今日の「激走馬情報」 | 元JRA調教師・山田要一のブログ

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厩舎OBという立場から、パーフェクトホースマンズの一員としてファンの皆様と違う視点で競馬のことを掘り下げたいと思います。

おはようございます。
元JRA調教師で、今は、「パーフェクトホースマンズ」の「調教師情報部」に所属している山田要一です。

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さて、私達は、昨日の秋華賞で、

「3連複15170円5点的中」

という結果を残しました。

そして、このレースで3着だったシゲルピンクダイヤ(最終的に10番人気)については、10月7日(月)に、「パーフェクトホースマンズ」のホームページ内で、

【 こちら 】

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森中蕃(しげる)オーナーは、2010年まで、「光証券株式会社」の代表取締役会長を務めていましたわね。

JR三宮駅(兵庫県神戸市)のすぐ近くに本社を構えている「光証券」は、1948年に創業されていて、1952年に入社した森中オーナーは、1982年に取締役社長となって、その年に同社は、資本金を2億円に増資していますわ。

その後は、1993年に証券会計システムの「彦左衛門」を導入、1998年に資本金を5億1300万円に増資、2000年に営業支援システムの「トレードガード」を導入、更に、代表取締役会長に就任した3年後の2006年には、投資一任口座・「半兵衛」の運用を開始するなど、次々に新しい試みを行ってきた森中オーナーが、「光証券」にとって、「発展の礎を築いた人物」であったことは言うまでもありませんね。

そして現在は、オーナーのご子息である森中寛氏が同社の代表取締役社長を務めていて、先ほど書いた通り、オーナーは、2010年に会長を退任していまして、それ以降は、以前よりも競馬に力を入れてきたと私は感じていますわ。

何しろ、JRAの馬主歴が30年以上に及んでいる森中オーナーは、2009年まで、「概ね年間10勝前後」という成績でしたが、会長職を退任してからは、

2010年→23勝・獲得賞金3億6900万円
2011年→28勝・獲得賞金4億0808万円
2012年→24勝・獲得賞金4億8875万円
2013年→24勝・獲得賞金5億0977万円

と、順調に勝利数と獲得賞金を増やしていたのですから。

ただ、昨年までの3年間は、

2016年→20勝・獲得賞金3億5924万円
2017年→10勝・獲得賞金2億3905万円
2018年→11勝・獲得賞金2億2956万円

と記せば分かるように、獲得賞金が「完全に右肩下がり」となっていますので、今年の森中オーナーは、「必ず巻き返したい」と強く願っている筈ですわ。

実際、今年は先週までに、シゲルヒノクニで京都ハイジャンプを勝つなど、「14勝・獲得賞金3億4674万円」という成績で、早くも昨年を上回っていますの。

ただ、オーナーは、この状況に満足することなく、今後も貪欲に勝利を追求してくると私は見ていますわ。

と言いますのも、森中オーナーは、毎年欠かさず「競走馬セール」に参加していて、今年も、

■5月21日(火)の「HBAトレーニングセール」→5頭を3780万円で落札
■7月16日(火)の「HBAセレクションセール」→4頭を1億1610万円で落札
■8月19日(月)~22日(木)の「HBAサマーセール」→11頭を1億0109万円で落札
■9月17日(火)~18日(水)の「HBAセプテンバーセール」→6頭を6016万円で落札

と、計26頭を総額3億1515万円で落札していますので。
(落札金額は全て税込)

もちろん、現在のオーナーは、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」と考えているのでしょうね。

そういった中、今週は、1着賞金1億円(馬主の取り分は8割の8000万円)の秋華賞にシゲルピンクダイヤを登録してきましたので、私が森中オーナーでしたら、この馬を預けている渡辺先生に対して、迷わずメイチの勝負仕上げをお願いしますわ。

それに、森中オーナーは、先ほど書いた通り、JRAの馬主歴が30年以上に及んでいますが、まだ一度もGIを勝てていませんから、今回は、「ここで初めてのGI勝ち」をという思いも込められていると私は見ていますの。

