マイルCSでは、「大阪府立大学獣医学科のOB」が使う馬に注目しています | 元JRA調教師・山田要一のブログ

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厩舎OBという立場から、パーフェクトホースマンズの一員としてファンの皆様と違う視点で競馬のことを掘り下げたいと思います。

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おはようございます。

元JRA調教師で、今は、「パーフェクトホースマンズ」の「調教師情報部」に所属している山田要一です。

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去年の紫苑Sを勝つなど、今までに「7002万円」の賞金を稼いでいる、黒岩陽一厩舎のパッシングスルー(牝4歳・父エピファネイア)は、次走の予定が12月19日(土)のターコイズSになりました。

前にも何度かこのブログで紹介していますので、知っている方も多いと思いますけど、この馬を管理している黒岩君は、早稲田高校を出た後、日本獣医畜産大学(現在の日本獣医生命科学大学)を卒業しています。

大学の頃、黒岩君は馬術部に入っていて、部の監督に藤沢和雄君を紹介してもらったことがきっかけで、卒業した後は、藤沢君が昔からよく使っている、美浦トレセンから車で10分ほどのところにある育成施設の「ミホ分場」で2年ほど働いて、その間に、藤沢君から馬の扱い方をしっかり教わったそうで、最後は場長をやっていました。

2007年の4月に、競馬学校の厩務員課程に入った黒岩君は、その後、勢司和浩厩舎と加藤和宏厩舎で厩務員をやって、2008年の4月からは、鹿戸雄一厩舎で調教助手をやって、2011年の12月に、30歳の若さで調教師の試験に受かっています。

それからは、厩舎を開業する時の12馬房を埋めるためと、多くの関係者に顔を覚えてもらう挨拶回りのため、9000円くらいの格安航空券を買って、毎週のように北海道に通っていたんですよ。

そして、2012年に自分の厩舎を開業していて、この年は、レースに使った頭数が少なかったので、1勝しかできなかったんですが、その後は、次の年が3勝、2014年が15勝と、順調に勝ち星を伸ばしていましたし、2015年には、ミュゼエイリアンを使った毎日杯で初めての重賞勝ちを飾るなど、今までで一番多い「2億9534万円」の賞金を稼いでいましたし、去年は、今までで一番多い18勝を上げて、2015年の次に多い「2億5070万円」を稼いでいました。

でも、今年は先週までの成績が「13勝・獲得賞金2億1794万円」と、去年の同じ時期(11月10日【日】まで)の「16勝・獲得賞金2億2822万円」を下回っていますので、きっと今の黒岩君は、「賞金の高いレースを勝って巻き返したい」と考えている筈です。

という訳で、1着賞金が3600万円のターコイズSに向けて、パッシングスルーをどう仕上げてくるのか、キッチリ確認して馬券に活かしたいと思っています。

そしてここからは、栗東の友道康夫厩舎がマイルCSに使うアドマイヤマーズについて、私の頼もしい仲間の一人、「元調教師のHさん」から届いた報告を紹介しておきますね。

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友道康夫君は、大阪府立大学の獣医学科を出とって、競馬学校の厩務員課程を出た1989年からは、浅見国一さんの厩舎で厩務員と調教助手を、1996年から調教師の試験に受かった2001年までは、松田国英君の厩舎で調教助手をやっとりましたな。

ちなみに、彼がこの世界に入ろうと決めたんは、大学で馬術部に入っとったように、元々、馬が好きやったし、学生の頃に、スペシャルウィーク(1998年のダービーなどGIを4勝)や、アグネスデジタル(2001年の天皇賞・秋などGIを6勝)とかを育てた白井寿昭さんが、1978年に調教師の試験に受かった時、スポーツ新聞の「競馬サークル出身者以外では、初めての大卒調教師」っちゅう記事を見て、「自分も調教師になりたい」と思ったことがきっかけなんですわ。

友道君が浅見さんの厩舎におった時には、重賞を3つ勝ったヤマニングローバルや、阪神3歳牝馬S(現在の阪神ジュベナイルF)を勝ったヤマニンパラダイスとかがおって、松田君の厩舎におった時には、ダートの重賞で活躍したゴールドティアラやブロードアピールとかがおったんやから、走る馬を間近で見るっちゅう、ホンマにエエ経験ができたんやろ。

2002年の11月に自分の厩舎を開業した友道君は、その年が3勝止まりやったけど、次の年は一気に19勝まで数字を伸ばしとりました。

しかも彼は、レースを多く勝つだけやなくて、ワンモアチャッターを使った2005年の朝日チャレンジCで初めて重賞を勝つと、アドマイヤジュピタを使った2008年の天皇賞・春で初めてGIを勝つなど、今までにJRAのGIを12回も勝っとるし、これを入れて重賞を45回も勝っとりますな。

2012年の友道君は、ヴィルシーナでクイーンCを勝つなど、「37勝・獲得賞金8億6631万円」っちゅう数字を残しとって、それから2015年までは2012年の成績を超えられなかったんやけど、去年までの4年間は、

2016年→38勝・獲得賞金13億3415万円
2017年→43勝・獲得賞金13億7646万円
2018年→43勝・獲得賞金14億9300万円
2019年→36勝・獲得賞金14億6996万円

と書けば分かる通りで、4年続けて10億円以上の賞金を稼いどったし、今年は先週までに47勝を上げて、リーディング1位の矢作芳人厩舎と3勝差の2位に付けとるんや。

せやけど、賞金は「9億5546万円」と、先週までに「17億7579万円」を稼いで1位の矢作厩舎に「8億1717万円」の差を付けられとるんやから、ワシが友道君やったら、「賞金の高いレースを多く勝たなアカン」と考えますわ。

そういった中、今日は、1着賞金1億3000万円のマイルCSにアドマイヤマーズを使いますんで、ワシは、「彼がこの馬をメイチに仕上げてくる」と見とったんや。

実際、ワシの元に届いている、最終追い切りについての報告が、

「18日(水)、レースでも乗る川田君がCウッドに入れて、6Fが82秒7、終いの1Fが12秒3っちゅう時計を馬なりで出しとりました。15日(日)の調教でビッシリ追われとったんで、この日はサッと軽く流す程度やったんで、時計は平凡やったけど、柔らかい身のこなしでリラックスして走れとったし、トモの張りもかなりよう見えたわ」

っちゅう内容やったんで、いいレースが期待できる筈やで。

それに、今週の友道君は、1着賞金が3300万円の東京スポーツ杯2歳にジュンブルースカイを使うんで、この馬も、全く同じ理由で「勝負懸かり」と見とくべきやろ。

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友道康夫厩舎がマイルCSに使うアドマイヤマーズについて、「元調教師のHさん」から届いた報告は以上です。

さて、話は変わりますが、私が所属している「パーフェクトホースマンズ」では、ホームページや、いくつかのブログの中で、「馬券に欠かせない情報」を包み隠さずに公開していますので、「正確な情報を知って、馬券に活かしたい」と考えている方には、こまめに確認することをお勧めしておきますよ。

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今日は、ここまでにしておきます。

それではまた。