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"The Princece And The Dressmaker" ドレスを着たい王子とお針子のグラフィック・ノベル
斬新なドレスを作ったお針子のもとに、さる高貴な方から
住み込みで専属のお針子になってほしいと依頼があります。
行ってみると、なんと、相手は女性ではなく、王子様! 

強い王であらねばという男らしさの規範に、
王子は女性の服が着たい気持ちを押し殺していたのでした。

王子の理解者となったお針子と王子の間に、
やがて恋がめばえ……?

The Children’s and Teen Choice Book Awards 2019年ティーン部門の
受賞作です。全ページ、カラーのグラフィック・ノベル(漫画)。

紙の本(ペーパーバック)にリンクしておきますが、Kindle版もあります。


ジェンダーフリーの物語、働く女性の物語でありながら、昔ながらの
王子と町の娘との困難な恋というシンデレラの枠組みでもあり、
新しさと古さが混ざる秀逸な設定です。
これ、ディズニーが映画化したらいいのに。

と思ったら、アナ雪のスタッフで映画化の話があるそうです。
Jen Wang’s THE PRINCE AND THE DRESSMAKER to become a movie musical from the FROZEN team


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読みやすさレベル5 | 14:51:05 | Trackback(-) | Comments(-)
"The Remains of The Day" 静かな、美しい文章
カズオ・イシグロさん、ノーベル文学賞受賞おめでとうございます!(遅い?)
ということで、読みました。

The Remains of the Day
Kazuo Ishiguro
0571258247
老いをむかえた執事が、
イギリスの美しい景色の中を
車で旅する、一人称の小説です。

dignity の美学にこだわる執事。
いいね、いいねえ。
映画のアンソニー・ホプキンスも、よかったよね!


信頼できない語り手(unreliable narrator)と言いますが、
独り語りの言葉を、文字通りに受け取ってはいけない。
この人、美しい言葉を重ねて、気持ちをごまかしているなあ
と思いながら読みました。

「好き」って言っちゃえよ、みたいな。
("Nate The Great" の感想と同じになるのは、どうしたことか)

人は「私が知っている私」だけではない。
自分のいたお屋敷の中の世界から、外の世界を旅して、
「他の人からみた私」が見えてくるのか、こないのか……。

★★★★★
読みやすさレベル7~8
70103 語

執事らしい丁寧な、ということは、やや息の長い文。
ダーッと読めると気持ちいです。

反省点: ダウントン・アビーをもっと観てから読めばよかった。

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読みやすさレベル7 | 17:06:33 | Trackback(-) | Comments(-)
The Wild Robot 宮崎駿ラピュタに出てくるロボットのような一冊
ジブリの名作ラピュタの、小鳥を肩にのせ花に水をあげるロボットを
思い出しました。

The Wild Robot
Peter Brown
0316381993
新品のロボットが無人島に漂着し,
そこで「生きて」いきます。

まわりの動物には
怪物とよばれ、
「野性」をロボットは学び……、

そして、ロボットは「母」になります。

ロボットなのに、「野性」って面白いでしょ。
あまり知らないで読むほうが面白いと思うので、
これ以上は語りません。
「母」になると書いたけど、人間の母ではないですよ、とそれだけ。

このロボットが起動して、世界を発見していくまなざしが、
子どもが初めて目をあけて、この世界のことわりをつかんでいく
過程そのもので、その子どもの目がいいんです!
Sense of Wonder って、これだよね。

★★★★★
レベル5
35,019 語

一つ一つの章が 2 ページくらいなので、
分厚い本がさくさく進む達成感があります。
Hatchet より読みやすい。


続編 The Wild Robot Escapes は、来年 2018 年 3 月発売予定です。

The Wild Robot Escapes
Peter Brown
1478989637


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洋書多読情報 | 20:29:24 | Trackback(-) | Comments(-)
黒の、たたかうプリンセス "The Princess In Black"
プリンセス・マグノリアは、ピンクの完璧なお姫様。
しかし、その実態は……
モンスター警報が鳴ると、黒い衣装に身を包み、
さっそうと愛馬にまたがるプリンセス・イン・ブラックなのだ!!