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という、「馬主のHさん」の見解を紹介していましたので、「パーフェクトホースマンズ」のホームページを確認していた皆さんも、私達と同じように、「秋華賞」では、シゲルピンクダイヤを絡めた馬券を買って、オイシイ思いができたのでしょう。

さて、ここからは、「社台グループオーナーズ」がオパールSに使うアウィルアウェイとカラクレナイについて、私の頼もしい仲間の一人、「牧場主のCさん」から届いた報告を紹介しておきましょう。

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「社台グループオーナーズ」は、JRAの個人馬主資格をお持ちの方に、社台グループが出資を呼び掛けているところで、ベテランの馬主さんはもちろんのこと、資格を取ったばかりで、「少しでも費用を抑えたい」と考えている馬主さんでも参加しやすいように、1頭を10口に分けて共有するシステムを採用していますね。

ちなみに、出馬表の馬主欄に、「吉田照哉オーナー」、「吉田勝己オーナー」、「吉田晴哉オーナー」などの名前が書かれている馬は、ほとんどがここの募集馬です。

もう引退している馬で言えば、オークスとエリザベス女王杯を勝ったダンスパートナーや、高松宮杯とスプリンターズSを勝ったフラワーパークや、スプリンターズSとマイルCSを勝ったデュランダルや、ジャパンCを勝ったスクリーンヒーローや、オークスを勝ったエリンコートや、安田記念を勝ったストロングリターンや、朝日杯FSと皐月賞と安田記念を勝ったロゴタイプなどが、ここの募集馬ですから、「さすがは社台グループ」と言えるでしょう。

また、現役で活躍しているのは、一昨年のフィリーズレビューを勝ったカラクレナイや、去年のクイーンCを勝ったテトラドラクマや、今年のフィリーズレビューを勝ったプールヴィルなどですね。

そして、「社台グループオーナーズ」は、計112頭の「2019年度販売馬」(現1歳世代)のラインナップを5月13日(月)に発表し、この馬達については、6月3日(月)にパンフレットを発送して、それから出資を受け付けていますが、私が確認したところ、これらの内、満口になっているのは84頭で、「募集中止」になった2頭を除く残りの26頭はまだ出資を受け付けています。

もちろん、今は「社台グループオーナーズ」の関係者全員が、「過去の募集馬を賞金の高いレースを勝って、出資を検討している馬主さん達に好印象を与えたい」と考えているのでしょう。

そういった中で、今日は、1着賞金2500万円(馬主の取り分は8割の2000万円)のオパールSに、アウィルアウェイとカラクレナイを使いますので、私が「社台グループオーナーズ」の関係者でしたら、前者を預けている高野先生と、後者を預けている松下先生に対して、迷わずメイチの勝負仕上げをお願いしますね。

そう思って、元調教師の方に最終追い切りの内容を確認してみたところ、

■アウィルアウェイ
「10日(木)、レースでも乗る北村友一君が坂路に入れて、4Fが56秒6、終いの1Fが12秒4っちゅう時計を馬なりで出しとりましたわ。2日(水)に同じ坂路でやった一週前追い切りでビッシリ追われとったんで、この日はサッと流す程度のもんやったんで、時計は平凡なもんやったけど、調子がエエ馬ならではの素軽い動きを見せとったわ」

■カラクレナイ
「11日(金)、Cウッドに入れられて、4Fが52秒9、終いの1Fが12秒3っちゅう時計を馬なりで出しとりました。単走やったけど、軽快な脚捌きで走れとったし、戻ってきてからの息の入りも良かったんで、エエ走りができそうやな」

という報告でしたから、どちらもいいレースが期待できそうです。

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「社台グループオーナーズ」がオパールSに使うアウィルアウェイとカラクレナイについて、「牧場主のCさん」から届いた報告は以上です。

さて、話は変わりますが、私が所属している「パーフェクトホースマンズ」では、ホームページや、いくつかのブログの中で、「馬券に欠かせない情報」を包み隠さずに公開していますので、「正確な情報を知って、馬券に活かしたい」と考えている方には、こまめに確認することをお勧めしておきますよ。

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今日は、ここまでにしておきます。

それではまた。