<ロープウェイで標高1190mの朝陽台へ>
全国的に有名な湯の山温泉背後の三重・滋賀県境に位置する御在所岳(1212m)は、以前、「巨大カロリーメイト石(負れ石)」や蒼滝、カモシカの記事で触れたが、その山を上る御在所ロープウェイの山上公園駅側の朝陽台には、「天空の鳥居」と呼ぶべき、木造の鳥居がある。
今までこの鳥居について触れなかったのは、登山(往路は中道コース)当日、朝陽台一帯にガスがかかっており、展望が皆無で、天空の鳥居たる写真が撮れてなかったため。
もし晴れ渡っていたなら、伊勢湾から富士山までも見通せていたかも知れない。但し、鳥居があっても付近には神社はなかったと思う。石仏はあった。
また、近年は「御在所岳 天空の鳥居」でネット検索すると、入道ヶ岳山頂の天空の鳥居がヒットする。当方は’90年代初頭、その山にも登ったことはあるが、当時、そんな鳥居はなかった。’00年代に設置されたようである。
当方が御在所岳へ登った目当ては負れ石、登山リフト、日本カモシカセンター(今はない)等だったが、往路に利用した負れ石がある中道コースはどの登山ガイドブックでも大体復路として紹介されている。
これは勾配を考慮してのことだと思われるため、山屋以外は、往路、麓から御在所ロープウェイで山上公園駅まで上り、朝陽台、見晴台、富士見岩展望台等で展望を楽しんだ後、リフトに乗って山頂に上がり、復路は徒歩で長者池から御嶽神社を巡り、朝陽台を経て中道コースを下り、蒼滝(落差50m)を見物して湯の山温泉街へ下れば、楽々下山回遊登山を楽しむことができるだろう。
尚、御嶽神社も完全な天空の鳥居ではないものの、社殿側や斜め後ろ、ある程度離れた所等から撮ると、やや、それっぽい写真になる。
その角度で写真を撮ってないのは、’93年当時、「天空の鳥居」という言葉は一般に使用されることはなく、当方自身もあまり鳥居には興味なかったため。
また、長者池は明治末に発見され、その発見者は池の主である八大龍王から霊力を授けられ、財を築いたということから、パワースポットでもある。
前述のカモシカの記事で述べたように、日本カモシカセンターがなくなった今日でも、御在所岳周辺がニホンカモシカの生息地であることに変わりはないので、たまに登山道沿いや、ロープウェイ山上公園駅付近等に出没することがある。
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