日本共産党千代田地区副委員長 冨田なおき

衆院東京1区で3度出馬。17年総選挙は政策協定結び比例で立候補。22年参院選に比例代表から立候補を決意しました。

75回目の憲法記念日・憲法大集会に参加しました

2022-05-04 01:16:04 | 憲法

まさかのロシアによる野蛮な侵略の中でむかえた、75回目の憲法記念日です。
有明で行われた、憲法大集会に参加しました。
写真は、西早稲田九条の会の旗を持って参加していた、沢田あゆみ新宿区議と。

3日の「しんぶん赤旗」日刊紙記事で、成澤孝人信州大学教授は、「いったん戦争が起こってしまえば、生身の人間が大事な命を失い、どんな市民もそこか逃れられない」と述べました。だからこそ戦争を起こさせないためには、2つの世界大戦の歴史と日本国憲法の原点にかえって冷静に考えようとも述べています。

この憲法が生まれた背景に、戦争の加害と被害の歴史、無辜の市民に落とされた2発もの原子爆弾=核兵器の惨害。
戦後長らく政権を担ってきた自民党が、憲法改正を党是としてきたにもかかわらず、戦後の日本国民が、「絶対に戦争はやってはいけない」という憲法の原点に共鳴して、ここまで憲法を守り抜いて来た歴史を忘れてはならないという指摘に強く共感します。

2015年に強行された安保法制から、「集団的自衛権」の名の下に、日本防衛と関係なく、専守防衛ではない自衛隊の戦闘を可能とする法律が動き出しています。
日米関係は対等ではなく、アメリカの世界戦略を下支えするために集団的自衛権を行使することは、日本が攻められていなくても他国を攻撃することを意味します。
反撃が日本国土、国民を襲います。
成澤さんは「憲法9条には、このような最悪のシナリオを防ぐ公用があることを認識すべき」と述べました。

1991年の湾岸戦争でも、憲法九条の存在を理由に、当時の海部首相は、ブッシュ(父)大統領からの自衛隊の出動依頼を断った一方、対等でない日米同盟関係を反映して、戦後に掃海艇を派遣することにもなりました。

やはり3日付の「赤旗」に登場した、安保関連法に反対する医療・介護・福祉関係者の会の高岡直子さんは、「戦後、日本の平和は米軍基地によってまもられてきたのでしょうか、それとも9条でしょうか。今こそ冷静に周りの方々と議論したらいい」と述べます。
日本の米軍基地の7割が集中する沖縄では、空から米軍機の部品が落ちてくる、水は有害物質で汚染される、コロナ感染拡大が持ち込まれる、女性は身の危険と隣り合わせ・・・。
「平時から住民の命を守らない軍隊が有事(戦争)になったら守ってくれるとはとても思えません」の言葉は、誰も否定できない実感ではないでしょうか。

集会では、立民・奥野総一郎議員、共産・志位和夫委員長、社民・福島みずほ党首もあいさつ。
これまで長きにわたり、憲法改悪を許してこなかった、多くの年配の参加者とともに、家族やペットと一緒に参加する、現役世代の参加者もけっこう見かけました。

奥野さんも述べていたように、参院選は非常に大事です。ロシアの侵略も軍事の悪循環も許さず、憲法生かす平和外交の努力を進める政治に!との決意を新たにしました。


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

8月15日に思う

2021-08-15 23:55:25 | 平和
大雨被害にあわれた方々にお見舞い申し上げます。

76回目の終戦記念日は2年続けてコロナ禍のもと、さらなる感染爆発のもと迎えました。
今日は劇団東演の「月光の夏」(今日のピアニストは根岸弥生さん、キャストは南保大樹、奥山浩、山田珠真子、中花子)を念願かなって初めて観ました。

