アメリカと日本を拠点に、ボランティアやチャリティー活動を一つ越えた『社会貢献事業』に携わっています。青少年の社会貢献プロジェクト教育指導員として、活動家として、そして未来社会に生きる子どもを育てる親として気になる事、学んだ事をブログってます。
小6年生以下の生徒を対象にした面白い調査報告を見ました。膨大な宿題量、受験勉強、塾通いなどが子どもに与えるストレス度を調査したもので、将来の不幸の根源だとか??頭のいい子に育て、いい学校に進学し、いい就職先に就き、幸せな人生を送って欲しい、と思うのはどの時代のどの親も考えることですから、その準備をしてあげる事が「ダメージ」だなんて、ちょっとショッキングですね?この研究は小学生が受けるストレス、親の育児方針、教育現場での教育のあり方、学ぶメリットはどこから生まれるのか、現代の親子関係、全国模試結果など、様々なデータを専門家がはじき出したものだといいます。この話しを聞いて私が思った事を書きます。子供たちの幸せの土台になるのは一体何でしょうか?土台がなければ幸せも不幸せの塔も建ちません。幸せや成功の塔を建てるには幸せの土台がいるのではないかと私は思います。小さな子どもは親の喜ぶ姿を見て、自分が何をすれば喜ばれるか学んでいきます。“転んでも泣かないと喜んで貰える”、“テストで100点とったら喜んで貰える”と言う具合に。よく「うちの子がどうしても塾に通いたいっていうから」とか「英語を習いたいって自分から言い出して。。。」と聞きますが、それは「うちの子は勉強して成績がいいと私が喜ぶので、私を喜ばせるために塾に通いたいと言うのよ」かもしれませんよね。例えば、全く宿題もなく、試験もテストもない、あげくの果てには通知表もない、学校から来るのはあなたのお子さんがどういったすばらしい人間性を持っているか、どういった可能性を持っているか、どんな努力をこの1年したか、どれだけ他人を思いやる心を養えたか、どんな新しい自分を発見したかという評価だけだとしたら、どんな評価を望みますか?(次を読む前にちょっと自分のお子さんの一番素晴らしい所を思い浮かべてみて下さい)その、あなたの今の答え、あなたのお子さんにとって一番大切な事だと思いませんか?なのに、どうして社会的に評価してあげるシステムが存在しないのでしょう?頭が良い、成績が良い、よい学校に進学する、安定した企業に就職するのにはもしかしたら、数字の評価で十分かもしれません。でも、上には上がいるのです。100点を取って安心を得てきた子(あるいは親)、成績トップに座する事で自信を積み上げて来た子、目標の進学校に入る事が幸せをつかむ条件だと信じてきた子や親は、テストの結果が90点の時、トップに立てなかった時、希望の進学校に入れないと分かった時、もはや数字で自分を評価されたくなくなった時、果たして何がこの子供たちの(親たちの)支えになっていくのでしょうか?親や教師に数字以外で人間性を評価された経験のある子は数字の評価が崩れても、自分に対しての自信を見失わずに進んで行けます。自分に対する信頼感と自信、そして、「100点じゃなくても、お父さん、お母さんは僕を私を絶対に信じてくれている、愛してくれている」という親との絆、これらの土台があってこそ、幸せの塔が建っていくのではないかと思います。それから、親自身が「幸せ」のモデルになってあげる事も大事です。回復しない経済、最悪なる失業率、10代の子供たちの現状をみていると、数字だけで人間丸ごと判断してきた日本の進学のしくみの弱点が浮き彫りになってきたような気がしてなりません。こんな時代だからこそ、しっかり子どもと向き合って、幸せの土台作りに貢献していきたいものです。人気ブログランキングへにほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村一人でも多くの子育てに携わる人と出会えるよう、ご協力お願いします。
ビーチに突如現れた野生の馬達!!映画に出てくるような美しいワンシーンなのだけど、ちょっと異様でした~。
ドームはやっぱいいな~。