The Princess in Black
Shannon Hale Dean Hale LeUyen Pham
0763678880
今日は、公爵夫人をまねいて、お茶。
ところが、この公爵夫人は、
ひとの家の中を見て、
ひとの隠し事を見つけるのが
大好きなんだって。

そんなときに、モンスター警報が!
バレずに帰って来ることができるのか……!?

★★★★★
レベル2
2079 語

全ページ、フルカラー。
チャプター・ブック(章立ての本)ですが、ほぼ絵本。
絵本からチャプター・ブックへ進む、橋渡しのレベルです。

健康的に、やせすぎではない、お姫様。
ちょっとね、バットマンみたいな感じ。
こういう本がアメリカにはあるんだなあ。

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読みやすさレベル2 | 11:02:51 | Trackback(-) | Comments(-)
Sophie And The Shadow Woods シリーズ
Rainbow Magic を思い出しました!

Shadow Woods. Linda Chapman and Lee Weatherly (Sophie and the Shadow Woods)
Linda Chapman
0007411634
ソフィーは、テコンドーを習っている女の子。
なぜか、おじいさんは、双子のかたわれの
男の子のほうばかり可愛がっています。

しかし、10 歳の誕生日、実は、
魔物から世界を守る闇の門番の
不思議な力が、ソフィーにあるとわかります。
(男の子のほうではなく)

はたして、ゴブリンたちから、門を守ることができるのか!

★★★★★
語数: たぶん 5000 語くらい
読みやすさレベル: 4までいかないけど、
3と紹介したら地獄をみるレベル
(3から4への橋渡し)

宝石が 6 個出てくるので、 6 巻完結と思われます(たぶん)。

多読の教室などでは、買わなくていいんじゃないかな。
表紙の絵がびみょうなので、中高生は手に取らなさそう。

わたしは、サクサク読んで面白かったので、
★ 5 つつけました。
けっこうアクションものです。

作者の Linda Chapman は、別のペンネームで Heartland や
Rainbow Magic シリーズの数冊を書いている方です。


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読みやすさレベル4 | 12:55:02 | Trackback(-) | Comments(-)
映画『殿、利息でござる!』
コメディーかと思って油断していたら、けっこう泣かされました。
阿部サダヲ、いい役者だねえ。

映画の日(1日)に、父をつれて映画を観てきたのです。

公式サイト:殿、利息でござる!

仙台藩の実話です。
町に課せられた重い税に苦しむ百姓が、
お上にお金を貸して利息をとれば、
町の負担が楽になる、と思いつきます。

そこから賛同者をつのり、上へ上へと話を通し、
しかし、一筋縄ではいかず……
と、サラリーマンには身につまされるようではありませんか。

大金を出しても利益はすべて町のため、
しかし良いことをしたと偉そうになってはいけない、
子々孫々まで慎むべし、という教えを守り、
この話は最近まで知られていなかったのだそうです。

いい映画でした。

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映画・ドラマ・ビデオ | 09:57:46 | Trackback(-) | Comments(-)
作家 Linda Chapman さん(当たりをひいた匂いがする)
イギリス人の児童書の作家さんですが、この方、
別のペンネームで Rainbow Magic シリーズを書いているのです。
(タドキストに人気のあの!)

知らなかったのですが、Rainbow Magic シリーズは、
Daisy Meadows というペンネームで、複数の作家さんが
書いているのだそうです。
各巻の "Special Thanks to" と書いてあるところが
担当した作家さんのお名前なんですって。

そして、この方、Lauren Brooke のペンネームで
Heartland シリーズを書いているんです。
(タドキストに人気の、あの!!)

……ということが、ウィキペディアにのっていて、
狂喜乱舞する気持ち、わかっていただけます?
https://en.wikipedia.org/wiki/Linda_Chapman

リンダ・チャップマンさんのホームページはこちらです。
http://www.lindachapmanauthor.co.uk/index.php

私が読んだのは、Best Friends Bakery シリーズです。
心あたたまる、いいシリーズでしたよ。

Sugar and Spice (Best Friends' Bakery)
Linda Chapman Kate Hindley
144401188X



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洋書多読情報 | 10:06:19 | Trackback(-) | Comments(-)
父に EDiT 手帳を。
一日一ページ、B6 サイズの手帳を、父に買ってあげたら、
昨日あった楽しいことを書いてくれていました。

買ってよかった!


