の他に、当時、浦河の町長だった谷川弘一郎さんなども含めて200人以上が出席して、大賑わいだったNHKマイルCの祝勝会よりも、更に盛り上がっていましたよ。

馬主としての水上オーナーは、30年以上もJRAで馬を走らせている大ベテランで、2007年は全部で10勝を上げて、「1億7803万円」の賞金を稼いでいました。

でも、その後は成績が伸び悩んでいて、一昨年までの3年間も、

2017年→獲得賞金1億6389万円
2018年→獲得賞金1億0666万円
2019年→獲得賞金1億1480万円

という物足りない数字でしたから、去年のオーナーは、「必ず巻き返したい」と考えていたのでしょうし、実際に去年は、ガロアクリークを使ったスプリングSで、馬主としては初めての重賞勝ちを飾るなど、6勝を上げて、2007年を上回る、「2億0819万円」の賞金を稼いでいたんですよ。

もちろん、今年の水上オーナーは、「去年の勢いを止めたくない」と考えているのでしょう。

そういった中、今日は、1着賞金1820万円(馬主の取り分は8割の1456万円)の豊明Sにキアロスクーロを出走させますので、私が水上オーナーでしたら、この馬を預けている安達先生に、迷わずメイチの勝負仕上げをお願いしますね。

実際、私の元に届いている、最終追い切りについての報告が、
「20日(水)、ダートコースに入れられて、6Fが83秒6、終いの1Fが12秒8っちゅう時計を馬なりで出しとりました。完全に馬なりやったんで、全体の時計は目立つもんやなかったけど、道中、キッチリ折り合っとったし、追い切った後の馬体の張りもよう見えたんで、安達君がキッチリ仕上げてきたんでしょうな」

という内容でしたから、いいレースが期待できそうです。

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水上行雄オーナーが豊明Sに使うキアロスクーロについて、「牧場主のSさん」から届いた報告は以上です。

さて、話は変わりますが、私が所属している「パーフェクトホースマンズ」では、ホームページや、いくつかのブログの中で、「馬券に欠かせない情報」を包み隠さずに公開していますので、「正確な情報を知って、馬券に活かしたい」と考えている方には、こまめに確認することをお勧めしておきますよ。

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今日は、ここまでにしておきます。

それではまた。