辺野古県民投票にNO!

皇紀2678年(平成30年)12月19日

 北海道札幌市豊平区の雑居ビルで大規模なガス爆発事故が起きた件。重軽傷を負われた方がたに衷心よりお見舞いを申し上げ、一日も早いご快復を祈念しております。

 第一報を耳にした時点では、てっきり居酒屋「北のさかな家・海さくら平岸店」が爆発現場かと思いきや、実は締め切った部屋で約百二十本もの新品のスプレー缶からガス抜き作業をしていた隣の「アパマンショップ平岸駅前店」が現場でした。

 そう聞いてまず疑問に思ったのが、不動産仲介業者になぜそれほど多くのスプレー缶が存在したのかということと、締め切った部屋でガス抜きをしていた社員がそれを危険な行為と認識していなかったことです。とても信じられません。

 しかしながら前者の疑問について、物件の抗菌や消臭に使う「ヘヤシュ」という商品ではなかったか、との一つの回答が出ました。抗菌・消臭代金として、およそ二万円が入居時の初期費用として課せられるそうですが、これほど大量に未使用のままのスプレー缶がダブついていたということは、実際には料金だけ取られて抗菌・消臭されていなかった可能性が出てきたのです。

 近年わが国に於いて、この種の出鱈目や誤魔化しが増えてきたように思います。重要部品のデータ改竄などもそれで、なぜならはたらくことが「労働」になり、はたらく人が「労働者」となって久しいわが国も、経営者と社員・従業員の「階級闘争」という共産主義が蔓延して自らの仕事に「誇り」も何もなくなったからではないか、と。

 これは或る見解に過ぎませんが、近年の「労働組合」がすっかり左傾化を超えて極左化した今、本当にはたらく人たちのための法の支配の上に、はたらくことの意義を取り戻すことこそ「日本を取り戻す」ことではないかと思うのです。

 互いに喜ばせ合うことが本来のはたらくことであり、客という立場に立った途端に嫌がらせ(ハラスメント)をするような輩が増えたのも、すっかり皆が「日本を見失った」顛末ではないかと思えます。

 「日本」を否定してきた現行憲法(占領憲法)下の約七十年間、私たちはずっと私たち自身を見失い続けてきたのです。

辺野古県民投票、初の協力拒否 宮古島市、他自治体に波及も

 沖縄県宮古島市は18日、米軍普天間飛行場(宜野湾=ぎのわん=市)を名護市辺野古に移設する計画の賛否を問う県民投票(来年2月24日投開票)について、関連予算を執行しない方針を固めた。県民投票への協力を拒否する県内市町村は宮古島市が初めてで、他の市町村にも同様の動きが広がる公算が大きい…

(産經新聞社)

 そこで表題の件ですが、これもわが国を見失い続けてきた挙げ句の果ての現象でしょう。沖縄県の貴重な自然資源を在日米軍基地のために犠牲にすることが県民の身体・安全・生命・財産を守ることと引き換えにできる、という覚悟もなければ政府や県庁の説明もありません。それどころか、ここ二代に渡って県知事がそれを説明できない人たちばかりです。

 とすれば当然、県内から宮古島市議会のような反応も出てくるでしょうし、辺野古沖移設反対という各社世論調査の結果だけを「民意」とする危険を、さらに重要な民意の形成である議会の決定をもって示そうという動きがいよいよ出てきました。

 大きな声、過激な表現だけが「沖縄の声」ではありません。このことは、よく「沖縄の声」を作りに行く対日ヘイトスピーカー(反日活動家)たちが保守派や右派、或いは極右派に対して指摘することです。にもかかわらず自分たちこそがそれをやっている、と。強烈な言葉で何かを扇動している自分たちの姿を見失っているのです。

 私は何度も申しますが、辺野古沖移設には反対してきました。しかし、沖縄県民の声がこのように反対派知事の扇動する県民投票に背を向け、それを受け入れる覚悟だというのなら、私はもちろん尊重します。産經新聞社が指摘したように、恐らく宮古島市議会に続く議会はあるはずです。

 その時、今一度占領憲法自衛隊日米関係太平洋防衛について、私たちが深く思慮することが求められます。私は一刻も早く、自分たちの手でわが家を守れるよう日本を取り戻したいのです。

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