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さて、今回は、2022年秋のG1シリーズの第7戦、ジャパンCの検討の1回目です。

 

※ 検討の切り口・その1

 

 日曜日に行われるジャパンC。

 府中芝2400Мを舞台として行われる3歳以上の馬のG1レースです。

 

 2022年ジャパンCの検討の切り口の1つ目は、ここ5年のジャパンCの結果とします。

 

 まず、ここ5年のジャパンCの結果を振り返り、気になる要素は、以下のとおりです。

 

 ア 連対した10頭のうち、1番人気から4番人気までの上位人気馬が8頭

   1着馬は、1番人気から4番人気までの上位人気馬が4頭。

 

 イ 1番人気の馬は、3-0-1-1。

 

 ウ 連対した10頭のうち、前走が天皇賞(秋)であった馬が4頭で、前走が秋華賞であった馬が2頭。

 

 エ 連対した10頭のうち、4歳以上の馬は6頭で、6歳以上の馬はなし。

   6頭のうち5頭が、その年の大阪杯、天皇賞(春)、宝塚記念、天皇賞(秋)のいずれかに出走し、3着以内の実績があり。

   残りの1頭が2021年2着のオーソリティ。この馬は、3歳時に青葉賞で1着、2021年にアルゼンチン共和国杯をハンデ57.5キロで1着と、府中芝コースの2400М超のG2レースで1着の実績があり。

 

 オ 連対した4歳以上の馬6頭のうち4頭が、過去に、府中芝2400Мが舞台の日本ダービー、オークス、ジャパンCのいずれかに出走して3着以内の実績あり。

 

 カ 連対した10頭のうち3歳馬は4頭。4頭とも、春のオークスか日本ダービーで連対した実績あり。

 

 キ 連対した10頭のうち、それまでのジャパンCで3着以内に好走した馬が4頭。

   2017年1着のシュヴァルグランは2016年に3着。2019年1着のスワーヴリチャードは2018年3着。

   2020年1着のアーモンドアイは2018年1着。2021年1着のコントレイルは2020年2着。

 

 ク 連対した10頭のワク順でいうと、1ワク5頭、2ワク1頭、3ワク1頭、4ワク2頭、5ワク1頭。

 

 まず、上記の要素のアを踏まえて、上位人気馬をチェックすることにします。

 土曜日の段階では、1番人気から3番人気までをダノンベルーガ、シャフリヤール、ヴェラアズールの3頭が競り合っています。4番人気は、ヴェルトライゼンデのようです。

 

 となれば、これら4頭に関して、当ブログなりに評価していくことにします。

 

 ダノンベルーガに関しては、上記の要素のカからして、府中芝2400Мの日本ダービーで4着に敗れた点が引っ掛かります。ただし、前走が天皇賞(秋)という点はプラス材料ですし、そこで3着という実績を勘案すると、G1レースで好走するだけの力がある馬と考えることができますから、ダノンベルーガを相手候補とします。

 

 シャフリヤールに関しては、今年になってから、国内のG1レースは天皇賞(秋)のみで5着であったことは、上記の要素のエからして、マイナス材料です。

 

 ただし、シャフリヤールは、今年になってから、海外G1レースのドバイシーマクラシックで1着になっています。国内G1レースでの3着以内の好成績がなくても、海外G1レースの1着で補っていると・・・考えることはできそうに思います。

 

 そして、シャフリヤールは、3歳時に日本ダービー1着、ジャパンC3着と、府中芝2400МのG1レースで好走していることは、上記の要素のオとキからは、プラス材料と考えます。

 

 以上を勘案して、シャフリヤールは、軸馬候補兼相手候補とします。

 

 ヴェラアズールに関しては、これまでG1レースに未出走。また、昨年のオーソリティのような府中芝2400М超でのG2レースでの好成績もありません。

 したがって、現時点では、上位人気馬である点だけしか評価できないわけです。

 このため、現時点では、ヴェラアズールの評価は保留としましょう。

 

 ヴェルトライゼンデに関しては、今年になってからG1レースには未出走ですし、前走がオールカマーですから、上記の要素のウとエからは、良い材料は見当たりません。

 

 ただし、3歳時に、日本ダービーで3着、中京芝2200Мが舞台の神戸新聞杯で2着、今年になってから、左回りの中京芝2000Мで行われた鳴尾記念で1着と、左回りの重賞レースで好走した実績がある馬です。

 

 特に、3歳時の日本ダービー3着の実績は、上記の要素のオからして、そして、上記の要素のクからして、内ワクの2ワク3番に入ったことがプラス材料と考えますから、ヴェルトライゼンデを相手候補とすることにします。

 

 また、上位人気の馬以外では、8ワク18番のボッケリーニが気になる馬です。

 

