何が依存症どうのこうのだ

皇紀2678年(平成30年)7月21日

【攻防・終盤国会】IR実施法成立、今国会が事実上閉会

カジノを含む統合型リゾート施設(IR)実施法は20日夜の参院本会議で、自民、公明両党と日本維新の会などの賛成多数で可決、成立した。これに先立ち、立憲民主、国民民…

(産経ニュース)

 もう一度申しますが今国会(通常国会と延長国会)はまれに見る酷いものでした。それは安倍内閣のせいではありません。立憲民主党ら野党五党の酷さが際立ったからです。

 政府与党から出された酷い法案や改正案に対し、二十日の衆議院本会議で二時間四十三分も演説し続けた立民の枝野幸男代表の「莫迦ほど長い話」を聞いても分かる通り、何も立証できなかった安倍晋三首相といわゆる「二つの学園」との関係などの与太話に固執し、十八連休にも及んだ野党五党が結果として何一つ対抗できなかったという酷さです。

 街中にパチンコ店がはびこる醜いわが国をそのままに、何が「ギャンブル依存症が」ですか!

 それがカジノを含む統合型リゾート施設(IR)実施法への反対意見の全てだったことも、野党五党の救いがたい程度の低さを如実に表しています。なぜ誰も「パチンコを禁止にしろ」といわないのでしょうか。

 私はかねがね、パチンコを一掃するのと引き換えならば外国人に入場を限定してIRを認めると主張してきました。なぜならカジノ施設は、ドレスコードに始まって低所得者層の賭け事依存を招きにくい体質にあり、厭らしい話をすれば警察官の再就職先をパチンコからカジノへ移し、入場する外国人の犯罪にも対応してもらうという大義を前提に、パチンコ一掃の好機と捉えたからです。

 確かにこの実施法には、カジノを楽しむためにお金を借りることができる仕組みが明記されていますが、現状生活保護費をパチンコに投入する事例などが放置されており、これには私がかつて話したことのあるパチンコ経営者ですら「間違っている。本当は断りたいが、断わってよいとする法的根拠がないから断れない」といわしめたほどであるにもかかわらず、やはりどの国会議員も今回の議論で提示しませんでした。

 この種の偽善めいた話の流れが「反対のための反対」を露呈させ、ついには安倍内閣の支持率を押し上げることへと繋がります。つまり枝野代表の長話は、えんえんと安倍首相を応援するものでしかなかったのです。どこまで頭の悪い滑稽な連中なのでしょうか。

 このようなことが起きてしまうのは、野党五党にわが国を、私たち日本民族を想う気持ちなど微塵もないからに違いありません。それがあれば安倍内閣を本当に追い詰めることは可能でした。それほど今国会で政府与党が提出した議案は、これまで申してきたようにほとんど酷いものだったのです。

 街に出ればまだ「アベ辞めろ」の「下手くそなラップフェス」が繰り広げられ、人びとをげんなりさせ、やはり多くを「まぁ安倍自民党でいいか」と思わせることに貢献してしまう……日本のことが大嫌いな人たちによる壮大な安倍応援歌でわが国は、もう首が回らなくなっています。

 法案可決の直後に大阪府の松井一郎知事(大阪維新の会)が「来年には着工」とか何とかいったのを見て、率直に阿呆が莫迦をさらしたと私は思いました。いかに私たちが正気を失わずにいられるか、そこにかかっているのです。

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『何が依存症どうのこうのだ』に4件のコメント

  1. 心配性@我は蛮夷なり:

    パチンコ店の店内はよほど涼しくて快適なのか、外から覗くと結構混んでいるようですね。
    幼児の車内熱中症による死亡事故、遊ぶ金欲しさの殺人、家庭崩壊等々、うんざりするほど悲劇的な報道を耳にしてきましたが、日本人の「パチンコ依存」は激しいようです。

    一度、何食わぬ顔で店に入り、眉間に皺を寄せ、仁王立ちして店内をぐるーっと見回し、パチンコに熱中するおじさん達の背後からガンを飛ばし、ぐるぐると巡回して、遊ばずに仏頂面で店を出て行ってやったことがありました。

    もちろん、嫌がらせです(爆)

  2. あき:

    与党野党みんなグルですね。  餌の割り当てを決めるので、揉めてるだけ。
    カジノ法案観ていても、反対する気はさらさら無いのがよく分かります。
     パチンコ屋は大幅規制と増税課税・カジノは外資規制特にパチ屋来る連中は禁止・など、もうゴリ押しして得意満面何だろうが!それくらいはやれ!と思います。
     それにしても、TPP私は基本反対ですが、今度イギリスが参加~などで安倍自民推奨の人達?が大喜びみたいな感じなんですが、どうなんでしょうね、何だかな、どう転ぶんでしょう、そんなに良い事なんでしょうか?判りません。

  3. 日本女性:

    遠藤様が「小池都知事の進退にかかわる」と予言された都のTTF事業がドワンゴ川上氏の辞任によって内容が明らかになりつつあります。

    http://agora-web.jp/archives/2033837.html

    また、築地の仲卸の生田氏ほか10名が小池都知事の移転延期の決定による損害賠償についても、都側の反論が提出され、生田氏が公開しています。小池氏は開催都市のホステスとしてオリパラを迎えたいみたいですが、いよいよ化けの皮がはがれてきました。

    東京都の反論 https://twitter.com/ikutayoshikatsu/status/1020311755887587330

    解説 http://www.miyawakiatsushi.net/2018/07/ikutayoshikatsuvsai.html

  4. GU:

    IR カジノはスタート全国3ヶ所予定。
    入場料6千円。

    そんなところに日本人の依存症予備軍がどれほど行くか?
    既存パチンコ等からギャンブル依存症という言葉が出てきたのではないか?
    これから始めるIRではない。

    もうすっかり、歩いていけるパチンコ屋、入場料も取られないパチンコ屋で、
    依存症になる者は既になっている。
    パチンコで依存症になっている。

    長年パチンコ等で依存症を増やしていたにも関わらずギャンブル依存症対策を今国会で騒ぎ立てている野党はどれほど対策活動をしてきたと言うのか?
    これは安部内閣叩きの材料の一つとして出しているとはっきり分かる事ではないか。

    それが今の日本の政治、特に野党の存在意味が疑われる政治不信の元だという事を与党の責任に転化している様。
    「日本国民を馬鹿にするのもいい加減にしろ」
    と言うことだ。