沖縄に特攻出撃直前の音大(もう一人は師範学校)出身の若い兵士2人が、小学校を訪れ、最後にベートーヴェンの「月光」を演奏したという話は見聞きしていました。
しかし、当時の女性教師がピアノを捨てずに保存してほしいとのささやかな思いからの証言が、地元住民の感動だけでなく、大きな波紋を呼んだこと、生き残った兵士の苦しみなどは、今回初めて知りました。

国家から死を強制され、家族や子どもたち、国や民族を守るためと自らに言い聞かせて散っていった若い命。
他方、エンジン不調による不時着などで生還した特攻兵を出頭させ、別施設に閉じ込めた将校は、兵士を罵倒したうえで「沖縄線はすぐ終わる。本土決戦ではまっさきに送り出す」とうそぶきます。
負けると分かっている沖縄戦で、時間稼ぎのために命ある兵士をいたずらに死に追いやったのです。民間人の犠牲者を数多く生んだのもしかり。

楽観論で道を誤り、無責任な指導者は同時だけでなく現代日本にも生息しています。
しかもオリンピック・パラリンピックに慎重・反対論について「日本選手の活躍をテレビで観戦すれば、反対は沈静化する」と述べた菅首相。制作の横川功さんがパンフレットで指摘したように「自粛要請(実質的には強制)で苦しんでいる多くの人々の前向きな心を、舐め切って甘く見ているとしか思えない、底意地の悪い傲慢さ」を多くの人たちが見抜いています。

国民をあざむく政治が破滅的結末を招くことは、まさに歴史の教訓です。
歴史に学ばず、九条改憲に「しっかり挑戦したい」という首相につきあっていられません。
1日付の「東京」に報じられた「平和世論調査」では、9条改憲を明確に支持するのは2割程度。

憲法の理念を生活のあらゆる場面にいかすためのたたかいは日々欠かせませんが、
来る総選挙で、自公政権に代わる選択肢をはっきり示し、政権交代を市民と野党のみなさんとともに成し遂げる決意を新たにしました。



コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

河村市長の行為はハラスメントそのもの

2021-08-08 13:00:38 | 思うこと
先日、知人から「河村たかし名古屋市長が金メダルかじった」と聞かされ、報道の映像を見ると、表敬訪問を受けながらかじった瞬間と、直後の選手の「あはは」との声のムリやりさから、「これぞセクハラだしパワハラ」と直感をもちました。



この記事 を読むと、前後の状況から立場の上下関係は明らかで断れない上に、事後の「なあ?」などの卑劣なやりとりも明らかにされています。おぞましい。
ネットニュースでは、過去のしゃちほこ噛みつき事件に言及していましたが、忘れるわけにいかないのは、あいちトリエンナーレという表現の場に直接介入したこと。
侵略の歴史で踏みにじられた方々の人権を二重に踏みにじってきた政治家。表敬訪問という相手が抵抗しずらい場であることを利用して自分の欲求のほしいままにする。ハラスメント体質が骨の髄までしみ込んだ人物と言わざるを得ません。
こうした人物が公職についていることも、政治家でいること自体も許しがたい。
救いと感じるは、本人の「意図」をことさら問い、実質免罪しようとする男性記者の中にあって、食い下がる女性記者たちの奮闘が広がっていることです。しかし、報道人なら男性ももっと頑張らないとと、率直に思います。
 #河村市長の辞職を求めます



コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本共産党創立99年・祖父の思い出に触れて

2021-07-15 23:16:12 | 思うこと
今日、日本共産党は創立99周年を迎えました。
今日の日刊「しんぶん赤旗」には、各界の方々からメッセージを頂きました。その一部、内田樹さん、北原みのりさん、太田啓子さんのメッセ―ジを画像で紹介します。





そのなかで、内田樹さんの、日本共産党が「100年の歴史的風雪に耐え」合法的に民主主義の実現のために存在していること、日本はアジアで例外的「歴史的達成」な日本の誇りを指摘してくださったことは、戦後30年後に生まれた私にも感慨深いものがありました。