ボランティアで6月は東京で、7月は札幌の小学校で『英語で地球人』というコンセプトの授業をやっています。内容は、国際理解、国際交流、社会参加意識を小学生レベルに噛み砕いたもので、それを英語の授業と抱き合わせでやっています。アメリカの小・中・高校で授業をする時もそうですが、私のスタイルは生徒に「教えない」がモットー。子供に考えさせるには、教えないのが一番だからです。1から10まで事細かく教えられる小学生活を経て、中学校で詰め込み学習3年間を過ごした子供は、高校に入った頃には自分で考える力がすっかり衰えてしまっています。最近、注釈やグラフィックのない文字だけの教科書3ページを解読してまとめる、という作業ができない高校生が増えています。何に注意して読み、何を暗記し、どのように答えを出すかを指示されないと勉強ができないのです。なので、私はあえて教えません。生徒に考えてもらい、生徒に答えを出してもらいます。たとえ間違っていても、まずはその答えをもとに行動してもらいます。間違いに気がついたら、何で間違ったのかも自分たちで結論を出してもらいます。そして、こどもが疑問を持つ環境、その??について質問できる環境を与えていくようにしています。何故なら日本の子供は、まず質問できないのが現状です。これは教育指導してゆく上で、非常に重要な事だと思っており、真剣にその対策に取り組んでいます。質問できない、という事はどういう事なのでしょうか?1 恥ずかしくて手を上げられない2 間違った質問をするのが怖いので質問できない3 何を質問してよいのかわからない4 興味がないので質問する必要がない「36-8X2」の答えを出すために考えたり、徳川家康が天下統一した年号を思い出すために考えたりする事には慣れているものの、先生から「◯◯くんは36-8X2の答えをかけ算を使わずに計算できると思う?」とか、「徳川家康が天下を取るという夢を抱いてから実現するまで何年かかったと思う?」「不憫で孤独な幼少時代を竹千代(徳川家康)はどうやって生き抜いたんだと思う?」という角度から質問すると、頭が真っ白になってしまう子が少なくないのです。質問とは、全体、あるいは部分的に理解をした上で不明な点、納得のいかない点を自分の視点で把握してなければ質問が出来ないもので、理解していないと質問ができないのです。理解していないと、何をどう聞いていいのかわからないからです。更に、質問するには想像力が必要です。例えば、白いボールを見せて、「これは黒いボールです。何か質問ある人?」と聞いた場合、「どうして先生は白は黒だと言うのか?」想像出来なければ質問にまで至りません。多くの生徒は「先生は間違っている」と結論を出してしまいます。その白いボールは白い塗料が塗られているが本とは黒いボールなのかもしれないし、催眠術をかけて黒いボールを白く見せているのかもしれないし、白から黒に色が変わるボールかもしれないのに、「白は黒でない」と想像力を断絶させてしまっているのです。そんなアホな事を学校で教えてどうする?とお思いの方もいるでしょう。でも、考える力、想像力は人間の原点です。それがあるから、人間はほ乳類の中でも常に進化し生涯発展し続けられる生き物です。こども達の考える力を引き出す教育者、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんが、今、もっともっと必要です。想像力が生きる、伸びる力へと変化していきます。考える力が幸せを手に入れる能力への変化していきます。質問できる能力が成長と発展、夢実現へと導きます。教えない教育は忍耐力との勝負。そして人一倍想像力があるクリエイティブでなければなりません。今夜もまた、教えない教育プログラムを制作しながら夜が更けていきます。。。
20数年前も同じような心苦しい画像を何年にも渡って見た記憶があります。自然界の言葉なき、声なき訴えがここに見えます。私たちに、今、何が出来るのでしょうか?
久々のセントラルパークの朝焼けショットです。「さぁ、今日も頑張ろー」という気にさせてくれます。このブログを読んで下さっている皆さんの今日の元気に、明日の元気になってくれるといいな。
Dave Rastovich の海を守る活動団体、Visual Petition http://www.visualpetition.com/slippages/home.phpフリースタイルプロのラスタこと、デイブ・ラストヴィッチは、2007年から海の環境に取り組んで活動をしています。彼の活動を映画化した作品がこちら、『Minds in Water』太地町のイルカ猟の現状を世界中の海を愛するサーファーに知ってもらいたいと2007年に日本に来た時の体験談を語っています。昨年のプロサーファー・アワードで海の環境を守るために貢献した事が認められ、チェンジメーカー賞を受賞したラスタ今、日本人として何をすべきなのか考えてみたいですね。→このパコを詳しく見るランキングに参加しています。1クリックして頂けると、とっても嬉しいです!にほんブログ村にほんブログ村
