上との差を詰めるため、菊花賞と富士Sを勝ちたいのでしょう | 元JRA調教師・山田要一のブログ

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厩舎OBという立場から、パーフェクトホースマンズの一員としてファンの皆様と違う視点で競馬のことを掘り下げたいと思います。

こんにちは。
元JRA調教師で、今は、「パーフェクトホースマンズ」の「調教師情報部」に所属している山田要一です。

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さて、私達は、昨日のレースで、

「白秋Sでの3連複16910円5点的中」

「山中湖特別での3連複740円1点的中」

といった結果を残しました。

そして、その中で「白秋S」で2着だったウィンドライジズ(最終的に6番人気)については、10月14日(月)に、「パーフェクトホースマンズ」のホームページ内で、

【 こちら 】

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平田修オーナーは、テレビCMでもよく目にする「家庭教師のトライ」で有名な「株式会社トライグループ」(東京都千代田区飯田橋)の創業者であり、確か、オーナーが富山大学の学生だった時に創業した筈です。

現在の平田オーナーは、同グループの会長として、家庭教師の派遣だけでなく、個人指導塾・「トライプラス」や、人材派遣事業を手掛ける「株式会社トライ・アットリソース」や、アパレル事業を手掛ける「株式会社マインドウインド」の運営に携わっております。

ちなみに、現在、「株式会社トライグループ」の代表取締役社長を務めているのは、平田オーナーの奥様で、元女優の二谷友里恵さんです。

馬主としての平田オーナーは、2003年頃からJRAで馬を走らせており、これまでに50頭近くを所有しており、2009年には、過去最高となる「5勝・獲得賞金6886万円」という成績を残しておりました。

しかし、その後は一度も2009年の成績を超えられていない上、昨年までの3年間も、

2016年→1勝・獲得賞金1480万円
2017年→2勝・獲得賞金3672万円
2018年→2勝・獲得賞金3324万円

と記せば分かる通り、物足りない数字に留まっていたため、今年の平田オーナーは、「必ず巻き返したい」と考えている筈です。

実際、今年に入ってからは、10月6日(日)までに「4勝・獲得賞金5159万円」という成績を残し、昨年のペースを大きく上回っておりますが、オーナーは、この数字に満足することなく、今後も貪欲に勝利を追求してくると私は見ております。

何しろ、平田オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、今年は、7月8日(月)~9日(火)に行われた「セレクトセール」に於いて、計3頭を総額1億3824万円で落札しておりましたので。
(落札価格は全て税込表記)

そのため、現在は、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」と考えている筈です。

そういった中、明日は、1着賞金1820万円(馬主の取り分は8割の1456万円)の白秋Sにウィンドライジズを出走させますので、私が平田オーナーであれば、同馬を預けている牧先生に対して、メイチの勝負仕上げを依頼するでしょう。

実際、元調教師の方から届いている最終追い切りについての報告が、

「9日(水)、坂路に入れられて、4Fが53秒1、終いの1Fが12秒7という時計を馬なりで出していました。キレのある動きを見せていましたし、馬体の張りと毛ヅヤがかなり良く見えましたよ。今回は、前走の豊栄特別から2ヶ月振りのレースになりますけど、キッチリ仕上がったのでしょう」

というものでしたから、好レースが期待できると私は見ております。

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といった、「馬主秘書のIさん」の見解を紹介していましたので、「パーフェクトホースマンズ」のホームページを確認していた皆さんも、私達と同じように、「白秋S」では、ウィンドライジズを絡めた馬券を買って、オイシイ思いができたのでしょう。

さて、ここからは、堀宣行(のりゆき)厩舎が登録している、菊花賞のカウディーリョとヒシゲッコウ、富士Sのキャンベルジュニアについて、私の頼もしい仲間の一人、「元調教師のMさん」から届いた報告を紹介しておきましょう。

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千葉県市川市出身の堀宣行君は、日本大学の商学部に通っている時に、実家から近かった中山競馬場で、誘導馬の世話をするアルバイトをしていたんですよ。

大学を出た後は、電気設備工事などをやっている「関電工」(東証1部)で、経理関係の仕事をしていたんですが、1991年に、「関電工」を辞めて競馬学校の厩務員課程に入ったように、中山競馬場でアルバイトをしていた頃から、「馬に関わる仕事をしたい」という気持ちがあったのでしょう。

競馬学校を出てからの堀君は、諏訪富三厩舎で厩務員をやって、二ノ宮敬宇(よしたか)厩舎で調教助手をやって、2003年に自分の厩舎を開業しました。

初めの年は、「6勝・獲得賞金1億2370万円」という成績でしたけど、次の年に、「16勝・獲得賞金2億2801万円」と大きく数字を伸ばすと、2005年からは、毎年欠かさず20勝以上していますし、ビーナスラインを使った2006年の函館スプリントSで初めての重賞勝ちを飾った堀君は、キンシャサノキセキを使った2010年の高松宮記念で初めてのGI勝ちを飾っていて、その後も、ドゥラメンテを使った2015年のダービーと皐月賞を勝つなど、今までに、「JRAの重賞を52勝」という実績を残しています。それに、海外でも、モーリスやネオリアリズムなどでG1を6勝もしているのですから、本当に大したものです。

2015年は、ドゥラメンテやモーリスなどの活躍で、JRAで「重賞8勝を含む54勝・獲得賞金15億2485万円」という成績を残して、初めて「調教師リーディング1位」になっていましたね。

ただ、その後は、

2016年→44勝・獲得賞金13億0934万円
2017年→48勝・獲得賞金11億3661万円

と、賞金が「右肩下がり」になっていましたし、去年は、49勝を上げたものの、賞金は「7億4753万円」と、一昨年の6割くらいでした。

もちろん、今年の堀君は、「必ず巻き返したい」と気合いを入れている筈で、実際、先週までの成績は「46勝・獲得賞金7億4969万円」というもので、去年のペースを大きく上回っていますね。

でも、先週までに53勝を上げてリーディング1位の安田隆行厩舎に勝ち星で「7」の差を、15日(火)までに「12億3469万円」を稼いで賞金で1位の矢作芳人厩舎に「4億8500万円」の差を、それぞれ付けられていますので、きっと今の堀君は、「早く上との差を詰めたい」と考えているのでしょう。

そんな中、今週は、1着賞金が1億2000万円の菊花賞にカウディーリョとヒシゲッコウ、1着賞金が4100万円の富士Sにキャンベルジュニアを登録してきましたので、どの馬もキッチリ仕上げてくるでしょうね。

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堀宣行厩舎が登録している、菊花賞のカウディーリョとヒシゲッコウ、富士Sのキャンベルジュニアについて、「元調教師のNさん」から届いた報告は以上です。

さて、話は変わりますが、私が所属している「パーフェクトホースマンズ」では、ホームページや、いくつかのブログの中で、「馬券に欠かせない情報」を包み隠さずに公開していますので、「正確な情報を知って、馬券に活かしたい」と考えている方には、こまめに確認することをお勧めしておきますよ。

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今日は、ここまでにしておきます。

それではまた。