暗闇に電話ボックスというジャケットが
気に入って聴いてみただけなので
どういうバンドなのかは知らなかったが、
なんでもNO-MANとやらを筆頭に
数々のバンドに在籍してた
Tim Bownessという人が中心となった
80年代のバンドでこのアルバムは再結成しての
2018年初のフルアルバムなのだそう。
3面デジパックを開いてみると
まるでタイムスリップしたかのような
80年代のころの彼らと思わしき人物が
スーツでびしっと決めたショットが載っている。
#1で出てきた音はいわゆるシンフォニックロック…
というよりもさらにロック色を薄めたような
シンセとエレクトロニカさを前面に出したサウンドに
時折メロウなギターが登場するという感じのサウンドに驚愕。
ただあくまでもファーストトラックなので
S.E的な内容という可能性もあるので
#1だけでアルバム全体を判断するのはよくないものである。
そんな#1に続いてエレクトロニカ色はそのままに
#2は一転してA-HAのようなノリノリで
ご機嫌なメロディの軽快なロック色が強いと
これまた印象が変わるのだが、
軽快なサウンドは正直#2だけで
それ以外は#1のようなスローテンポにしっとり系だったり、
軽快さのないダンサンブルだったりするリズムだったり、
良くてもミドルテンポ止まりで
そこにシンセやピアノに打ち込み音を前面に出した
(時にはノイジーなギターが登場したりはするが)
低血圧なサウンドがアルバム全般にわたり展開される。
Voの歌い方もあるのだろうか?
どの曲もどことなく寂しげさを感じてある種退廃的でもある
(一部では希望を感じるような明るめの曲もあるが…)。
そこにシンセ使いが完全にドリーミーポップだったりして
低血圧で沈むようなメロディメインの
似たようなフレーズがひたすら繰り返されるという…、
ニューウェーヴ系のアンビエントサウンドが展開されており、
好きな人にはたまらないがそうでない人にとっては
ある種退屈に感じを得ないなぁといったところか。
01.As Tears Go By
02.Hide
03.Never Needing
04.Broken Nights
05.Foolish Waking
06.Strange Gods
07.Every Stranger's Voice
08.Climb
09.The Good Man
10.It Could Be Home
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