[至近距離の熱帯魚群や「日本のウユニ塩湖」的浜]
徳島県阿南市の橘湾と共に「阿波の松島」と呼ばれ、室戸阿南海岸国定公園に含まれる海陽町の水床湾は、透明度の高い美しい海であることから「南海の宝石」とも呼ばれている。
珊瑚礁の広がる海には熱帯魚も生息しているが、特筆すべきは、熱帯魚を始めとした小魚の群れが岸壁のすぐ下を泳いでいる点。スキューバをしなくても、肉眼で魚群を捉えることができる。
水床湾沿い道路は過去何度も車で通過したことはあったが、「四国のみち~水床探求のみちコース~」のコースマップの表紙写真等を見て、水床湾のエメラルドグリーンに心惹かれるようになった。
中でもかつて海面に浮かんでいた海賊焼き料理店「みとこ龍宮荘」があった入江は特に美しく、熱帯魚等の小魚の群れが、手を伸ばせば届きそうな至近距離の岸壁下を泳いでいる。底が透明なカヌーやカヤックに乗ると、海中の楽園を見ることができるだろう。
入江の最奥部は白砂の浜になっているが、やや遠浅地形になっているため、浜に薄い水の膜が張ったようになっており、「日本のウユニ塩湖」的写真も撮れるだろう。背後の沖合には小島群も浮かんでいるため、フォトジェニックな写真が撮れる。
そこへのアプローチは、以前紹介した「謎の階段」南のY字路を南東に折れ、ほどなくして現れる三差路をまた東に折れる(左折)。その道路の終点に数台分ほどの駐車場がある。
駐車場から奥の陸地の突端にかけての海面を覗き込むと、体長数センチほどの何千何万匹もの魚群を見ることができる。
白砂の浜へは、道路を少し引き返すと、海岸へと降りる階段があるので、それを利用する。
探訪日は風が少々あり、時間帯もあまりよくなかったため、海面に太陽光が反射したり、山影が写る等したが、カメラに偏光フィルターを装着すると良い。
この旅行では、複数の歩道沿いの展望台や美しい浜、海食洞等を探訪したので、今後、投稿していきたい。
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