<ドミニカ共和国編(ハイチ編はこの記事の1つ前にアップしています)高級観光リゾートの美しいビーチが続くラ・アルタグシア州にあるプンタカーナ。空港や観光産業、高級不動産業など多くのビジネスオーナーはヨーロッパ人。この島に1492年、ヨーロッパ人が始めて上陸し、「小さなスペイン」(Hispañola)島と新たに名づけた。その後二度の植民失敗の後、1496年にコロンブスの弟バルトロメ・コロンによってサント・ドミンゴが建設され、「新大陸」初のスペイン植民地となった。先住民は金鉱山で酷使され、疫病の流行もあってラス・カサス神父の告発も虚しくそのほとんどと言っていいほど死んでしまった。サトウキビのプランテーションがカナリア諸島から導入されると、多数の黒人奴隷をアフリカから連れてきて足りない労働力を補った。1882年から黒人のウリセス・ウーロー大統領が独裁を開始した。ウーローは黒人という立場でありながらも、白人寡頭支配層の反目を突いて大統領に就任した。しかし、拙劣な政策を積み重ね、政権末期の外債はとても一国では支払えない程の膨大なものとなっていた。ウーローは1899年に暗殺され、以降しばらく混乱状態が続いた。アメリカ海兵隊の上陸(1916年)1906年にドミニカ共和国は、ウーロー大統領後の混乱収拾と列強に対する債務返済のため、アメリカ合衆国が50年にわたりドミニカ共和国の関税徴収を行う代わりに債務返済の保証をするという提案を受け入れ、事実上の保護国となった。この時期ハイチも対仏賠償や各国への債務が返せず財政難と混乱が続いた。第一次世界大戦時、両国の内政混乱に付け込み列強(特にドイツ帝国)が手を伸ばすのを避けるため、アメリカ軍は1915年にはハイチに、1916年にはドミニカ共和国に出兵して両国を占領した。両国は米軍支配下で債務を返済し、経済基盤や政治を改善し大規模農業を導入し、有力者の私兵や軍閥に代えて強力で統一された警察や国軍を作るが、これが後に両国の軍部独裁の種となる。1924年の選挙でオラシオ・バラスケスが大統領に選出され、同年7月にアメリカ軍は撤退した。(ウィキペディアより)プンタ・カーナから2時間ほど西内陸部に位置するラ・ロマーナ州はまるでアフリカのサバンナなのよう。乾いた平地が永遠に続く。ドミニカ共和国の6割の国民が水道や電気といった基礎的生活文明にアクセスできない生活をしている。ここ、シャポン河近郊のサトウキビ畑の農民は9割以上が今もなおランタンで生活をしている。牛もやぎも水牛も放牧状態で、熱さを凌ぐため、川に入って顔を洗っていると、牛も入って来る。現地の農家のおじさんもお風呂代わりに入って水浴びをしている。この地域で学校に通える子供たちは少ないとおじさんは言う。農家の手伝いや家畜の世話をするので学校に行っている暇はないし、一番近い学校で車で40分かかるという。もちろん、車を持っている人はこの地域ではごくわずか。教育を受けずにどのように生活を向上させて行く事ができるのだろうか。おじさんは言う。「生活の向上?そんな贅沢は言ってられない。今晩、子供たちに食べさせる食糧を確保できるか、それで精一杯だ。明日も生きてゆくこと、そのためには今までしてきた事を毎日繰返すのさ。先祖がそうしてきたように。」“明日も生きてゆくこと”という言葉に胸が詰まった。更に西に1時間ほど行くと、小さな州、ラ・ベガ州に辿り着く。貧困状態は多少異なるが、基本的に貧困地帯であることはやはり変わらない。ここでは、サトウキビ畑も、コーヒー畑も、土地と人々を潤す川もない。タバコ農園がどこかにまだ残っていると聞いて探してみたが見当たらなかった。路上で水を売っていた男性にどこでその水を汲んできたのか聞いてみると、「現地人には飲めるが、観光客には向いてない水」だと言う。一日いくらくらい水を売って稼げるのか聞いてみたら、たった30円程度。それでも十分1-2日食べられるくらいになると言う。学校に行った事があるかと尋ねると、不振そうな顔つきで、「何のために?」と逆質問されてしまった。そう、今日生きていくために精一杯のこんな生活環境の中で、学校に行って何の役に立つのか。。。学校教育を受ける事が“裕福なこと”であったり、せっかく受けた教育を生かすことが出来ない社会構成であったりした場合、学校に行く、という私たちには当たり前のような行動は全く意味を持たないことになる。「教育」が生かされない社会。。。私は、サバンナでシャワーを浴びられない日々も、ジャングルで野生動物と一緒に川で行水しなくてはならなくても、ほとんどまともな食にありつけない日があったとしても、数日経てば食べたいものをたらふく食べ、何十リットルもの水を使ってお風呂に入り、使いたい放題電気を使って便利で贅沢な生活に戻る事ができる。しかし、貧困地帯で生活する人々は、明日も明後日も貧しく不憫な生活をしていかなければならない。中には、明日生きていられるかわからない状態で生活している人々も世界には何千、何億人と存在する。