[演出とヤラセの混同]
今、「世界の果てまでイッテQ!」のヤラセ問題がラオス政府をも巻き込む大問題になっているが、「世界の何だコレ!?ミステリー」もその二の舞にならないか心配している。
イッテQ出演の宮川大輔は何も知らないでヤラセに巻き込まれた、言わば「被害者」だが、先日述べた何だコレの小島よしお等の芸人は、知った上での愚行だから「加害者」になる。尤も、加害者になりたくてなった訳ではないと思うが。
断っておくが、当方は何も目くじらを立てているのでない。目イルカ、いや、目メダカ程度しか立てていない。「世界の何だコレ!?ミステリー」をほぼ毎週見ているからこそ、番組のことを慮って心配しているのである。
これらの問題を「ただのバラエティー番組に於ける演出」という見解を示す者もいるが、当該国政府を巻き込むとそれだけでは済まされない。更に懸念することは、番組内のあるコーナーでヤラセが発覚した場合、他のコーナー、ひいては番組全体が「ヤラセ番組」なのでは、と視聴者から思われることである。こうなると番組のみならず、出演者の好感度も下がることになる。
例えば先日の「世界の何だコレ!?ミステリー」は前回述べたように、取材班と小島よしおはこれから登るルートに現れる廃墟(滋賀県大津市比良山系)について知っていた。そして敢えてそれらが点在する遠回りルートを選び、「取れ高」(撮れ高)としてロープウェイの駅跡の廃墟を撮影してから目的地へ向かった。
何ヶ月か前に放送された徳島県美波町の千羽ロープウェイ跡の廃墟は、グーグルマップですぐ近くまで車道が通じているのを確認していたにも拘らず、何キロも手前でタクシーを降り、何時間もかけて「悪戦苦闘」して目的地に到達したという演出ならぬヤラセを行った。
このように「衛星写真で見つけた謎エリア」コーナーで度重なるヤラセがあると原田龍二の座敷童コーナーもヤラセではないかと思ってしまう。例えば前回、定点カメラに映った障子に映る動く光には違和感があった。光の大きさや動き方もオーブのそれとは明らかに異なる。尚、当方はこれまで何度も触れたように、過去何回も心霊体験はしている。
原田が別室で帰り支度をしている時、座敷童が出るという部屋のオルゴールが勝手に鳴ったということで、スタッフがカメラを持ってその部屋に入って行ったが、果たして原田がその部屋を離れた後、スタッフはどうしていたのか。どこで何をしていたのか。
もはや「演出という名のヤラセ」は通用しない、ということを全局の番組制作者は肝に銘じるべきではないだろうか。
「そんな当たり前のこと、ブログで書くようなことか」等の批判コメントは掲載しないので悪しからず。そのような輩は低俗な2チャンネル等にでも書き込むが良い。
好きな番組は疑いながら見たくはないが、ついついいつも見てしまう、という方は次のバナーをプリーズクリック。