いつもズレてる築地おどり

皇紀2678年(平成30年)12月8日

 水道法の改正案が成立してしまいました。種子法の廃止に、出入国管理および難民認定法(実はポツダム政令)の改定、二度目の消費税率の引き上げとくれば、もはや安倍内閣を擁護することなど「ナノ・レヴェルで」できません。

 にもかかわらずまだ「安倍内閣を誹謗中傷しているだけだ」というのですが、そうした方がたの水道法改正の説明がほぼ全て間違っています。運営権そのものは売り飛ばしてしまうコンセッションと、一部公共事業の効率化を目指して民間企業に任せるだけの民間委託を混同しているのです。

 それがわざとなのか単に無知だからなのかは不明ですが、安倍内閣が立法権力の決議を経て全自治体に法律として下していくことになるコンセッションの推進は、民間委託の程度とはまるで違います。所有権や料金設定権とでも申すと分かりやすい条件を指してあくまで「日本は諸外国と違って大丈夫だ」というのですが、真っ先に買収に来る仏ヴェオリアが(法改正に際して政府与党が必要根拠に示した)水道管の修繕を、公がもう嫌がっているのに進んでするとは全く思えません。

 まさに「失われた三十年」で給与が著しく下落し、その結果少子化が進行し、当然税収が落ち込んだ自治体の運営ではどうしようもなくなり始めた水道事業について、安倍内閣の答えが「政府が責任をもって日本の水を守るので料金の値上げだけはご理解ください」ではなく「そんなカネは惜しいんでヴェオリアに売り飛ばすわ。あとは知らんし」だったことに心ある国民が怒っているのです。

 それが分からない自民党と、自民党支持者なんかにもうわが国の将来を語ってもらいたくありません。そして、何の政策も展望もなく安倍内閣に反対するだけの全野党は、今すぐ消えてしまえ! おまえたちの役立たずぶりが今日の惨状を生んだとも申せるのだから。

「医療保険を外国人が不正利用」裏付けないまま対策先行:朝日新聞デジタル

 政府が目指す新たな外国人材の受け入れ拡大の議論を機に、外国人の公的医療保険の使い方に国会などで注目が集まっている。外国人による不正の広がりを示す調査結果を持たないまま、すでに国は不正防止対策に動いて…

(朝日新聞デジタル)

 さて、表題の件。「築地おどり」といえばコラムニストの勝谷誠彦氏でしたが、先月二十八日に亡くなられました。私はこの方をあまり好きではなかったのですが、お悔やみは申し上げます。

 と申しますのも朝日新聞社の腐った記事を「築地おどり」と名づけられたのは、大変秀逸でいらしたと思うからです。で、この度その典型のようなズレまくった記事を取り上げておきます。

 外国人、主に訪日中共人による公的医療保険制度の悪用事例を取り上げて未然に防ごうとすれば「人権侵害」に当たるのだそうで、だからその実態調査をしろというのか、しないでもよい(見て見ぬふりをしろ)というのか、よく分からない記事です。

 これをいうならなぜ前出のポツダム政令改定に対して「人権侵害だ」と書き立てないのか、本当に朝日はいつもズレています。「労働力」「人材」と外国人のみならず人を道具にする発想しかない現下わが国の思考にこそ喝を入れねばなりません。

 外国人に限って不法な行為でも擁護するような真似をしていると、かえって外国人に対する侮蔑的差別を助長します。それが分からない朝日の記者や自称「人権活動家」の莫迦さ加減に、もはやつける薬も保険もないのでしょう。

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『いつもズレてる築地おどり』に3件のコメント

  1. やす:

    水道法や種子法 移民法案は全部外国人のためのものであり、日本人のためでないことは火を見るより明らかであり、20年かけた財務省のデフレ政策が残念ながら成功してしまったということなんでしょうね
    ほんとに今の政治家はどいつもこいつも与野党含めて処刑したい気持ちであふれかえってますし、最近は余りの馬鹿馬鹿しい状況に上手く文章をまとめられずにいます
    どんなに言い訳をした所で全ては国家最高責任者である安倍総理の責任であり、どんなに財務省の力が強大でも、その裏で金の流れを取り仕切っている金融資本家達がいたとしても、それらと戦おうともしない つまり国民の生命と財産を守る意思もない 米国の犬 残りの任期は単なる余生としか考えていないのでしょうね
    これは天皇陛下に対する反逆行為でしかありません
    そんな腰抜けを政治家にしたのは我々であり、最終的な責任は主権たる国民になるわけです
    我々はもう一度幕末に薩長が行ったテロ革命でもやらなければいけないのでしょうかね
    しかしそれでは西洋の歴史と同じです
    あれから150年西洋型の政治システムを猿真似しただけの議会制民主主義により、間違いなく政治家が腐っていき、それが今の売国政治家の量産に繋がっています
    そしてテロ革命といった手段でなければ変えようがない所まで追い込まれている状況はまるっきり西洋の歴史を日本が歩んでいこうとしているとしか思えません
    それは永遠の争いを生むだけで、日本人としての心を失わせ獣かロボットになるだけで、そうなるぐらいなら乱暴な言い方になりますが、日本人全員天皇陛下も含めて滅びた方が良いとさえ思ってます
    2700年近い歴史を持つとは言いますが、明治以降は国史として私は認めていませんし、ある意味どうにか日本人としての体をなしているのは、幕末までの歴史の蓄積がDNAに刻み付けれているからで、これからはそれがどんどん書き換えられようとしています
    そうなるぐらいなら滅びた方が日本人の誇りを失わずに済むのではないかと、そう思ってしまうのが本当に辛いです
    読まれた方は不快に思うかもしれませんが、来年四月以降が私は本当に恐ろしい気持ちで一杯であることを察して頂ければ幸いです
    長文失礼しました

  2. 心配性@我は蛮夷なり:

    こうした地域の「転入超過」の内訳を知りたいですね。

    東京23区の新成人は8人に1人が外国人、新宿区は約半数
    http://news.livedoor.com/article/detail/14140136/

    まるで中国にいるよう 埼玉・西川口駅周辺の変貌ぶり
    http://news.livedoor.com/article/detail/15174380/

    「転入超過」「転入超過」と十把一絡げに言いますが、地域によって実情は大きく異なり、日本人の若者は減少しているのに外国人が激増・・という地域も多々あるわけです。

  3. 心配性@我は蛮夷なり:

    >勝谷誠彦氏でしたが、先月二十八日に亡くなられました。

    改めてご冥福をお祈り致します。

    勝谷氏のご本はめったに読んだことが無いのに、どういうわけか『イラクの中心で、バカとさけぶ』(著 橋田信介/アスコム)の、巻頭特別座談会(橋田信介・宮嶋茂樹・勝谷誠彦)だけは読んだことがあります。
    その昔古本屋でたまたま購入したものですが、お亡くなりになったと聞き、突然思い出しました。