「世界の何だコレ!?ミステリー」が変わった訳(ヤラセの果てに) | 次世代に遺したい自然や史跡

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毎年WEB初公開となる無名伝承地や史跡、マイナーな景勝・奇勝を発表。戦争遺跡や鉄道関連、坂本龍馬等の偉人のマイナー伝承地も。学芸員資格を持つ元高知新聞主管講座講師が解説。

<新たに判明したロケスタッフの悪行>

世界の何だコレ!? ミステリー」ファンは気づいていることと思うが、今年の春先位(初頭位だったかも)から「衛星写真で見つけた謎エリア」コーナーが殆ど放送されなくなった。放送されたとしても、目的地への「到達過程」の映像は流されず、目的地周辺のみの映像しか流されないようになった。

 

このようなスタイルになる兆候は今年初頭位からあった。ある回、冒頭で今回の目的地は比較的近い距離にある旨のナレーションがあったのだが、去年まで毎回、長時間かけ、悪戦苦闘しながら到達するスタイルだったことからすれば、違和感を覚えた方も多いだろう。

 

それ以降の回では、「到達過程」映像は3分位しか放送されなくなり、最後には全て放送されなくなった。このようなスタイルになったのは、去年起こった『世界の果てまでイッテQ』のやらせ騒動と当方のブログが関係しているのではないかと思えてならない。

 

去年、当方は番組側が言い逃れのできない数々の根拠を挙げ、「衛星写真で見つけた謎エリア」コーナーはほぼ100%大なり小なりのヤラセがある旨の記事を何度か投稿し、このままではイッテQの二の舞いになると警告を発した。

 

そしてある時期、それらの記事のアクセス数が上がったことがあった。このように明確な根拠・証拠を多数挙げ、同コーナーをヤラセだと断じた者はネットでは殆どいない(ように思えるが、検索できないだけかも知れない)

 

過去の当方の記事を閲覧していない方もいると思うので、再度簡単に説明すると、同コーナーでは、目的地に行くのに故意に最も遠回りになるコースを選び、直通のロングコースがない場合は、数キロ位離れた所でタクシーを降り、全然違う道を歩く等して、最低3時間以上かけて目的地に到達する「探検演出」という名のヤラセをしていた、ということ。中には本当は徒歩10分位で行けるコースしかない目的地もあった。

 

更に到達過程に於いて、「謎」の構造物があったような映像を流しても、その構造物の詳細を事前に知った上で、敢えてそこを通るルートを選び、目的地に行ったケースもあった。

 

番組でヤラセ疑惑が挙がると致命的で、最悪の場合、放送中止にもなり兼ねない。それ故、番組側ではヤラセ疑惑が表面化しないうちに、放送スタイルを変更したのではないだろうか。

 

ところで昨日、同コーナーでも取り上げられた高知県越知町横倉宮(下の写真の断崖裏)のある横倉山の南中腹に行ってきたのだが、去年、紹介したヤラセの「証拠」がまだ他にもあった。

 

その横倉宮もグーグルマップを拡大すると神社名が出ることや、最短コースで行けば30分で到達できること、サンシャイン池崎とロケスタッフが辿ったコースの起点等について、去年の記事で紹介したが(→「世界の何だコレ!?ミステリー」の横倉宮でのヤラセ)、更にロケスタッフはコース沿いの造林作業請負機関や地権者を愚弄するような発言をしていたことが判明した。

 

スタッフは敢えて悪路にタクシーを誘導し、地形図等には載っていない更に悪路の作業車道が右手に現れると、その道を上るよう、タクシー運転手に指示した。タクシーの車体や腹が傷つくこと等はお構いなしである。

 

タクシーの運転手がもうこれ以上走行できない旨言うとスタッフらはしぶしぶ歩き始めるが、行く手にトラックや重機が現れると理不尽に腹を立てた。

 

「こんな作業車等があると秘境感が出ないじゃないか!邪魔だから即刻、皆、どかしてくれ。」と。

なんたる身勝手か。人様の土地に勝手に入っておいて、映像の邪魔だから皆、どかせろとは一体何様のつもりか。なぜ造林作業者たちがヤラセの片棒を担がないといけないのか。

 

去年の記事では、番組が好きだからこそ、敢えてヤラセを指摘し、「真実の感動」を与える番組作りをしてほしい旨、綴ったと思うが、今日、それを撤回する。

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