私の父方の祖父は1911年(明治44年)生まれ。お召艦の「比叡」に乗船、昭和天皇に「何々はどこ?」とたった一言、声をかけられたことを、一生の自慢にしていました。
その後乗船した戦艦「大鳳」は、マリアナ沖海戦で撃沈され、九死に一生を得ました。ここで海の藻屑と消えていたら、父は誕生しませんでした。もちろん私も。「戦争だけはやっちゃだめだ」が口癖でした。

同時に祖父は、日の丸と「Z旗」掲揚を欠かさず、自民党にも入っていた、零細パン屋で、
その後廃業、私が物心ついた時には、転身した菓子屋の職人を勤め上げていた頃でした。

私の上京翌年の1995年に起きた、阪神・淡路大震災の被災者支援に終わらず、被災者への、自宅を含む個人補償を政党として唯一掲げていた、日本共産党に、
戦前の反戦平和、主権在民を求めたたたかい、山形県の永年の「オール与党」県政に屈せずたたかう姿勢にも共感を持っていた私は、大学3年の96年に入党しました。
帰省した私が「赤旗」を持っていたのを見た祖父が、「・・・赤!」と絶句した様子は、私には異様な怖れでしたが、
あの世代の少ない人たちには、まさに「国賊、非国民」あるいは「近寄ったら大変だ」という存在だったでしょう。

ひるがえって今。
読売新聞の都議選後の調査でも、東京都民の50%が五輪「中止」と回答し、無観客28%、少しでも観客を入れる19%を大きく上回ります。
今年1月の国会で、各党で最も早く、「中止を」と政府に正面から迫ったのは日本共産党でした。
日本共産党の主張は、「非国民」あるいは「財産取られる」どころか、コロナ禍、オリンピック・パラリンピックの是非をめぐっても、国民の生命と財産を守りぬくために最も真剣に国民、専門家などの声に耳を傾け、科学的見地で政策を提案、行動することができました。

日本共産党も多くの方々と力を合わせるようになり、この間の国政選挙、先日の都議選では、かつてなく幅広い方々の応援・ご協力をいただきました。
社会の発展の中で、脱皮を求められることに気づくことも増えていると感じます。そのおおきな一つが、ジェンダーの視点と実践です。北原みのりさんのメッセージを読むと、自分も20年前、どうだったかと、反省させられます。

私は日本共産党に入って以降、自分も他人も、社会も、固定的に見ず、変化・発展(後退も)するという視点を得ることができ、人生が豊かになったことは確信をもって言えます。
今後も成長を忘れず、みなさんとともに社会変革の志をしっかり持ち、目の前の現実も変えていきたいと思います。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

西村大臣の恫喝発言と菅政権に怒りの声、千代田区でもすごいです

2021-07-12 21:16:35 | 町のみなさんと
去年から「業者に十分な補償を」と話し合ってきた、商店のご夫妻がいます。
何代も続くお店で、選挙近くなると自民党だけにポスターを貼らせる、千代田ではよくある景色。
都議選後ごあいさつしたら、「私は冨田さん応援しました!」と初めて明かしてくれました。

今回 こちら
引用した、西村大臣の恫喝発言には、撤回したとしても、この政権の体質がどうしようもなく表れています。
「業者と金融機関とのこと、何もわかってない」など、千代田区でも、飲食店だけでなく、怒りの声急増中です!
西村大臣が辞任すべきなのは当然として、
今日も別の区民の方から、「菅首相もういい加減にして。『3A(安倍、麻生、甘利)』とか言って、無責任政治家がでかい面している。本当に政権交代しないと」と訴えられました。
ツイッターなどでも「自公以外」(自公維との声も多いですね)がトレンドに。総選挙ではっきりさせよう!!




コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

冨田なおきのつながる通信No.6・党千代田地区委員会の都議選千代田選挙区結果についての声明

2021-07-08 00:34:14 | つながる通信




東京都議会議員選挙 千代田選挙区の結果について
2021年7月5日 日本共産党千代田地区委員会

 7月4日投開票で行われた東京都議会議員選挙で、日本共産党の冨田なおき候補は、得票3189票(得票率13・95%)を獲得しました。投票率が前回に比べ約10ポイントも低下するなか、前回(党推薦候補)や前々回に比べ得票数・率ともに前進させたことは、善戦・健闘といえます。
 冨田候補をご支持してくださったみなさん、選挙戦で奮闘していただいた党員のみなさん、後援会員・サポーターズなど、すべてのみなさんに心から感謝申し上げます。
 冨田候補は、「五輪より命」「五輪を中止してコロナ対策に全力」を大きく掲げて訴えました。冨田候補の訴えに、有権者の方から「コロナ感染者が増えている中でオリンピックなんてとんでもない」「子どもたちを五輪観戦に行かせないで」などの共感と支持が寄せられました。
 また、冨田候補は、「コロナから命を守り、くらしを支える4つの提案」(①ワクチン接種と大規模検査を車の両輪で進める、②営業と雇用を守る支援と補償の強化、③もうけ優先から環境優先のまちづくり、④「個人の尊厳と多様性」「ジェンダー平等」の都政)を訴えて選挙戦をたたかいました。「4つの提案」も共感を広げるとともに、街頭で誠実に政策を訴える冨田候補に「政策をきちんと訴えているのは冨田さんだけ」との声が寄せられました。
 今回の都議選では、岩田かずひと区議(立憲民主党)に冨田候補をご支援いただくなど、新たな共同も広がりました。このことは、安保法制強行(2015年)以来積み重ねられてきた超党派区議を中心とした共同の発展といえるものです。
 日本共産党千代田地区委員会は、区民のみなさんから寄せられた期待に応え、公約の実現と共同の発展に全力をあげます。また、10月までに行われる衆議院選挙で、日本共産党の躍進と市民と野党の共闘の勝利で、政権交代を実現するために全力をあげる決意です。
 みなさんの引き続くご支援、ご協力を心からお願いいたします。


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

都議選開票を終えて

2021-07-05 01:30:32 | 選挙
私、冨田なおきは、3189議席(14.0%)のご支持をいただきましたが、残念ながら当選に至りませんでした。当選は都民ファーストの平けいしょうさんでした。日本共産党は、2人区の文京区の福手ゆう子候補、日野市の清水とし子候補の当選を含む19議席を獲得しました(前回獲得19議席、現有18議席)。
この都議選では、立憲民主党の岩田かずひと区議をはじめ、多くの他党派の方々など、新たなご支援をいただき、最後まで政策を正面から訴えぬきました。
千代田区の日本共産党は、2016年参院選以来の3000票を超すご支持をいただきました。なお、2013年に私が立候補した前々回の都議選では、2231票、12.9%でした(前回都議選は無所属候補を支援しました)。ご支持くださった区民のみなさん、ご支援くださったすべてのみなさん、どうもありがとうございました。率直なご意見をいただきたいと思っています。秋までの総選挙では、今回さらに深化した市民と野党の共同で、政権交代を必ずなしとげる決意です。
千代田区選挙区の結果は以下の通りです。

 当 平けいしょう(都民ファースト)8149(35.7%)
   内田直之(自民)7240(31.7%)
   はまもりかおり(無所属)4278(18.7%)
   冨田なおき(共産)3189(14.0%)
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2021年7月2日・都議選8日目を終えて

2021-07-02 23:56:02 | 世界
2021年7月2日・都議選8日目を終えて

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2021年7月1日・都議選7日目を終えて

2021-07-01 23:47:32 | 選挙

2021年7月1日・都議選7日目を終えて


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【2021都議選】告示日第一声での岩田かずひと区議の応援スピーチ

2021-06-30 00:35:53 | 選挙
【2021都議選】告示日・第一声(神保町交差点)での岩田かずひと区議(立憲民主党新生ちよだ)からの応援スピーチ
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする