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さて、次回の検討の予定は、諸般の事情により、5月2日の天皇賞(春)ではなく、5月1日の青葉賞となります。



 

※ 先週のフローラSの結果を踏まえて、青葉賞を検討する

 

 先週のフローラSの結果は、1着が、鞍上がルメール騎手で前走がフラワーC5着のクールキャット(5番人気)、2着が前走がクイーンC11着のスライリー(14番人気)、3着が前走がフラワーC3着で、昨年暮れの阪神JF3着馬のユーバーレーベン(2番人気)でした。

 

 当ブログでは、阪神JF3着馬のユーバーレーベンを軸馬の1頭とし、相手の1頭としてクールキャットを挙げることはできましたが、スマイリーの2着は思いつきませんでした。

 結果としては、スマイリーにたどり着くことができず残念でしたが、例えば、14番人気のスマイリーの好走という結果を踏まえて、青葉賞の検討を進めることには、それなりの意味があるはずと考えます。

 

 手前ミソになりますが、昨年秋のローズSでのムジカの2着好走という結果を踏まえて、1週後の神戸新聞杯を的中できたことがありましたので、ここは、2匹目のドジョウを狙って、5月1日の青葉賞の検討を進めることとします。


 

※ スマイリーについて考える

 

 フローラSで好走したスマイリー

 

 過去、重賞レースである札幌2歳SとクイーンCで2ケタ着順と成績が振るわなかったばかりか、2歳1勝クラスの赤松賞でも、1着になったアカイトリノムスメ(桜花賞4着馬)から0.9秒差の7着にとどまっており、今回のフローラSでも14番人気にとどまっていました。

 にもかかわらず、フローラSでは、3番手追走から早めに2番手に上がるという先行策をとって、見事2着に好走し、オークスの優先出走権を獲得しました。

 

 私は、スマイ―リーについて、府中芝コースが舞台の赤松賞とクイーンCで振るわなかったので、府中芝コースへの適性は低く、ましてや、速い時計での決着が続いていた4月25日の府中芝コースのレースでは、ディープインパクト産駒にはかなわないのではないかと思い込んでいました。

 

 しかしながら、レース後の今となって、この馬の成績を改めて確認しますと、昨年6月の府中芝コースの芝1800Мの新馬戦で、3番手追走の先行策をとって1着になっているではありませんか。

 

 しかも、スマイリーの血統を確認しましたら、母の父がディープインパクトです(!)。

 

 ならば、オークスの際の馬場状態にもよりますが、フローラS同様、先行策をとれた場合には、ゴール前まで頑張ってくれる可能性がありそうに思えてきました。

 オークスの検討の際に思い出せるよう、自分でも祈りつつ(笑)、ここに記しておくこととします。

 

 

 さて、青葉賞の検討に役立てるべき、スマイリーが持っている要素として、何を考えるべきか。

 

 これまでの成績からすると、「①新馬戦を勝った後に、②重賞レースで敗れ、③その後、1勝クラスのレースで2勝目を挙げて、④改めて重賞レースに戻ってきたが、その重賞レースで敗れた馬」が、人気を落としたが、距離が延びて好走したということになります。

 

 もちろん、以上のことは、私の主観的な分析結果に過ぎず、既に間違っている可能性があると思いますが、仮にイイ線いっていると仮定しますと、青葉賞の出走予定馬の中に、よく似た馬がいます。

 

 キングストンボーイとレインフロムヘヴンの2頭です。

 いずれも、「①新馬戦を勝った後、②重賞レースに挑んで敗れて、③その後、1勝クラスのレースを使って2勝目を挙げて、④改めて重賞レースを使ったが、そこで敗れた馬」ということになります。

 

 しかもです。

 キングストンボーイの鞍上は、フローラS1着馬のクールキャットの鞍上と同じルメール騎手です。

 私は、調子が上がってきた時のルメール騎手は、連続して重賞レースで活躍をするような印象を持っていますので、青葉賞、そして、天皇賞(春)では、大いに期待ができると考えています。

 

 また、レインフロムヘヴンの勝った新馬戦は、府中芝2000Мで、そこで、先行策から早め先頭という積極策をとって1着になった馬ですから、何となくですがスマイリーに似ているところがあります。

 

 さらにです。

 キングストンボーイの前走の共同通信杯といえば、1着が皐月賞1着馬のエアフォーリア、2着がスプリングS1着のヴィクティファルス、3着が毎日杯1着のシャフリヤールという、上位入線馬が次走の重賞レースで軒並み好走している馬ばかり。