そして、そのほとんどの人々がその貧困から脱出することなく、次の貧困世代を残してこの世を去っていく。。。その繰り返し、、、何十年、何世代と。。。こういった社会問題は、募金やチャリティーオークション、奉仕活動(衣食住を与えるボランティア)やデモでは解決しない。社会的問題を病んでいる人に例えるならば、病人の気持ちを癒すボランティアだけではその人の病いは回復しないのと同じ。医師の管理のもと、適切な処置が必要であり、病人自身がリカバリーに向けて自己管理してゆく指導が必要であり、また回復する為に薬も出してもらわなければ治らない。そして、最も大切なのは、掛かってしまった病気を完治させる事だけでなく、その病人が再び同じ病に陥らないような健康管理システムを組み立てる事が最も重要。貧困問題も全く同じアプローチ、プロセス、ゴールが必要だということをもっと多くの人々に知ってもらいたいと心から願っている。→このパコを詳しく見るランキングに参加しています。1クリックして頂けると、とっても嬉しいです!にほんブログ村にほんブログ村
ハイチハイチ共和国はカリブ諸島の一つ、イスパニョーラ島西部に位置する共和制国家である。東にドミニカ共和国と国境を接し、カリブ海のウィンドワード海峡を隔てて北西にキューバが、ジャマイカ海峡を隔てて西にジャマイカが存在する。1804年に独立したラテンアメリカ初の国家かつ、アメリカ大陸で二番目の国家であり、世界初の黒人による共和制国家でもあるが、独立以来現在まで混乱が続いている。(ウィキペディアより)2010年1月12日に発生したマグニチュード7.0の地震で戦後最悪とも言われる大きな被害が発生し、およそ30万人が死亡したと報告されている。2ヶ月以上経った今も、復旧・再建活動が難航している。しかし、この国の問題は地震災害によるものだけでないのが本当の「問題」。ハイチの歴史は"Corrupted Nation" 脱落国家の歴史と呼ばれている事が物語っているように、もともと崩壊していた政権をこの大災害と共に立て直すには金銭的支援だけでは難しいのが現実。例えば、アメリカは年間1万3千人以上ものハイチ人を移民として受け入れている他、’95からの15年間でおよそ1500億円の資金援助をしている。しかし、この美しいカリブ海に浮かぶの数多く島(国)の中でも、キューバとハイチは独裁制裁者による崩壊政権が長い間横行し続けた結果、国家としてサステナブルに自立していけない「脱落国家」に陥ってしまっており、政権を改憲、再建してゆくには時間とお金だけでは解決しそうにない。地震前、国連のハイチ部隊は現地の安全対策と警察機関の立て直しに10数年を費やしていた状況で、10年かけてやっと犯罪者を犯罪者として罰せられるシステムを改善したのにも関わらず、この地震でこれらの囚人が脱獄。強盗、殺人、レイプが病院施設や救済キャンプ施設で日常茶飯事のごとく横行しており、とても恐ろしい状況。いくら救済基金が集まっても、この国の背負う傷は癒えないと実感してドミニカ共和国に入ったのでした。ちなみに、ハイチはフランス語(以前フランス植民地)、ドミニカ共和国はスペイン語(スペイン植民地)。国連の報告によると、アメリカのセレブたちによるチャリティーや、世界中の人義活動家たちの手助けもあってか、3月中旬までに世界中からおよそ1460億円の基金が集まっており、国連の予想では復旧資金として更に2000億円が必要になると見込んでいる。現在、およそ100万人以上の市民がホームレスで路上暮らしを強いられている他、被災者キャンプで暮らす人々の安全も危うい状態だとハイチの国連代表はため息を漏らしている。世界中の被災地・戦地で活躍する移動医師軍の「ドクター・ウィザウト・ボーダー」の報告によると、現地でのバイオレンス=犯罪、特にレイプ犯罪などが急増しつつあるという。ハイチの悲劇はまだまだこれから長く続きそうだ。写真:http://www.flickr.com/photos/bbcworldservice/ / CC BY-NC 2.0この国に必要なのは、勿論、復興作業に必要な資金である事は明らかである。人々の安全、水、食糧、住居の確保も当然のごとく必要である。がしかし、それ以上に、一つの独立国として、基金や国際援助だけに溺れることなく、国民がサステナブルに自立していける「システム」を再建していく事が何よりも重要視されるべきだと再確認させられた3日間であった。次回はドミニカ共和国編です。お楽しみに!→このパコを詳しく見る左のバナーのランキングにも参加してます。1クリック応援してもらえると、すごーく嬉しいです! Thank You!
