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映画「きさらぎ駅」ネタバレあらすじと感想

インターネットの2ちゃんねる掲示板の都市伝説をもとに映像化した物語。びっくり系のホラー作品、ネットフリックス鑑賞です。

アマゾンプライムビデオ他でも配信中。エンドロール後もしっかり見ましょう。

2022年制作・日本・82分・G

監督 永江二朗

脚本 宮本武史

ネタバレ度40%(後半ネタバレ度90%

あらすじ

2004年、「はすみ」という女性がこの世にない「きさらぎ駅」という異空間に行った事を掲示板にリアルタイム投稿。

その後、書き込みが止まり、人々は神隠しなのか・・と恐れていた。

「きさらぎ駅」について大学で民俗学を研究する女子大生の堤春奈(恒松祐里)は卒業論文にしようと決意。

「きさらぎ駅」の投稿者「はすみ」と言われている女性/葉山純子(佐藤江梨子)と会い、話を聞けることに。

もっと知りたい方

90%のネタバレ感想

arasuji.hateblo.jp

レビュー読むと当時の掲示板ファンの方は厳しい意見が多かったですね。それだけこの話題は有名で怖かった様子。

私は全然、知らなかったのですがまあ、B級ホラーと思って視聴。

正直、びっくり系の内容で怖くなかったですけどラストだけが良かったです。

ラストで「見て良かった」と、思える作品でした。あれがなければ「何、これ?」的なストーリーだったかも。

都市伝説的なストーリーを映像にするのは難しいだろうし、期待に応えるのも大変だったかと。

でも映像的にはほんと怖くなかったですね(^^;;

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ストーリー

高校教師/純子が終電に乗っていてふと、気がつくと車内の様子が変わっていました。

電車はないはずのトンネルを通過・・駅に止まらないので仕方なくきさらぎ駅で降りることに。

降りたのは若者3人組(翔太、美紀、大輔)、会社員、女子高校生/明日香(本田望結)がいました。

明日香はなんと純子の高校の生徒でした。

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付近は民家があるものの無人

きさらぎ駅で降りた純子の周囲で妙な出来事が起こり始めます。

若者3人組が揉めはじめ、大輔に異変が・・。

そして祭りのような太鼓の音が聞こえて、会社員/花村が爆発死。

妙な老人が登場、「線路の上は危ないから歩いちゃダメだよ」と、言いながらあり得ない速度で追いかけてきます。

突然、大輔が翔太の前に飛び出し、美紀は老人と一緒に爆発死。

美紀、老人、大輔も消えてしまいます。

不安で逆ギレした翔太は純子、明日香を襲い始めますが・・。ペンで抵抗してトンネル目指して逃げる明日香、純子。

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ペンで足を負傷した翔太が純子を襲い、明日香が必死で反撃。その瞬間、電気が消えて翔太の叫び声が聞こえます。

携帯で明るくしてトンネルの天井を見ると・・翔太がなぜか宙吊りになって苦しんでいます。

怖くなり、明日香と一緒にトンネルを抜ける純子。明日香は1人で逃げず、純子を待っていてくれたのです。

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「あの子は逃げられたのに・・必ず、あの子と元の世界に戻るんだって・・」と、春奈に話す純子。

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トンネルを出た明日香、純子の前に車で通りかかった男性が来て乗せてもらうことに。

これで病院に・・と安堵する2人でしたが・・男性は突然、怪人のようになり、襲われる明日香、純子たち。

太鼓の音に怯えながら逃げる2人は森の奥、神社のような場所に。

明るい光の扉を発見、「もしかしたら・・あそこから元の世界に戻れるかも?」と、明日香が行こうとしますが男性に邪魔されてしまいます。

棒で男性を殴り「私が食いとめるから・・先に行って」と、言う純子。

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周囲には翔太、美紀、大輔らがソンビのように集まっています。

棒で男性を殴り続け、明日香を扉に行かせる純子。明日香の叫び声が聞こえ・・扉は爆発して消滅。

純子は気がつくと現実の世界に戻っていたのです。

きさらぎ駅では一夜の出来事だったのに現実世界では7年も経過していたのです。

その後、純子は明日香を助けるため、何度か2340分の電車に乗るもきさらぎ駅には行けなかった。

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「あの時、私が先に光の扉に行っていたら・・あの子は助かったかも・・」と、春奈にいう純子。

