命日 (8回目)
2013年に亡くなって。 8回目の命日。
本当は帰省する予定だったが、コロナのこともあり見送った。
昨日お袋が仏壇の掃除とかをしたそうだ。
親父の家の中の居場所。 いつも寝ていた、一階の部屋に置かれている仏壇。
以前は親父の顔写真が見えるところに置かれていたが、最近帰省するとその顔写真もやや後ろの方に引っ込んでる。 誰の居場所だかわからなくなってる。
もう8年か。
70代の若さだったし、癌が見つかってからは3ヶ月くらいだったし、慌ただしく死んでいったな、親父は。
家族での最後の旅行とか、生前の最後の帰省で一日、病室に泊まったこととか、最後の夜のこととか思い出す。
治療はしない、って自分で決めたくせに、見舞いの時に
「痛い…死にそうや…」
って言ってた親父のことを思い出す。 そりゃそうだ、治療しないって選んだんだから、死期を待ってるだけだよ。 って、それは流石にいえなかったけど。
お袋は今まで毎月の命日にも読経をお願いしていたようだが、この期にそれはやめたそうだ。 命日、彼岸、盆など回数を減らすことにしたらしい。 うん、もうそれでいいと思う。 少しづつ負担も減らさないといけないし。
先日の奈良旅行の時に線香や蝋燭を買っておいたんだけど、出番はもっと後になったな。
いつ帰れるのか見えないけど、まぁ、またぶらっと帰るね。
命日。
先月、月の命日のことを書かなかったことは親父には内緒。
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