アメリカで話題沸騰中の『食』についてのドキュメンタリー映画、『FOOD INC.』「(映画のナレーションより)たった過去50年の間に、我々の食生活は大きく変わった。これは過去1000年の間に食生活の変化とは比べ物にならないほどの変化を遂げたと言っても過言ではない。食文化が変わったのでなく、食品業界が変わったと言ってもいいだろう。食品業界は今あなたが口にしているものについて知られたくないから、情報を公開しない。もし知られたら、きっとあなたは二度とそれを口にすることはないと知っているからだ。」http://www.youtube.com/watch?v=mf4ZmfjyEvI&feature=player_embeddedPureInsanity00 さんのyoutubeページより引用視聴者の声:「トマトが赤いのは、エスリン・ガスを振りかけて色づけしているなんて知らなかった。チキンが人工食用ニワトリで、誕生から死ぬまで太陽の光を見る事ない環境で育てられ、しかも生産率を上げる為に薬品や餌の調合で1年分の成長を3ヶ月で済むように調整しているとは驚きだ。そしてその肉が何で消毒されているって?聞きたくない話しを聞いてしまったと最初は思ったが、自分の口に入るものがどこで誰にどのような環境で育てられ、収穫されたものなのか「知る」事が消費者の責任だと思い直した。自分の健康、家族の健康に真剣だからこそ、ちゃんと知っておきたいと思った。」この映画に登場する一人の心ある農夫の言葉が印象的だった。その農夫は言う「農家の人々は皆、自分たちが作る物に誇りを持っているものですよ。太陽に感謝し、雨に感謝し、期日が来れば出荷するニワトリ一羽、豚一頭、キュウリ一本にも誇りと愛情と感謝が込められている。だから昔の食品は栄養価が高く、人々の健康維持に欠かせない健康食だったんですよ。でも今は、食料品会社が農家を自分たちの利益のために支配し、何をどう育てるか決めてしまう。農民たちにあえて新しい農機具や薬品などを買わせて借金を背負わせ、身動きが出来ないようにしている会社も多いなんてもっての他だ。そして、農家は食料品会社の下請け工場化し、感謝も愛情もない「物」が生産され、それを食べる人々はどうなってると思う?あれだこれだと様々な健康障害や病気に掛かっている。その「物」を生産するために使われる化学薬品で環境も汚染されている。どうだろう、もし、感謝と愛情に満ちた食品を皆が食べられるようになったら、健康問題も、保険問題も、環境問題もなくなるかもしれないよ。」日本の食品業界には、この映画で暴露されているような「隠された食品のウソ」がない事を祈りたい!にほんブログ村にほんブログ村
(秋にほぼ同じスポットで撮った写真)みなさんにとって2010年が実り多き一年となりますように!にほんブログ村にほんブログ村
子ども・青少年の『教育』は何よりも大切だと思っている私にとって、心が痛い思いをするのは、その大切な教育をまともに受けられない環境にある子どもたちが日本で、そして世界で増加の傾向にあるという事です。しかし、自分が貧困でない限り、貧困問題は自分と関わりのない、可哀想な人たちの問題だと認識している人がとても多いのが残念です。アメリカやアフリカの貧困問題について論議する機会が多い私ですが、よくぶち当たる壁は貧困者の「自己責任論」がまかり通ってしまっている事です。では、貧困問題の自己責任とはいったい何でしょうか?これは実話です。15歳のライラちゃんは、イラク戦争で家を失い、両親を失い、従兄弟たちと共に難民キャンプに追いやられ、そこで学校はもっての他、人間以下の生活を強いられています。飲み水もトイレも満足な家も食糧もない場所で生活しています。みなさんはライラちゃんに、「残念だけど、イラクは石油があるから戦争利益があるから、この戦争は止められない。しかも、イラクにはテロ組織が潜入しているというイメージが強く、イラクの人々はみんなテロリストのように見える。苦しんでいても「自業自得」だと思っている人も多い。イラクに生まれたのはあなたの自己責任だから、水も食糧も衣類も教育もないだろうけど、何とか自分で生きて行きなさい」と言えるでしょうか?ライラちゃんの責任って何でしょう?ライラちゃんの責任を追求する前に人間として果たさねばならない私たちの“責任”は問われなくていいのでしょうか?イラクの人々の貧困生活の背景にはこのような数字が隠されています。イラク戦争に費やしている国の軍事費は2001年以来53兆円。アメリカ一世帯のイラク戦争負担金額は年間で41万円。そして。。。イラクの人たちは救われているかというと。。。開戦以来今日までのイラク市民の推定犠牲者数 最大112万人::イラク国内の難民数 350万人:現在、イラク国内の失業率は25-40%。(大恐慌時の米国失業率は25%)イラク国民の70%は水道水が利用できない暮らしをしている。イラク国民の80%が公衆衛生サービスのない環境で暮らしている。イラク国内にある180の病院のうち、90%が基礎治療・外科治療設備を欠いている。