2009年06月02日

世間を騒がせている二つの「ジ」

「何を今更」の感は自分でもありますが、経済ニュースを見ると
二つの「ジ」が良く出てきています。一つは言うまでもなく
「GM」で、もう一つが「ジョイント」です。

連日、株価は調子がいいみたいで、日経平均は9500円以上ですが
潰れる所は潰れちゃうという時代なんですね、やっぱり。

マンションデベは前から不調でしたので、ジョイントは
「あ〜、結局そうなっちゃったのね。」で流されてしまったような
印象ですが、GMについてはどうなんでしょうね。
日本でいえば「トヨタ」が破綻するみたいなものでしょうから、
その規模というか破壊力は相当なものだと思うのですが…。

私は車業界の事はさっぱり分かりませんが、このGMの問題は
日本の車メーカーにも責任の一端がありますよね?
「性能のいい車をバンバン輸出してドカドカ売れたのはいいんだけど
 相手の国のメーカーを根こそぎ潰しちゃダメでしょ(苦笑)」
という印象があります。

不動産や住宅の場合は、どうなんでしょうね。海外の技術が
入ってきて、その技術に日本の業者が根こそぎ潰されるような事は
ないような気がします。2×4工法だって、結局は日本のメーカーが
真似してますからね。

アメリカの車メーカーの人達もプライドを捨てて、ライバルとなる
会社の製品を徹底的に研究して、それ以上の物を作れば良かったのに…と
私は思っているのですが。

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essyu at 22:20|PermalinkComments(1)TrackBack(0) 不動産全般のお話 

2009年05月28日

「そぐわない」という事

今日、新宿を歩いていると、目の前にお坊さんが歩いていました。
頭は丸坊主で、正装ではなく薄い紺色の作務衣に草履でした。

ここまでは別に何の違和感もありませんが、何やらキラキラ感が
目に入ってきます。「何だろう?」ともう一度頭の先から
足の先まで見てみました。

原因は「手」でした。もっと細かく言うと左手の指についている
ダイヤが何粒も入っているような指輪がキラキラしてるのです。
純和風の中に一箇所、「強力なセレブリティ感」が漂っています。

文章だと伝わりにくいと思いますが、強烈な違和感を放っていました。
以前、通勤時に良く見かけたのですが、ヨボヨボと言っては
失礼ですが、かなり年配の白髪の爺さんの「棒タイ」に
もの凄い大きさのエメラルドが付いていた時くらいのインパクトでした。

仕事柄、私は様々な方の自宅を訪問しますが、たまに上記の
違和感と似た感覚を感じる事があります。和室に通されて
掛け軸があったりして格好いいのに、部屋の片隅に中国雑貨が置いてあり、
ソコだけ異彩を放っていたりだとか、コンクリ打ちっ放しの邸宅の中庭に
信楽焼きのタヌキが置いてあったり…

置き場所がなかったり、何となく置いてそのままになってるという
ケースも少なくないですが、「え?なんで?」と思うんですよね、
こういう光景をみると。

前を歩くお坊さんの指輪を見ながら、過去に見てきた
「そぐわない家具の部屋」が走馬灯のように記憶から蘇り、
一人で笑ってしまいました。

と偉そうに言ってますが、その方々は立派な調度品をお持ちですし、
人を自宅に招待できるだけマシなんですよね。私の家なんて
第三者はおろか身内にも見せたくない「物置みたいな家」ですから(笑)

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essyu at 21:41|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 不動産相談最前線(本日のお客様) 

2009年05月22日

しかし暑い…

確かに、そろそろ衣替えの季節ですからね。真夏日があっても
おかしくはないのかも知れません。が、それにしても暑い!
我が家はまだ衣替えを済ませていないので、スーツが冬物です。
スリーシーズン用の薄手の物を選んでますが、たとえ夏物だったと
しても今日は上着を着たくないほど暑かったです。

「元々5月って、こんなに暑かったのかな?」と、ふと考えました。
気象庁の統計を見て調べるほど物好きではありませんが、
温暖化の影響なのか、ここ数年、「何だか気温が高いな」と感じる
機会が増えてきたように思います。

で、次に思ったのは「50年後はどうなってるんだろうね?」です。
現在、建築されているマンションや戸建は、少なくとも
現在の気候を基準に設計されています。
「現在は良くても将来は?」
こうして考えると、な〜んとなく不安になってきませんか?

建築物の熱効率という意味では「外断熱」などの既存の技術も
素晴らしいと思いますし、さらなる技術の向上にも期待しています。
が、もっと抜本的な新企画や新素材の開発もあってイイのかな?と
思います。

例えば、車のラジエーターみたいな機能を持っている建物とか
建物を冷やす壁とかね(笑)
恐らく、この文章を読まれている方の大半は「何をバカな事言ってんだ」と
失笑されていると思いますが、30年後のヒット商品に
「クールウォール」なるものが入っているかもしれませんよ!(o^^o)

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essyu at 22:43|PermalinkComments(0)TrackBack(0) マンション購入時の極意!? 