 共同通信杯5着のステラヴェローチェも次走の皐月賞3着と好走していますから、共同通信杯4着馬で、2着のヴィクティファルスと3着のシャフリヤールとは小差だった「キングストンボーイは、3歳馬限定の重賞レースを勝ってもおかしくはない馬」という評価をしたいと思います。

 

 レインフロムヘヴンも、2戦目の府中芝2000Мの百日草賞で、皐月賞馬のエアフォーリアと0.2秒差の2着に好走していますから、エアフォーリアを物差しにすると、「3歳馬限定の重賞レースで好走するだけの力」がありそうに思えます。

 まあ、東京スポーツ杯2歳Sの大敗は気になりますが、前走のスプリングSは重馬場だったのが敗因だと考えれば、今回の青葉賞の馬場状態いかんでは、新馬戦や2勝目を挙げたフリージア賞の時のように先行策をとって、スマイリーのように好走しても不思議はないと思えます。

 

 あとは、「①新馬戦を勝った後に、②重賞レースで敗れ、③その後、1勝クラスのレースで2勝目を挙げた馬」であるアオイショーも気になる馬です。

 

 そこで、スマイリーについて考えて着目した要素からは、キングストンボーイ、レインフロムヘヴン、アオイショーの3頭を軸馬候補または相手候補として選ぶことにします。


 

※ クールキャットとユーバーレーベンについて考える

 

 フローラSで見事1着となったクールキャット。

 

 この馬に関しては、「当ブログのフローラSの検討記事」でも記したのですが、新馬戦を勝った後、1勝クラスのレースを1度も使わずに、オープンクラスのレースを使ったきた1勝馬であるということが特徴です。

 

 また、ユーバーレーベンも、クールキャットとよく似た馬です。

 あえていえば、2歳時にオープンクラスに上がった馬という点で、クールキャットと異なるのですが、ユーバーレーベンも「重賞レースの出走経験があって、1勝クラスのレースに出走したことがない馬」であります。

 

 いや、もっと突き詰めると、「①新馬戦を勝った後、②重賞レースだけを使ってきた馬」と考えることも可能なのですが、そうしてしまうと、青葉賞出走予定馬に該当する馬がいないので、条件を緩めて、「①新馬戦を勝った後、②オープンクラスのレースだけを使ったきた馬」としましょう。

 そういう条件ですと、青葉賞出走予定馬の中では、アランデルが似たタイプの馬といえます。

 

 また、さらに条件を緩めて、「①1勝目をあげた後、②オープンクラスのレースだけを使った来た馬(1勝クラスのレースを使ったことがないが、オープンクラスのレースの出走歴がある馬)」と条件を広げますと、おそらく、青葉賞で上位人気に支持されるであろうワンダフルタウンも該当することになります。

 

 ワンダフルタウンに関しては、昨年11月の京都2歳Sで1着になった後、5か月の休養を挟んで、府中芝2400Мの青葉賞に出走するのですし、今回の青葉賞で優先出走権を獲得できなくとも、獲得賞金の関係でダービーに出走できる可能性がある馬ですから、仮に1番人気に支持されるようでしたら、思い切って・・・もアリと思いますが、現時点では、候補馬としましょう。

 

 ワンダフルタウンに関しては、新馬戦で、あのダノンザキッドに約3馬身差の2着と差を付けられたとはいえ、3着のテンバガー(後の京成杯2着馬)に2馬身差を付けた馬ですから、この馬も「3歳馬限定の重賞レースで好走するだけの力」はあると評価するためです。

 

 ということで、クールキャットとユーバーレーベンについて考えて着目した要素からは、アランデルとワンダフルタウンを軸馬候補と相手候補として選ぶことにします。


 

※ 現時点では・・・

 

 以上のとおり、軸馬候補と相手候補として、キングストンボーイ、レインフロムヘヴン、アオイショー、アランデル、ワンダフルタウンの5頭を選択しました。

 

 これら5頭の中に、上位人気が予想されるワンダフルタウンとキングストンボーイが残っていることは、本命党を自称する小生にとっては、ありがたいことです。

 

 現時点では、ある理由から、これら5頭の中では、この馬が一番良さそうに思うのですが、いかがでしょうか。

 

(↓ 理由と馬名は、こちらに記しました)

 

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