セントライト記念の関係者ネタが届いています | 元JRA調教師・山田要一のブログ

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厩舎OBという立場から、パーフェクトホースマンズの一員としてファンの皆様と違う視点で競馬のことを掘り下げたいと思います。

こんにちは。

元JRA調教師で、今は、「パーフェクトホースマンズ」の「調教師情報部」に所属している山田要一です。

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武豊君が、10月4日(日)に行われる凱旋門賞で、アイルランドのエイダン・オブライエン厩舎が管理しているジャパン(牡4歳・父ガリレオ)に乗ることが決まりましたね。

彼は、去年まで、

1994年:ホワイトマズル→6着
2001年:サガシティ→3着
2006年:ディープインパクト→失格
2008年:メイショウサムソン→10着
2010年:ヴィクトワールピサ→7着
2013年:キズナ→4着
2018年:クリンチャー17着
2019年:ソフトライト→6着

と、全部で8回、凱旋門賞に挑戦していますけど、まだ勝てていません。

武豊君は、前に、「勝ちたいレースを1つ上げるなら凱旋門賞とハッキリ言えます」と話していましたし、今年も騎乗依頼があったのですから、きっと彼は喜んでいる筈です。

新型コロナウイルスの影響で、フランスから日本に戻ってきた後は、2週間の自宅待機が必要ですから、その間はJRAのレースに乗れなくなってしまいますけど、彼は、「それでも行く価値がある」と考えて、騎乗依頼を受けたのでしょうね。

彼について、私が今でもよく覚えているのは、2001年の3月4日(日)に中山の新馬戦でデビューさせた、カナハラサンサン(父カーリアン)という管理馬に乗ってもらった時のことです。

この馬には、デビュー戦で蛯名正義君に乗ってもらうつもりでしたけど、そのことを本人に伝えたら、蛯名君は

「その新馬戦は、たまたま先約があって乗れないんですよ。ただ…」

と前置きした上で、

「弥生賞でボーンキングに乗るため、その日はユタカが中山に来ますから、自分の代わりに乗ってくれるように頼んでおきますよ」

という話をしてくれましたし、実際、カナハラサンサンのデビュー戦では、武豊君が乗ってくれました。

蛯名君と武豊君は、競馬学校の同期ということで、かなり仲がいいのですが、それでも私は、カナハラサンサンのために最高の乗り役を確保してくれた蛯名君と、その依頼にしっかりと応えてくれた武豊君に、心の底から深く感謝しましたね。

ちなみに、カナハラサンサンは、武豊君が乗ったデビュー戦は2着でしたけど、この4ヶ月後に、蛯名君がキッチリ勝たせてくれたんですよ。

こういう形で関わった武豊君には、凱旋門賞でいいレースを見せて欲しいと思っています。

そしてここからは、奥村武厩舎がセントライト記念に出走させる、石川達絵オーナーの持ち馬リスペクトについて、私の頼もしい仲間の一人、「馬主のHさん」から届いた報告を紹介しておきますね。

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石川達絵オーナーの本業は、JR五反田駅と大崎駅と品川駅から徒歩10分圏内のところにある「住友不動産高輪パークタワー」(東京都品川区東五反田)に本社を構えて、スマートフォン向けのコンテンツ事業(音楽や動画や電子書籍の配信)などを手掛けている、「株式会社デジマース」の代表取締役社長ですわね。

また、石川オーナーは、「バローズ」の冠名でお馴染みの猪熊広次オーナーが代表取締役社長を務めている、「株式会社バローズ」の取締役でもありますわ。

「株式会社デジマース」は、「株式会社バローズ」から分社する形で2005年の6月に設立されて、その後は、「HAPPY!メロディ」、「HAPPY!うた」、「HAPPY!動画アニメ」、「HAPPY!デコメ」といった携帯電話向けのコンテンツを提供していて、2010年頃からは、当時、一気に普及し始めたスマートフォン向けアプリの提供も開始していて、現在では、写真加工アプリの「フォトデコレ」や、名前の通り、競馬情報を取り扱っている「WIN!競馬」というサイトや、人気アニメ「クレヨンしんちゃん」を起用した天気予報やカレンダーのツールなど、コンテンツを充実させていますの。

