高知県と愛媛県のモアイ像 | 次世代に遺したい自然や史跡

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毎年WEB初公開となる無名伝承地や史跡、マイナーな景勝・奇勝を発表。戦争遺跡や鉄道関連、坂本龍馬等の偉人のマイナー伝承地も。学芸員資格を持つ元高知新聞主管講座講師が解説。

[ストーンヘンジや「燃えよドラゴン」遊びも]

全国各地には、イースター島にあるモアイ像のレプリカ的像や模造像を設置した箇所があるが、四国四県にも存在する(商業施設等の看板的像を除く)。外観が本家に酷似しているのは、香川県高知県のもの。

 

四国で一番大きな本格的レプリカ像があるのは香川県で、次に大きいのは高知県、徳島県、愛媛県と続く。イースター島本家の像の総高は4~5mのものが主だが、高知のものでも3m~4mありそうである。

愛媛県のものは人の背丈位だったように記憶しているが、近くにはストーンヘンジを小さくしたものや、ブルース・リーの「燃えよドラゴン」の鏡の間を想起させるものまである。

 

<高知県のモアイ像>

設置場所:太平洋霊園(高知市)

像の数:2体

高知競馬場の南方、長宗我部元親の初陣時の戸の本合戦場跡西方の高台(県道14号西側)にある太平洋霊園南端(上段)に2体の巨大モアイ像が立ち、太平洋を遠望している。

なぜ霊園にモアイが?と怪訝に思うかも知れないが、「モアイ」とは「未来に生きる」ということを意味する言葉故、死んでも魂は未来永劫、子孫を見守る、という思いを込めているのかも知れない。

尚、ネットでは小さいモアイ像がいくつもある旨、あったが未確認。管理事務所もあるため、墓参以外での行動は気が引ける。開門時間帯は8時か8時半から夕方まで。

 

<愛媛県のモアイ像>

設置場所:夕日のミュージアム中庭(伊予市)

像の数:3体ほど

‘90年代の双海町時代、「夕日を町の観光名所に」という奇想天外な発想で誕生した、ふたみシーサイド公園と夕日のミュージアム。その狙い通り、これらは観光名所になり、「恋人の聖地」や道の駅指定も受けている。

この一角に3体のモアイ像があるが、入口にはカップルに人気のアーチ門「幸せの鐘」もある。

更に夕日のミュージアム屋上にはカップルが鍵を掛ける箇所もあり、更に本物を4分の1サイズで再現したイギリスのストーンヘンジもある。その中のドルメン石の下に夕日がくるとフォトジェニック。

また、その側のミュージアム壁面のガラスは鏡のように反射しており、映画「燃えよドラゴン」のラストシーンに出て来た鏡の部屋を彷彿させる。上半身裸になり、「燃えよドラゴン」遊びをしても面白いかも。但し、ミュージアム内にいる人からは白い目で見られること間違いなし。

 

余談だが私は、TOHOシネマズのショップでブルース・リーのカレンダーを見つけると必ず買っている。外国製のため、祝日表示がないので使用はしないが、中高年世代にとってブルース・リーは永遠の憧れだから。

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