読解力ない記者が書く新聞

皇紀2678年(平成30年)7月22日

LGBT:「生産性なし」自民・杉田議員の寄稿が炎上 – 毎日新聞

 自民党の杉田水脈(すぎた・みお)衆院議員(比例中国ブロック)が月刊誌への寄稿で、性的少数者(LGBTなど)について「LGBTのカップルのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか。彼ら彼女らは子どもを作らない、つまり生産性がないのです」などと書き、ネット上で炎上している。杉田氏はツイッター

(毎日新聞)

 杉田水脈衆議院議員とこの問題についてお話させていただいたことはありませんが、私の考えは、例えば昨年十月三十一日記事本年四月八日記事で申しました。

 この毎日新聞社記者は、さだめし「保守派」のくくりで杉田代議士の発言をステレオタイプに解釈して記事をまとめたのでしょうが、そのような思い込みと決めつけこそ言論弾圧を生む諸悪の根源です。言論の自由をうたう記者が絶対に行なってはならないことです。

 或いは、ほかでも「優生思想を丸出しにしている」などという批判を散見しましたが、杉田代議士の寄稿文から文脈を無視して意図的に切り離し、もとの文を検証しないまま自己投影に基づいて誹謗を繰り広げる行為を藁人形論法(ストローマン)といいます。

 杉田代議士は、予算を編成する国会議員として、少数派に目を向けることを否定したのではなく多数派が迷惑を被るような措置は本末転倒であり、血税の使い道について慎重を要すると主張した、と私は理解しました。

 つまり、私がかつて「対日ヘイトスピーチ(反日)一派に主導された権利闘争」と指弾した特定の活動につき合って血税を投入することの愚かしさを指摘しているのではないかと思われ、これには私も全く同感です。

 何度でも申しますが同性愛者にわざわざ「同性愛者だ」と手を挙げさせる権利闘争は、それ自体がヘイトスピーチ(憎悪扇動)である、と。異性愛者がしなくてもよいことを、なぜ同性愛者にはさせようとするのでしょうか。

 そこには、明治維新以降の基督教原理主義などの流入があり、祭祀に基づくわが国が培ってきたおおらかさを一度見失いかけた経緯があって、みるみるうちに同性愛者を指差して「同性愛か」といわずにはいられないような愚劣な西欧列強の一員と化した現状があります。

 これは、人の心の中の問題ですから、国会議員のような立法権力側の者が介入することは難しいですし、できるだけやってはならないのですが、私たちの議論としましては、やはりこの愚劣な差別行為をやめる、すなわちわが国の国柄を取り戻す目標を掲げて「心を取り戻す」宣言をすべきです。

 そのことと予算編成は別の問題であり、繰り返しますが杉田代議士は予算編成も職務ですから、その在り方を提言する中であくまで経済財政上の「生産性」という言葉を用いたとしか考えられません。もし毎日記者が卑劣な藁人形論法で書きなぐったような意図があるならば、子のいない安倍晋三首相夫妻を杉田代議士が中傷したことになってしまいます。

 この種の論法を用いる程度の読解力しかない記者が書く新聞を読む人は、どんどん頭が悪くなっていくのかもしれません。まずわざと煽り立てて書いているのでしょうが、だとすればこれほど悪質な言論弾圧はなく、記者自らがこのような行為に及んでいる実態がある限り、同性愛・両性愛(全性愛)・性同一性障害・性愛不定者への強烈な差別意識も決してなくならないのです。

スポンサードリンク

『読解力ない記者が書く新聞』に3件のコメント

  1. きよしこ:

    この手の記者が「炎上した」という結論ありきで記事を書くのが近頃の報道各社の劣化を象徴しており、これが「炎上」ならば、実際に懲罰委員会に付託された例の「参議院の3議員」はさしずめ大火災と言ったところでしょう。それをろくに取り上げることも無く意図的にLGBTへの逆差別を助長する毎日新聞は、変態と呼ばれるだけでは満足しなくなって、このような醜悪な記事を書いたのでしょうか。

    杉田議員には直接お目にかかったこともありませんし、ときおり首を傾げたくなる言動が散見されますが、毎日新聞のような「変態以上の何か」に目の敵にされるのであれば、卑怯な煽動に負けずに頑張ってくださいと言いたくもなるのが普通の日本人の心理だと思います。

  2. 奈々子:

    別に、それぞれの人の性的嗜好ですから同性愛者も社会に居ますよね。しかし、殊更、私達の存在を認めなさいよと高圧的に押しつけられることでもないと思うので、こんな社会の方が異常だと正直ウンザリです。

    杉田議員は何かとマスゴミとパヨクからターゲットにされる方です。多分、慰安婦関連でも精力的に国連の場でも次世代を落選された後も個人としての立場で動かれていたりしたので目障りな存在なのでしょう。

    故三宅博氏を師として慕われていた方です。遠藤さん、杉田議員を守って上げて下さいね。

  3. k:

    最初の頃はゲイパレードは欧米のまねごとみたいな感じで、あなたの周りにもゲイは身近にいる、HIVへの啓蒙などの意味合いがあり、僕は一定の理解を示していましたが、それでも「こんな事をわざわざ大勢の前で主張する必要あるのか?」と漠然と思っていたので、あくまでも物見遊山で、パレードには参加はしませんでした。
    何年かやるうちに、参加者が少なくなり、もっと盛り上げたいと考えた元々サヨクが多かった主催者側は、更にサヨクや在日を入れた結果、主張が過激になり、関係無い事までもがパレードで主張されるようになり、うんざりした僕は完全に離れました。
    こんにちではちょっと問題がある政治家までもがパレードに出るようになって、利権臭を嗅ぎ付けた連中が跋扈するようになり、別の意味でいわゆるLGBTが目立ってきて、放っておいて欲しい僕のような人間には、迷惑な存在でしか無くなりました。
    お茶の水女子大学がトランスジェンダーを受け入れるとまで表明しだしました。もしも今後、偽物が出だしたらどうするつもりなのでしょう?
    仮に銭湯でもトランスを認めざるを得なくなったら、それを利用する男も出てくるし、逆のケースもあり得るでしょう。
    多様な性を認めると言う一見耳に心地よい言葉の裏には、大きな危険と、何かしらの利権が絡んでいるとしか思えません。