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よもやま日記 | 09:13:42 | Trackback(-) | Comments(-)
英語でYou had better.... と言うと外国人が怒る理由: 日本的「~したほうがいい」との違い(betterは常に2つのものを比べているから)
英語と日本語でコミュニケーション・ギャップをおこす表現ナンバー・ワン
と思っております。

外国人に、なにかを教えてあげようとして "You'd better ...." と言ったら、
相手が怒りだし、かなり理屈っぽいことを言われて
すごーく気まずくなるわ、言うこと聞かなくて困るわ、
ってことありませんか。

私はあります。それも何度も(爆)。

どうもこの表現は相手を怒らすようだと経験していたのですが
長い間、理由がわかりませんでした。

理由がわからないので、うっかりするとまた使ってしまうこともありました。

あるとき、やさしい英語の多読をしていて、今までの経験とむすびつき、
急にビビビ!とひらめいたので書いておきます。

ヒントを書いておくと、better は常に 2 つのことを比べている、です。

(英語を日本語の訳をとおして勉強しないで、
英語を英語として吸収してきたひとには、あたり前の話かも…… ^^;)

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“英語でYou had better.... と言うと外国人が怒る理由: 日本的「~したほうがいい」との違い(betterは常に2つのものを比べているから)”の続きを読む>>
多読的英語ネタ | 16:11:02 | Trackback(-) | Comments(-)
エドガー賞発表!
ミステリーに贈られるエドガー賞が発表になりました。
エドガー賞を受賞した作品は、さすがの面白さなので、
毎年、どんな本が選ばれるのか、わくわくします。

公式: http://www.theedgars.com/nominees.html

Best Novel

Let Me Die in His Footsteps: A Novel
Lori Roy
0525955070


それから、短編部門で、キング先生の "The Bazaar of Bad Dreams" に
収録されている 'Obits' が受賞しました。うむむ、気になる……。

The Bazaar of Bad Dreams: Stories
Stephen King
150112787X


そして、児童書の受賞作は、こちら。

Footer Davis Probably Is Crazy
Susan Vaught Jennifer Black Reinhardt
1481422774

コミカルな感じで、女の子が主人公、
アメリカの南部が舞台。
近所の農場の火災の放火犯をつきとめる。

RL(Reading Level) 5.3 ですから
小学校 5 年生向けの英語ですね。
語数 44,453 語


ここでは、3 つだけ取り上げましたが、
エドガー賞にはいろいろな部門があるので、
公式サイトもチェックしてみてください。

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洋書多読情報 | 23:32:37 | Trackback(-) | Comments(-)
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おかげで、苦行だった英語の本が楽ちんに読めるようになりました♪
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酒井 邦秀

詳しくは→NPO 多言語多読

PROFILE

Julie

  • author: Julie
  • A Japanese grown-up :)

    多読 3原則
    1.辞書は引かない
    2.わからないところは飛ばす
    3.あわない本はドンドンやめる

    洋書をすらすら読みたいなら、すらすら読めるレベルから辞書を引かずに少しずつ読み上げていけば、いいのだ!

    目からウロコの英語多読をしています。

    英語の語順どおりにそのまま読み「英語のままわかる」感覚を自分で育てていきます。 (そのためには、苦行しない(笑)。どんな方でもレベル・ゼロから始めるほうが、結果的に楽に読む量が増えます)

    日本語を迂回した理解 (和訳) を避ける理由は、(1) 時間がかかって即反応できないから、(2) どんな単語でも日本語と英語の間にはズレがあり、英語の世界でのニュアンスをつかみたいから、ひいては (3) 自分の知識にないことに出合ってもその場で適切に対処する力を鍛えるため、です。ベーシックな言葉をたっぷり吸収していこー!

    楽しい本との出合いがありますよう、そしていろいろな「発見」がありますように!
    Happy Reading♪

    2003年5月 多読開始、半信半疑で読み始める。
    2005年5月 1021冊、700万語通過&ブログ開設(それ以前の多読記録は、このブログにはありません)
    2006年9月 1218冊、1000万語通過
    2009年11月 Kindle 2 ユーザー。
    2013年11月 Kindle Paperwhite 購入。
    未読本は心の余裕!

    Julieの英語多読本棚(多読初期に読んだ本を登録中)
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