 2021年2着のオーソリティが、府中芝2500Мが舞台のアルゼンチン共和国杯をハンデ57.5キロで1着の実績があった馬であったところ、ボッケリーニは、これまた、府中芝2500Мの2022年目黒記念をハンデ57.5キロで1着の実績があります。

 また、府中芝コースでは、2戦2勝。

 

 ということで、ボッケリーニも相手候補に加えることにします。

 

 

※ 検討の切り口・その2

 

 検討の切り口の2つ目は、2022年秋のG1シリーズの結果とします。

 

 スプリンターズSの結果は、1着がジャンダルム(騎手は荻野極騎手)、2着がウインマーベル、3着がナランフレグ(2022年春のG1レース1着馬)で、枠連は1-4、3連単は2→7→6でした。

 

 秋華賞の結果は、1着がスタニングローズ(騎手は坂井瑠星騎手)、2着がナミュール(騎手は横山武司騎手)、3着がスターズオンアース(2022年春のG1レース1着馬)で、枠連は4-4、3連単は7→8→9でした。

 

 菊花賞の結果は、1着がアスクビクターモア(2022年春のG1レース3着馬)、2着がボルトグフーシュ、3着がジャスティンパレス(騎手は鮫島克駿騎手)で、枠連は2-7、3連単は14→4→17でした。

 

 天皇賞(秋)の結果は、1着がイクイノックス(天皇賞(秋)と同距離の2022年皐月賞2着馬鞍上は、C.ルメール騎手)、2着がパンサラッサ(2022年海外G1レース1着馬、天皇賞(秋)と同距離の2022年札幌記念2着馬)、3着がダノンベルーガで、枠連は2-4、3連単は7→3→5でした。

 

 エリザベス女王杯の結果は、1着がジェラルディーナ(エリザベス女王杯と同距離の2022年オールカマー1着馬・鞍上は、C.デムーロ騎手)、2着がウインマリリン(鞍上は、D.レーン騎手)とライラック(騎手は、M.デムーロ騎手)の同着で、枠連は7-8、3連単は18→13→15、18→15→13の2通りでした。

 

 マイルCSの結果は、1着がセリフォス(マイルCSと同距離の2022年富士S1着馬・鞍上は、D.レーン騎手)、2着がダノンザキッド、3着はソダシで、枠連は2-5、3連単は10→3→6でした。

 

 上記のデータだけで考えますと、スプリンターズSから菊花賞までの3レースでは、

 

ア 今年の春のG1レースで好走した馬に注意、

イ 4ワクの馬、馬番7番の馬に注意、

ウ 20台の若手騎手が鞍上の馬に注意

 

という感じだったのが、

 

天皇賞(秋)とエリザベス女王杯では、

 

エ 鞍上が外国人騎手の馬に注意、 

オ 2022年になってから、当該G1レースと同距離の国内G1レースかG2レースで連対した実績がある馬に注意。

カ 馬番が3番、13番の馬に注意、 

 

に変化してきたような感じがします。

 

 ただ、ジャパンCでは外国馬が4頭もいて、エの要素に該当する馬は多くなりますから、ジェラルディーナとセリフォスを参考として、「前走で連対」と「今回、外国人騎手に乗り替わり」の馬に絞り込むことにします。

 

 そうしますと、

 

 エの要素から絞り込んだところからは、ヴェラアズール。       

 

 オの要素からは、京都大賞典1着のヴェラアズール、2着のボッケリーニ。  

 

 カの要素からは、ヴェルトライゼンデ、テーオーロイヤル。

 

 名前が挙がった馬のうち、検討の切り口のその1でも名前を挙げたヴェルトライゼンデ、ボッケリーニを相手候補として維持します。

 

 そして、エとオの両方で名前が挙がったヴェラアズールは、これまでの実績からしてデアリングタクトやボッケリーニよりも人気がなくても不思議がないのに、3番人気までの上位人気に支持される可能性が高そうな馬です。

 なるほど、京都大賞典でのゴール直前の脚色は素晴らしいものがありましたから、軸馬候補兼相手候補とします。


 

 

※ 今週も

 

 現段階では、軸馬候補兼相手候補は、シャフリヤール、ヴェラアズール。

 相手候補は、ダノンベルーガ、ボッケリーニ、ヴェルトライゼンデ。

 

 現段階での馬券の組立ての方向性としては、枠連を買う場合には、シャフリヤールとダノンベルーガが同居した7ワクを重視。

 

 また、馬連を買うならば、シャフリヤールとヴェラアズールの組合せである6-15をはずさないようにするとともに、人気薄のボッケリーニと上位人気の馬との組合せを忘れないようにしたい、というところです。

 

 ということで、いったん時間をとって頭の中の整理をした上で、検討の2回目に馬券を組み立てることにしますので、ぜひ、検討の2回目もご覧ください。

 

 

      ←  現在、39位くらい。

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