それに同社は、「妖かし恋戯曲」や「アイリス魔法学園~Vinculum Hearts~」や「にゃんらぶ~私の恋の見つけかた~」や「Spiral Memoria~私と出逢う夏~」といった「ニンテンドースイッチ」専用ゲームソフトの配信や、人気アニメ「少年アシベ・GO!GO!ゴマちゃん」のLINE着せ替え配信するなど、ニーズに合わせたコンテンツを提供し続けていますし、その他にも、広告代理業や、デジタルギフトコードを配布することでアプリやウェブサイトの利用を促進するソリューションシステムの「dgift」など、多岐に渡る事業を手掛けていて、2017年3月期の売上高は50億円という素晴らしい数字を残していますから、同社の代表取締役社長である石川オーナーは、「卓越した経営手腕を持つ優秀な人物」と言えますわね。

馬主としての石川オーナーは、2010年からJRAで馬を走らせ始めて、最初の年は未勝利でしたけど、それから一昨年までは、

2011年→2勝・獲得賞金2060万円
2012年→1勝・獲得賞金2123万円
2013年→2勝・獲得賞金3054万円
2014年→2勝・獲得賞金3415万円
2015年→3勝・獲得賞金5352万円
2016年→3勝・獲得賞金5615万円
2017年→12勝・獲得賞金2億9094万円
2018年→10勝・獲得賞金4億5523万円

と、順調に獲得賞金を増やしていましたし、特に一昨年は、今までで一番多い賞金を稼いでいましたわ。

ただ、昨年は、「4勝・獲得賞金2億2657万円」という物足りない数字に留まってしまって、今年も先週までが「8勝・獲得賞金1億5406万円」と、一昨年の3割くらいしか稼げていませんので、現在のオーナーは、「早急に巻き返したい」と考えているのでしょうね。

また、石川オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多くて、昨年は、「セレクトセール」などで計7頭に総額1億8878万円を投じていて、今年も、

■7月13日(月)~14日(火)の「セレクトセール」→2頭を8360万円で落札
■8月24日(月)の「HBAセレクションセール」→2頭を7535万円で落札
■8月25日(火)~28日(金)の「HBAサマーセール」→1頭を1210万円で落札

と、計5頭を総額1億7105万円で落札していますの(落札金額は全て税込表記)。

当然、現在の石川オーナーは、「セールで投じた資金を早急に回収したい」とも考えている筈ですわ。

そういった中で、今週は、1着賞金5400万円(馬主の取り分は8割の4320万円)のセントライト記念にリスペクトを出走させますので、私が石川オーナーであれば、この馬を預けている奥村武先生に、メイチの勝負仕上げをお願いしますし、実際、私のところに届いている最終追い切りについての報告が、

「昨日、南ウッドで強めに追われて、5Fが66秒3、終いの1Fが12秒4という時計を出していました。コンマ4秒先行していたネガイ(古馬2勝クラス)を追い掛ける内容で、最後は少し遅れてしまいましたけど、脚捌きは力強かったですし、戻ってきてからの息の入りもよく見えましたから、力を出し切れるデキに仕上がったのでしょう」

という内容でしたから、好レースが期待できると私は見ていますの。

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石川達絵オーナーがセントライト記念に出走させるリスペクトについて、「馬主のHさん」から届いた報告は以上です。

さて、話は変わりますが、私が所属している「パーフェクトホースマンズ」では、ホームページや、いくつかのブログの中で、「馬券に欠かせない情報」を包み隠さずに公開していますので、「正確な情報を知って、馬券に活かしたい」と考えている方には、こまめに確認することをお勧めしておきますよ。

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今日は、ここまでにしておきます。

それではまた。