CBC賞

【CBC賞2022予想】データ分析と傾向

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昨年CBC賞はコースレコードで決着

2021年のCBC賞は小倉芝1200mで行われ、勝ち時計の1分06秒0はコースレコード。今年も開幕週の馬場で行われるため、良馬場なら高速決着になりそうです。速い持ち時計があるかどうかCBC賞での重要なポイントです。

小倉芝1200mの実績は重要です

昨年のCBC賞を勝ったファストフォースは前走、桂川ステークス(3勝クラス・京都芝1200m)は8着でしたが、前年8月に西部スポニチ賞(2勝クラス・小倉芝1200m)を勝利していました。コース実績があるかどうかも重要です。

軽斤量の3歳馬に注目

昨年は3歳馬が2頭出走、1番人気のヨカヨカは5着に敗れましたが、2番人気のピクシーナイトは2着に好走しました。CBC賞はハンデ戦なので、3歳馬の斤量は少なからず有利になる傾向があります。

牡馬・牝馬ともにトップハンデの馬が好走

昨年3着のアウィルアウェイは5歳の牝馬で、ハンデは55.5キロと実質トップハンデでした。牡馬でハンデが最も重かったタイセイビジョン(57キロ)も4着と善戦しました。

【CBC賞2022予想】本命馬情報

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【アネゴハダ】前走3馬身差の圧勝

父キズナ。母イニシャルダブル。母の父ウォーエンブレム。

前走由比ヶ浜特別(2勝クラス・東京芝1400m)は、中団に控えて追走、直線仕掛けられてからの反応が抜群で、33秒4のメンバー中最速上がりの末脚で抜け出し後続との差を3馬身に広げての圧勝でした。

今回は2度目の芝1200m、前回は小倉2歳Sで3着に入線した実績があります。

芝1600mではパフォーマンスは下がりますが、芝1200mへの距離短縮はプラスになると思われます。

格上挑戦になりますが、前走3馬身差の圧勝した実力があればCBC賞でも十分に勝ち負けになることが推測されます。

【タイセイビジョン】直線勝負

父タートルボウル。母ソムニア。母の父スペシャルウィーク

昨年のCBC賞は33秒3の末脚を使いましたが4着。

京阪杯(G3・阪神芝1200m)は、後方14番手から追い込み2着。

春雷S(L・中山芝1200m)は、4角11番手から32秒8の鬼脚で差を詰めて2着。

芝1200mの重賞、オープンで勝ち負けした走りは実力がついてきたことを十分に示しています。

小倉芝1200mは逃げ、先行タイプが有利なコース、直線距離が293mと短いので、差して届かずになる可能性がありCBC賞では着までの可能性があると思われます。

【ファストフォース】昨年日本レコード

父ロードカナロア。母ラッシュライフ。母の父サクラバクシンオー。

今年のCBC賞と同じ小倉開催だった昨年は、勝ち時計1分6秒0の日本レコードでファストフォースが優勝しました。

今年も開幕週で前が残りやすい高速馬場が予想されます。

昨年はハンデ52キロで恵まれた感はありますが、日本レコードを出した小倉芝1200mなら、56キロに斤量が増えたとしても勝ち負けになる可能性が十分にあると思われます。

【テイエムスパーダ】斤量48キロ

父レッドスパーダ。母トシザコジーン。母の父アドマイヤコジーン。

デビュー2戦目のフェニックス賞(OP・小倉芝1200m)は、勝ち馬ナムラクレアと0秒1差の2着。

ナムラクレアが次走小倉2歳Sを勝ったことを考慮すれば、フェニックス賞のレースレベルが高かったことがわかります。

あざみ賞(1勝クラス・小倉芝1200m)は、約半年ぶりの休養明けをあっさりとクリアし、2着馬に3馬身差をつける圧勝で潜在能力の高さを示しました。

前走皆生特別(2勝クラス・阪神芝1200m)は、2番手で先行。直線余力十分に抜け出すと2馬身半差をつけて快勝しました。

CBC賞は前走の斤量52キロからさらに4キロ減の48キロです。

今回は格上挑戦ですが、小倉芝1200mでは、3戦2勝、2着1回と実績の実績があり、先行力があるので、開幕週の前が残りやすい馬場も大きなプラスになりそうです。

【モントライゼ】コース替わりで

ダイワメジャー。母ムーングロウ。母の父Nayef。

3歳時には、小倉2歳S(G3・小倉芝1200m)を2着、京王杯2歳S(G2・東京芝1400m)を2番手先行から抜け出して優勝、デビュー4戦目で重賞を勝った資質馬です。

昨年はファルコンS(G3・中京芝1400m)で3着に好走。

ここ3戦は2桁着順ですが、先行してからスピードを持続できる能力が高く、小回りで直線が短い小倉芝1200mへのコース替わりで、高いポテンシャルを発揮してくることが推測されます。

【CBC賞2022予想】穴馬情報

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【スティクス】持ち時計優秀

父ロードカナロア。母ペンテシレイア。母の父ネオユニヴァース。

ここ3戦は2桁着順に敗れていますが、全4勝を芝1200mで逃げ切って勝っているスプリント能力が高い馬です。

2021年のCBC賞小倉芝1200mの勝ち時計の1分06秒0はコースレコード。

今年も開幕週の馬場で行われるため、良馬場なら高速決着になりそうです。

昨年の3歳以上1勝クラス(小倉芝1200m)を1分06秒9の速い時計で逃げ切った実績があり、高速決着が予想されるCBC賞で斤量52キロなら巻き返してくる可能性は十分にあります。

【ロードベイリーフ】距離延長

父ヴァンセンヌ。母ショウナンアオバ。母の父キングカメハメハ。

父ヴァンセンは現役時代に安田記念2着に入線した実績があるスピード馬。

父ヴァンセンの母フラワーパークは高松宮杯(G1)とスプリンターズS(G1)のスプリントG1を2勝した屈指のスプリンターでした。

前走の韋駄天S(OP)は10番人気でしたが、持ち前のスピード能力を発揮して2着。

芝1200mで4勝を挙げているので前走からの距離延長に懸念はありません。

【カリボール】スピード能力

父ジャスタウェイ。母レイズアンドコール。母の父サクラバクシンオー。

前走の芦屋川S(3勝クラス・阪神芝1200m)は、中団に控えて追走、勝負所で上がっていき、直線で外へ出されると、うまく馬郡を割って伸び、抜け出して勝利しました。

強烈な末脚があり、差し馬に有利になるハイペースになれば、良い走りが可能です。

母レイズアンドコールはアイビスサマーダッシュ3着。

母の母モーリストンベルはハニムーンH(米G3・芝8.5F)3着。半兄モンドキャンノは京王杯2歳S(1着)、朝日FS(2着)で優れた牝系からスピード能力を受け継いでいます。

【スマートリアン】距離短縮

父キズナ。母スマートオーシャン。母の父Mr. Greeley。

これまで1600mから1800mを中心に使われてきました。

年齢を重ね若干ずぶ差が出てきていますので。芝1200mへ距離短縮で大きく変わってく可能性があります。

【タマモティータイム】1発大穴

父ロードカナロア。母チャームポット。母の父フジキセキ。

昨年小郡特別(2勝クラス・小倉芝1200m)を1分07秒4の好時計で逃げ切って勝利しています。

全3勝を小倉芝1200mで挙げている小倉巧者。

今回斤量50キロで、これまでよりもパフォーマンスを一気に上げてくる可能性は十分にあります。

最近の暑さは牝馬に有利になると思われます。

【CBC賞2022予想】血統情報

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【アネゴハダ】母系からスピード

父キズナ。母イニシャルダブル。母の父ウォーエンブレム。

ストローハット(ユニコーンS)やマルカソレイユ(JRA5勝)の近親、母の母ウォートルベリーはジャンロマネ賞など重賞を3勝。

母父ウォーエンブレムはケンタッキーダービーなど米国G1を3勝、種牡馬として国内で9頭の重賞勝ち馬をだしています。

末脚が鋭いタイプでG1以外ではすべて掲示板を確保、母系からスピードを受け継いでおり、小倉2歳S(G3)で3着しているように、スプリントレースでも十分勝ち負け可能な血統配合です。

【タイセイビジョン】マイラー血統

父タートルボウル。母ソムニア。母の父スペシャルウィーク

ノストラダムス(障害OP勝ち)の半弟で、母ソムニアは函館2歳Sの3着馬です。

近親に同じハニードリーマー牝系でダートG1・4勝のユートピアがいる血統です。

父タートルボウルはフランスG1ジャンプラ賞の優勝馬、種牡馬としてはフランスで2頭のG1馬をだしています。

父タートルボウルの影響でマイラー体形です。馬郡は苦にせず、脚捌きが上手く、牝系特有の一瞬の瞬発力でどこからでも差せる一瞬の脚があり、時計のかかる馬場の方が走れるタイプなので開幕週の馬場は若干割引が必要かもしれません。

マイラー体型で牝系特有一瞬の瞬発力があり、どこからでも差せます。

【カリボール】スプリント資質

父ジャスタウェイ。母レイズアンドコール。母の父サクラバクシンオー。

モンドキャンノ(京王杯2歳S)、ラクアミ(JRA3勝)の半弟、母レイズアンドコールはアイビスサマーダッシュの3着馬。

父がジャスタウェイで母のスプリント資質を強く受け継いでいるのでスプリントレースに適した血統配合です。

【スティクス】非凡なスピード能力

父ロードカナロア。母ペンテシレイア。母の父ネオユニヴァース。

テルモードーサ(JRA3勝)の半妹で、母ペンテシレイアはロジユニヴァース(日本ダービー)の全妹という良血馬です。

3代母のソニンク牝系にディアドラ(秋華賞)やソングライン(安田記念)など多くの活躍馬がいます。

ロードカナロア×ネオユニヴァースはジョーカナチャン(アイビスサマーD)やグランデマーレ(JRA4勝)と同じです。

ロードカナロアとGreen Desertから高いスピード能力を受け継いだ血統です。開幕週の馬場は非凡なスピード能力を発揮できます。

【メイショウチタン】短距離の血脈

父ロードカナロア。母ラルティスタ。母の父マイネルラヴ。

父ロードカナロアは、芝1200mのG1を5勝した最強スプリンター。

6年で重賞53勝、内G1を14勝と種牡馬としても大成功しています。

母の父マイネルラヴはスプリンターズSを優勝、国内で6頭の重賞勝ち馬を排出しています。

父系、母系ともに短距離の血脈でスプリント適性が高い血統です。