2009年05月20日

浅草キッドとU字工事

昨日の夜、寝る前に「草野キッド」という番組を見ました。
お笑いコンビの「U字工事」がゲストだったのですが、
番組のサブMCの「浅草キッド」とは昔から親交があったらしく、
「栃木なまりを前面に押し出した方が良い」とか
「お前たち、頑張れば売れるから」などとアドバイスや
励ましを受けていたようです。

番組内でU字工事の二人は、
「辛い時期もあったが、尊敬する浅草キッドさんの言葉を胸に
 信じて頑張って来ました。ありがとうございました。」
とお礼を言ったのですが、それを聞いた浅草キッドの二人は号泣。
師弟関係とまではいかなくても、応援していた若手が自分達を
信じて頑張って、テレビに出るようになった事が本当に
嬉しかったのでしょうね。「素晴らしい関係だな」と感じました。

私も不動産業界に入り、様々な方に影響を受けました。
「不動産とは何ぞや」と悩んだりした時には、上司や先輩から
色々教わりましたし、日々の接客の中で、部下の良い所や
お客様からも色々な事を勉強させてもらいました。
その中で、U字工事のように、自分の中で「こうだ!」という
格言みたいなものも出来ました。

色々な教えの中で、自分の思考と合う合わないもありますから、
私の中の格言(信じている事や信じている考え方)が万人向きでは
ない事もあります。ここで列挙して諸先輩方から「それは違う」と
お叱りを受けてもつまらないので、いちいち書きませんが、
一つだけ書きたい教えがあります。

これは、マンションの開発事業部にいた時の話ですが、
その時の上司に「○○。土地を見る時は自分で買うつもりで見ろ」と
教わりました。それ以来、私の格言の一つになっていて、土地を
買うときだけではなくマンションの仲介の場合でも実践しています。

また、この教えは応用が効きます。賃貸物件を案内する時は
「自分で住むつもりで見ろ」になりますね。案内して「どうですか?」と
お客様に聞くのは誰だって出来ます。

でも、自分が住むつもりで見たら、細かい部分を見るようになります。
「どうしてココ暗いんだ?」「隣の建物は何の建物だ?」
「あ〜〜、ココ自己日影になってるんだ…」様々な事に気付く様になり
それを接客に活かせるようになります。結果、言わなくても良い弱点を
言わざるを得なくなる事もありますが、その部分を隠さずに指摘すると、
そのお客様の信頼度は確実に上がります。

このページを若手の不動産営業マンが偶然読んで、
「素晴らしいな」と感じてくれて、10年後くらいになった時に、
「今の自分があるのは、どこかのブログで、ある格言を
 教えられたからなんだよね。」と誰かに話してくれたら…。
浅草キッドのように号泣はしませんが、嬉しいなと思います。

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essyu at 22:29|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 不動産全般のお話 

2009年05月19日

マンションを買える人・買えない人(その2)

久しぶりの書き込みだったからか、前回の記事の反響がよかったです。
休みの日は日記のような内容で不動産関連の話もしていなかったですし、
「これだけ反響があるなら、続けて書いて見ようかな?」という
安易な発想に至りました。(笑)

お客様を接客してて「あ〜、この人、買えないな〜」と思う時が
あります。前回の話と同じで、ローンが組めないなどの物理的要因
ではなく、「精神的要因で買えない人」のお話ですが、
俗称「耳がダンボ君」です。

念のために説明しますが「耳がダンボ」とは、ディズニーのお話に
「ダンボ」という象が主人公の話があるのですが、例えば会社で
周りが雑談している中で、一人黙々と作業している人がいたとします。
こちらの会話には「一切の興味が無い」という感じで。
ところが、実際は仕事している振りだけで、こちらの話を
ずっと聞いていたとしましょう。

その時、聞き漏らすまいと耳に神経を集中していますよね。
聞く耳を立てている(=情報収集している)事を
「耳を象(ダンボ)のように大きくして集音しているのでは」という
一種の冷やかしで、それを短縮して「耳がダンボ」と表現します。
「あいつ、聞いてない振りして絶対、耳がダンボだったぜ!」
というような使い方が一般的ですかね(笑)

さて、私が遭遇するお客様の中で「買えない人」に属するのは
耳がダンボのお客様です。情報を収集するのは素晴らしい事です。
色々なモデルルームを見て回るのも必要な行為です。

しかし、何事も「やり過ぎ」は逆効果です。情報を収集しすぎて
「何が良いのか分からなくなってしまった」。この状況を
私は「耳がダンボのお客様」と呼んでいます。

接客する側から見ると、こうしたお客様は非常に分かりやすい
特徴があります。
「サイトを見てたら、こういう事が書いてあった」
「あっちのモデルルームでは、こうなっていた」
という表現が、会話の中の端々に出てきます。

この前も、「新築より中古の方が2〜3割安くなるんでしょ?」と
質問されたので、「そんな事ないですよ」と返答したら、
「いや!そんなことない!新築価格は価格に広告宣伝費とかが
上乗せされてるから高いって本に書いてあった。中古だったら
そんなのかからない訳だから、2〜3割安くなるはずだ!」と
えらい剣幕で突っかかって来られました(笑)

この方の頭の中では「マンション事業の利益計算」と「周辺相場」が
ゴッチャになってしまってるんですね。その違いを説明しようとしても
「いや!本に書いてあった!」と言い張られるので、しまいには
面倒になって、適当な物件資料渡してお帰りいただきました。

マンションに限らず、戸建や投資マンションでも同じです。
皆さんは「耳がダンボ」にならないようにご注意の程を!

↓↓毎度!ご協力ありがとうございます(^^)ノ


essyu at 21:42|PermalinkComments(0)TrackBack(0) マンション購入時の極意!? 
プロフィール
用地仕入れ、マンション販売、
賃貸の客付け等何でもやって
きました。最近は不動産投資
の相談と、土地・マンションの
売買仲介がメイン業務です。
 何故か出世から遠ざかって
ますが本人はエキスパートの
つもり(笑)杉並在住の39歳。

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