イラク国民の79%が有志連合軍の駐留に反対している。イラク国民の78%が、総合的にみて事態が今後も悪化すると考えている。では、このイラク戦争でアメリカ国民の生活がどう変化しているかを数字で表すと:アメリカの貧困層人口、13億人。イラク戦争が始まってから貧困問題はますます深刻化。国が年間に支出している貧困対策費、結果的貧困関連費は日本円でおよそ550億円。国家予算の3分の1はイラクの人々を苦しめる軍事費に、そして予算全体の4分の1を占める550億円を費やし、更なる貧困層を増加させています。更には貧困層が貧困層から抜け出せるような循環型対策ではないため、貧困対策資金が第2次貧困問題を生み出しています。どちらもとてもおかしな話しです。日本でも最近話題が尽きない貧困問題。貧困層を撲滅させる目的で国が取り組まなければ、日本の貧困問題も立て直しが効かなくなるほど深刻化、複雑化してゆくこと間違いありません。支援=お金も勿論大切ですが、それだけでは貧困問題は解決しません。現在の貧困は次世代への受け継がれていくからです。今の政治体制で解決出来ないのであれば、政治体制を、法律を、憲法を変えるくらいの勢いが必要なのではないでしょうか。食べる事に不自由したことのない政治家に貧困問題をどうやって理解してもらうのか。あたかも他人事のような貧困問題が、いかに日本の将来に深い影響があるのかを、「自分の問題=国民としての責任」として提示してゆくのか、それも大切な「貧困問題対策」なのではないかと思っています。私はボランティア仲間100人と協力して、オバマ大統領、55州の議員、各都市の市長に毎月、手紙を書いて送っています。子供たちも参加しています。2010年はボランティアを200人に増やし、手紙の変わりにEメールで60秒ビデオレターを毎月送る事になっています。権力者に聞こえない声を聞いてもらい、見えない苦しみを見てもらうためです。にほんブログ村にほんブログ村
ところで今の携帯電話、何年使っていますか?過去5年間に買い替えた携帯は何個ありますか?その携帯電話はどこに行きましたか?日本では全人口の84%、およそ10,749万が携帯電話を使用していると発表されています。という事は、最低でも1億個の携帯電話が現在使用されている事になり、眠っている使用済み携帯電話を見積もると、現在日本には1億3~4千万個の携帯電話が存在すると予想されています。ちなみに、アメリカでは年間で1億3千万個の携帯電話がゴミ化しているそうです。携帯電話や電子機器に使われるコルタン(コロンバイト・タンタライトの省略名)という鉱石の事ご存知ですか?携帯電話などの表面に使われるコーティング物質です。どこで採掘される鉱石だと思いますか?日本?中国?アメリカ?いえ、アフリカのコンゴ共和国です。(世界地図で見てみて下さい。ウガンダとルワンダに隣接しています)世界のコルタン採掘量の80%が、ここコンゴ共和国で採掘されているそうです。ちょっと考えてみて下さい。世界のコルタン採掘量の8割近くが一つの国に集中しているということを。そして、それがどういう意味かという事を。コンゴ共和国ではコルタンなど採掘される鉱石を巡って紛争が勃発し、違法採掘が横行し、国連が関与できないほど悲惨な人権問題が慢性化し、多くの人々の命が、森林が、そして多くの野生動物の命が奪われ続けてきました。コンゴ共和国で犠牲になった人々、およそ500万人以上。これまでにコンゴに生息していたマウンテン・ゴリラの95%が犠牲となっています。森林はデータが出せないほどのスピードで破壊され、原住民の貧困度は悲惨で、水も食糧もない人間以下の生活環境を強いられています。更には地元の女性、子どもたちはニュースでは口に出来ないほど残酷な性的虐待を受けていると報告されています。これは、決して「その昔」の話しではありません。今もなお続いています。これは携帯電話や電子機器を使う事を止めればいいという問題ではありません。解決方法のまず第一歩は、大手の電子機器製造会社(実例でなく仮に例をあげると、Dell, Sony, Nintendo, Panasonic, Nokia, Ericson, などの電子機器メーカー)がコンゴ共和国の自然を、野生動物を、そして人間を犠牲にして違法に採掘された鉱石を購入しないよう、私たち消費者が具体的な対策を国に、政府に求めていかなければなりません。それから、事実・知識の供給と普及啓発をしていかなければなりません。誰が今持っている携帯電話とアフリカの悲惨な紛争や野生動物絶滅の危機とが関係あると考えたでしょうか。そんな代償を支払って私たちの生活が豊かにそして便利になっているなどとは思ってもみないことですよね。これを機会に、いらなくなった携帯電話を正しくリサイクルしてみたり、コンゴ共和国について、あるいは鉱石の流通について学んでみたり、マウンテンゴリラを含むアフリカの絶滅に危機に瀕している野生生物について学んでみたり、あるいはそうして得た知識を社会奉仕活動や国際協力活動に繋げてみませんか?にほんブログ村にほんブログ村人気ブログランキングへご協力お願い致します!
ティーンドラマ『シークレット•ライフ』の出演者が全米の学生にフード•ドライブ(缶詰や乾燥食品)を集めて寄付するよう呼びかけている現在、私が関与している高校2校、小•中学校3校では大規模なフードドライブが行われています。今週の水曜日にボランティアチームが最寄りのフード•バンク(貧困層に欠かせない食料銀行)に寄付に行きます。水曜日までにどれだけ集まるか生徒たちは楽しみにしています。明日はこの奉仕活動に参加している生徒さんたちのお父さんお母さんたち向けに、同じ『貧困問題』トピックで説明会を開きくことになっています。その説明会の一部を一足先にここでご紹介します。『信じたくない子ども貧困の真実』●昨年、アメリカ国内の貧困人口はおよそ4千万人、そのうち1400万人が18歳以下の未成年だった●ニューヨーク市は貧困層と最も裕福な人口層とのギャップは最も大きい都市である●ニューヨーク州では5人に1人の子どもが貧困層で生活しているなぜ、貧困とは無縁のあなたとって、この貧困問題が重大な問題であるかというと:毎年貧困層で成長した子ども一人に対して、あなたが国に貧困代価として支払っている金額は$12000(およそ124万円)どういう事かというと:●貧困層の新生児の死亡率は1.6 倍 (誰がその医療費を支払っていますか?)●貧困層の3分の1がが正当な医療保険、健康保険を保持していない(誰がその責任をとっていますか?)●貧困層の子供たちが落第する確率はおよそ2倍(教育費、教育関連費は誰が支払っているのでしょう?)●3.7倍の貧困層の子供たちは高校卒業前に退学、大学進学率は2分の1(この子供たちが貧困層に留まり、更に次ぎの貧困層を生み出す確率95%)●3倍以上の貧困層の子供たちは警察のお世話になったり、法律で裁かれる機会が多い(彼らの犯罪の代償を誰が支払っているでしょう?)●貧困対策団体に政府が支援基金として出資している金額は年間10億円。しかし、その全てが実際に貧困対策に活用されているか把握出来ていない●以上、アメリカ合衆国が毎年、貧困層対策代価として支払っている総額は、なんと日本円で550億円!貧困問題、とくに子どもの貧困問題は、単に『自分とは関係ない』恵まれない子どもの問題ではない事が分かってもらえるはずです。今日はみなさんの貧困問題を根本から見直す、考え直す機会にして頂きたいとおもっています。今、皆さんのお子さんたちが一生懸命フードドライブで、この貧困問題に立ち向かって行こうとしています。足りない食糧を供給する奉仕活動ですが、私のねらいは、食糧を供給し続けても貧困問題は解決しない、と気づいてもらうところにあります。そこで、ぜひお父さん、お母さんに協力して頂きたい事が3つあります。(次の項目に続く。。。)(説明会内容ここまで)生憎、日本国内での貧困問題の細かい数字を持ち合わせていないので、このフォーマットを利用して日本の子どもの貧困問題を提唱できないのが残念ですが、根本的な貧困問題の『核』は国を問わず同じだと信じています。どなたか、以上のような日本の貧困問題に関するデータをお持ちの方いらっしゃいませんか?ワンクリックにご協力お願いします。人気ブログランキングへにほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村
全米でおよそ1700校あまりの学校が加盟しているグリーン・スクール同盟という団体が主催する、グリーン・サミット2009ー第2弾ーがニューヨークのとある私立高校で開催されました。中高校生、教師陣、父兄、環境専門ジャーナリスト、エコビジネスのトップリーダーたち、およそ300人余りで会場は埋め尽くされていました。一個人が家庭でエコ暮らしを5年した場合の二酸化炭素削減率は、一つの学校がエコ節減運営を13ヶ月した場合とほぼ同じなんだそうです。(もちろん、どのような規模の学校かにもよると思いますが)だとしたら、個人単位のエコを一切放棄して、全国の学校、オフィスビルを完全エコ化した方が二酸化炭素削減には効果的ということ!?ゴア氏の新著、Our Choice の話題も出ていました。ゲスト•スピーカーの方が『私たちの子どもの世代、その先の世代たちが背負わなければならない環境問題は日に日に深刻化しています。でも、今始めればまだ間に合う事が沢山あります。最悪の事態を回避できるチャンスがあるのです。私たち大人がデータの細かい数字一つが真実かどうか検証するのに時間をかけている間に、今、若者が動き出しています。次回のICPP の報告書を待っていられないと言います。そう、今、です。今、何が出来るのかです。2030年、2060年になって2009年を振り返ってみた時、『あの時代の人々が◎◎をしてくれたお陰だ』と次の世代から感謝してもらえる世代になりましょう!それには、今から、です。。。」とおっしゃっていました。皆さんは、今、何を始めますか? にほんブログ村にほんブログ村
