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勉強するのは何のため 学校を作り直す

2020/ 04/ 19
                 
子育てをしていると子供の教育に関心を持つのは親として当たり前なのかも知れませんが

意外と見えづらいのが内申点によるランク分けと入試を含めたテスト全般

ランク分けに関しては、失礼かも知れないが先生の好みもプラスされているようないないような曖昧な部分も多いと感じる。

例えばPTAに熱心な親御さんのところの子供はテストの点数が取れてなくてもランクは上位とか

先生の言うことを聞く子供は高ランクになっているとか・・・まぁ半分やっかみもあるのですが、なんとなくそー思うことも少なくない。

また、入試を含めたテストでは出題傾向にもよるが「過去問」を数年分勉強していればクラスで中間くらいの位置はなんなくキープできる。

ただ学校で用意する中間テストや期末テストは過去問がないので、ある意味普段の勉強の仕方が試されるが、これも山当てクイズのように膨大な範囲を勉強しなければならない。

なので我が家の娘の場合、高校入試の私立、公立ともに過去問5年分くらいを三回ほど解いて無事。両方とも合格できました。

高校に合格できたことは素直にうれしいのですが、やはり問題の出題傾向に疑問は残る。

過去問をやっていれば、入試の二週間前くらいから特に勉強しなくても、間違いを復習するだけでちゃんと合格してしまう。

記憶の定着によるものなので本来の実力以上の点数が取れてしまう。

多分、ちゃんと広範囲を深夜遅くまで勉強した方は「何それ?」と怒られてしまいそうですが、必要な点数はクリアできちゃいます。

うちの娘が高校入試で勉強していた方法はこんな感じ

過去問1回目 → 1週間後に2回目 → 1か月後に三回目

たった、これだけを複数年分の過去問をそれぞれ3回繰り返し、その都度、間違いを弱点ノートにつけ回答をポイントや解説で調べておきます。

入試直前は間違った箇所だけ見直せばOK

まぁたまたま合格できただけかも知れないので「真似してね~」とは言えないけど、こういう勉強の仕方もあるので普段の学力テストの時などに試してみてはいかがですか?



今の学校教育に疑問を持った苫野 一徳さんの本を二冊ご紹介

苫野 一徳さんは早稲田大学の非常勤講師で専攻は哲学と教育学

勉強や学校の疑問や不思議について丁寧に書かれている本です。


勉強するのは何のため?

我が家で娘が小さいころによく聞かれた質問

当時は勉強をたくさんすると賢くなれるよ~、と言っていましたが

中学生になった娘には「高校に入るためだよ」と答えている。

将来の役に立ちそうもない問題をワザと難しく書かれた文章を読んでいると「こーやってふるいにかけるんだな」と悪意さえ感じるテスト問題。


苫野 一徳さんは、こう捉えています

どうして答えが出ないのか、答えを出す考え方を導き出す

自分が生きたいように生きるため勉強する


勉強は何故、強制されるのか

どうすれば自由になれるのか

自由になるための戦争の歴史も学んでおこう

第四章では「イジメ」について書かれています

イジメはどうしておきるのか、から始まりイジメの無くし方で締めくくっています。

今さらながら、勉強は何のためにするのか・・・「なるほど」という道を見つけるために勉強するのか、知らなかった。


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学校をつくり直す

何故、学校を作り直す必要があるのでしょう

苫野 一徳さんは、こう捉えています

子どもは興味や関心、学ぶペースも個々に違う

算数をやる気分でなくても「いいから算数をやりなさい」

好きな本をとことん読みたい気分なのに「本はしまいなさい」

子どもたちは自分で学習計画を立てると学習意欲も変わってきます

例えば国語の教材が合わなければ興味を持つ教材に変えることで国語嫌いの子供は減ります

なので学校は良質な教材をたくさん揃えるべきである、子供たちの選択肢のひとつとして教材や学びの個別化が図れます。

サッカーが好きなら英語のサッカーマガジンを読ませればよい

定期テストを一斉にすることで子供たちの序列化が始まる、序列の必要性を感じる子供や大人はいるのでしょうか。

9年間の義務教育を通して学び終えていれば序列化する必要性がまったくない。

テストはあくまでも学習状況を確認するためのツールであり子供の優劣をつける必要がない

著者は学校の一斉テストや、その結果による序列化の発想から脱却すべきである、締めくくっています。


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