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当時の携帯を使用、詳細に知りたいと言う春奈のため、記憶をたどると・・寝過ごして最終電車に乗ったと判明。

純子に異世界エレベーターの説明をする春奈は寝過ごしたことで偶然、きさらぎ駅に行くための手順ををクリアした、と予想。

春奈に聞かれ、現在は教師を続けていない、と説明する純子。

明日香の母親は未だにチラシを配り、娘の帰宅を待っていると告げます。

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春奈は純子の話を思い出しながら・・同じ電車に乗って異世界へと行く手順をクリア。

きさらぎ駅に到着、明日香、若者3人組、会社員たちと出会う。

純子の話通り、すべてが同じ状態と知り驚愕する春奈。

明日香に純子のことを聞くも、記憶がリセットされている明日香たちだった。

多少、春奈は行動、言葉を選んだため、大輔が怪異に襲われるシーンが翔太に変化していた。

途中、老人に追いかけられるが現れた翔太を蹴飛ばし、2人で爆発死させる春奈はすごい!

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5人で線路の上を歩き、トンネルを進んで行くと車に乗せてあげると男性が現れる。

全員は乗せられない、と言う男性に春奈は会社員が運転出来ると知り、男性の頭を石で殴り皆で車に。

「このおじさん、アレだから」と言う春奈。

(おじさんはゾンビのような異世界の怪人です)

再び、男性に襲われ4人で逃げる春奈たちですが・・運転していた会社員は殺されてしまいます。

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歩いていると家を発見、純子の話には登場してなかった家なので驚く春奈。

2階には翔太がいて襲われる大輔、美紀が爆発死。

死んだはずの男性、会社員らに家の中で襲われる春奈、明日香。

純子の言葉を思い出し、光の扉を発見した春奈は棒で男性を殴り、明日香を先に行かせます。

光の扉の中に消える明日香・・。扉は爆発・・「堤さん、急いで」と中から声が聞こえます。

光の扉に向かう春奈ですが・・扉は消えてしまいます。

「なんでーー?」

夜空には化け物の目が春奈を睨んでいます。

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現実の世界に戻った明日香は純子と再会。

「あの時、あなたは・・怪我を負った私を気遣って”先に行って”ってそう言ったの。だから私は・・光の扉をあなたより先に通った。今のあなたと同じように・・」

純子を覚えていない明日香は驚く。

「でもね・・後々、分かったことなんだけど・・元の世界に戻れるのは・・扉を最初に通過した人だけだったの」

咽び泣きながら、明日香に「おかえり・・」と、言う純子。

自宅

春奈の調査書類を見て「ありがとう。あなたは立派に役目を果たしてくれた」とつぶやき、書類をゴミ箱に捨てる純子。

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エンドロールの後

純子/姪の凛はこの話を聞いていたので、友人/葵と一緒にきさらぎ駅に行くため、最終電車に乗ろうとしてます。

ジャンケンで勝った凛が1人で乗り、純子と同じ体験をすることに。

その様子をライブ配信しています。

電車の中、目覚めた凛は車内に若者3人組、会社員、そして春奈が眠っている車両に驚きます。

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純子は春奈に説明した時、嘘をついたんですよね。元の世界に戻れるのは最初に扉を通過した人だけ。

当時、自分が明日香よりも先に光の扉を通過したのです。だからこそ、純子だけが元の世界に戻れた。

これは後でわかったことなんでしょうけど。

それを敢えて、嘘で説明したのは現実世界に明日香を戻そうと思ったから。

それに春奈を利用した純子でしょう。

何も知らず、純子の説明を信じて光の扉を明日香に通過させた春奈。

結果、明日香だけが元の世界に戻ってきました。

春奈は・・異世界に残されて・・他の人たちと同じように怪人化したのだと思いますね。

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ラストで春奈の調査書類を見ていた純子、あれは春奈を利用するために最初から調査したのでしょう。

春奈は純子の話を聞いて、明日香を必ず元の世界に戻そうと考えていたのに・・こんな結果になって可哀想な気も。

純子の思いもわかるけれど・・今度は凛が危険でしょうし。終わりがない物語・・って感じで面白いと思いますね。

原作は純子が現実世界に戻ったところで終わってるようです。

可笑しかったのは春奈が「この人、アレだから」って男性を石で殴ったシーンですね(^^;;

どうせ、怪人化して自分たちを襲う存在ですから、殴っても良いみたいな感じで笑いました。

最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。

好き度は★4個(満点5個)

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