瞑想中の息子。。。この後、国語(英語)の宿題ならぬ「課題」をやっていたのですが、この日のテーマは、「ない物、ない事を絵と文字で表しなさい」でした。小学2年生の息子はシリアル(コーンフレーク)の箱と一つの缶詰の絵を描き、「(世の中には)皆にあたる十分な食料がない」と注釈を入れていました。果たして瞑想のお陰か。。。(瞑想スポットの演出も本人によるもの)
こちらで2日前に発売になったアル・ゴア氏の最新本です。これは、日本で先月出版された『アル・ゴアからのメッセージ:デジタル情報革命から環境エネルギー改革へ』と同じ内容なのでしょうかね。今、読んでいる本が他に2冊あるので、まだプロローグしか読んでいないので、そこが不明です。『アル・ゴアからのメッセージ』を読んだ方いらっしゃいますか?ゴア氏からのメッセージの一部(本書より):「アフリカにはこのような言い伝えがあります。“早く行きたいのなら、一人で行きなさい。でも、もっと遠くに行きたいのなら、皆で一緒に行きなさい” 私たちは今、早く、そして遠くまで行かなくてはならないのです。もちろん、それは簡単な事ではありませんが、同時に私たちにはこの様々な地球環境問題を解決するという素晴らしい選択が出来るのです。私たちがこの選択を実現させ、成功へと導いていけると心から信じています。」It is now abundantly clear that we have at our fingertips all of the tools we need to solve the climate crisis. The only missing ingredient is collective will.Properly understood, the climate crisis is an unparalleled opportunity to finally and effectively address many persistent causes of suffering and misery that have long been neglected, and to transform the prospects of future generations, giving them a chance to live healthier, more prosperous lives as they continue their pursuit of happiness.Our Choice gathers in one place all of the most effective solutions that are available now and that, together, will solve this crisis. It is meant to depoliticize the issue as much as possible and inspire readers to take action—not only on an individual basis but as participants in the political processes by which every country, and the world as a whole, makes the choice that now confronts us.There is an old African proverb that says, "If you want to go quickly, go alone; if you want to go far, go together."We have to go far, quickly.We can solve the climate crisis. It will be hard, to be sure, but if we can make the choice to solve it, I have no doubt whatsoever that we can and will succeed.—AL GOREにほんブログ村
私のハロウィーンはこんな感じでした。学校では。。。夜の街では。。。子どもたちは100個以上のチョコレートやキャンディーを貰って歩き回って疲れ、大人はその同伴とパーティーでワインを飲みすぎて疲れて帰ってきて、今、ヤンキーズの試合を観ながらのんびり家族みんなでくつろいでいま~す。
今週はセントラルパークの紅葉がピークです。いつもは窓からみたセントラルパークを紹介していますが、今回は公園の中から撮ったスナップを集めてみました。ニューヨークで一番美しい季節・秋の紅葉シーズンです。にほんブログ村
セントラルパークの写真をもっと見たいというリクエストにお応えします。朝、6時10分~7時頃までのショットです。 にほんブログ村