ミスタッチばかりのはな子(小4)と、

 

家ではピアノが弾けないまる子(小2)が

 

ついにピアノコンクール(予選)の

 

本番を迎えました。

 

背景、継続、最悪の状況など

 

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  コンクールの仕組み

仕組み

はな子とまる子が参加したコンクールは、

 

予選→本選→全国大会と続きます。

 

私の独断と偏見ですが、

 

こんな感じのレベルです。

 

予選

そこそこの曲を、ノーミスで弾くこと。

 

例えばですが、こんな曲です。

 

年長:ブルグミュラーのアラベスク

   ギロックの手品師

小2:ブルグミュラーの貴婦人の乗馬

   ギロックのカーニバルの舞踏会

 

はな子・まる子の参加したコンクールでは、

 

予選突破率は約80~90%です。

 

ですが、皆さんかなりハイレベルです。

 

おそらく、各ピアノ教室の精鋭揃いです。

 

本選

ノーミスが大前提。

 

さらにかなりの表現力が要求されます。

 

譜面通り、音の大小も含め弾くのではなく、

 

一音一音に魂を込める必要があります。

 

ワンタッチのミスが、即落選です。

 

本選突破率は約30~50%です。

 

偏差値で例えると

 

例えば各ピアノ教室の上位10%(偏差値62.8)が

 

コンクールに参加した場合、

 

予選突破を仮に80%とすると、

 

予選突破の偏差値は約64(上位8%)となります。

 

次の本選突破を仮に30%とすると、

 

本選突破の偏差値は約70(上位2.4%)です。

 

この数字を見て驚く皆さま、

 

さすがです。

 

ホンキでピアノのコンクールを目指す子は、

 

毎日朝から晩まで、

 

一日あたり8~10時間、

 

ないしそれ以上弾いています。

 

そういう子がうじゃうじゃいる中での、

 

偏差値70という数字は、

 

とてつもない高さです。

 

  予選

予選を前に、万が一予選落ちした場合、

 

「これが今の実力」と納得できるよう、

 

心の準備をしました。

 

ですが、本音は

 

「予選通過」という言葉が欲しいです。

 

そして運命の予選を迎えました。

 

書け値無しの一発勝負です。

 

まる子

年齢順のため、先にまる子です。

 

まる子の曲は、

 

真夜中の火祭り

 

子犬のワルツ

 

2曲です。

 

まる子のピアノが始まります。

 

私は舞台袖で聞いてましたが、

 

涙が止まりませんでした。

 

昨年11月末に左ひじを骨折し、

 

二度手術をしました。

 

手術後、ギプスとワイヤを外した後、

 

地獄が待っていました。

 

なんと、指や腕が全く動きませんでした。

 

医師から

 

「橈骨神経麻痺」

 

という言葉と症例の説明を受けました。

 

骨が折れたときに、

 

神経を損傷した可能性を否定できない。

 

それくらい重度の骨折でした。

 

認めたくはありませんが、

 

今のまる子の状況と

 

完全に一致します。

 

三カ月ほど様子を見て、

 

改善の兆しが無い場合や、

 

麻痺が進行する場合は、

 

再手術も提案されました。

 

正直言うと、

 

再手術は脳裏を過りました。

 

ツライリハビリをしても、

 

効果があるか否かわかりません。

 

だったら、早く手術をしたほうがいい、

 

とまで考えました。

 

ですが、まる子はまだ子供。

 

子供の回復力は、

 

大人の想像を超えます。

 

まだ確定診断が出ていないのに、

 

私がここで諦めるわけにはいきません。

 

可愛い娘に、

 

これ以上手術の痕を刻みたくありません。

 

毎日毎日、地獄のリハビリを強行

 

週末は付きっ切りで

 

骨と皮しかない瘦せ細った腕と指の

 

リハビリをしました。

 

冗談抜きで必死でした。

 

腕と指が動くのに、

 

3か月以上要しました。

 

一番効果があったのは、

 

ニンテンドースイッチです。

 

まる子はゲームが大好きなので、

 

死ぬ気で左の親指を動かします。

 

まさかニンテンドースイッチが

 

リハビリに役立つとは思いませんでした。

 

受験生の敵、ゲームのチカラ、

 

偉大です。

 

左の親指が動けば、

 

勝ったも同然です。

 

左腕と指は、

 

ゲーム機を支えます。

 

あんなに動かなかった左腕/指が、

 

気付いたら少しずつ動くように。

 

今となっては、

 

任天堂本社に足を向けて寝られません。

 

医師から再手術は不要、

 

経過観察のみでOKと診断が下り、

 

両手でピアノの練習を再開したのは、

 

今年の4月です。

 

4月から7月までのわずか4カ月間で、

 

コンクールに参加できるのは、

 

奇跡です。

 

いえ、正確には、

 

まる子本人の努力の賜物です。

 

コンクール寸前まで

 

家で弾けなかったのがウソのように、

 

まる子の指は鍵盤を踊ります。

 

私の視界は涙で曇り、

 

まる子の指を追えませんでした。

 

ですが、私の耳には、

 

まる子が弾くピアノが

 

しっかりと届きました!

 

はな子

まる子の演奏を聴き、

 

はな子の緊張感が高まりました。

 

ホンキのまる子の演奏を聴いた以上、

 

はな子の闘志に火が付きました炎

 

「心を燃やせメラメラ

 

とどこかの炎柱が言った言葉、

 

今のはな子には逆効果です。

 

私は嫌な予感がしました。

 

それは、本番で見事に的中しました。

 

はな子の曲は

 

トルコ行進曲(モーツァルト)です。

 

演奏開始早々、曲が崩れました。

 

ありえないほどのミスタッチ、

 

リズムが崩れ、曲が詰まります。

 

1曲入魂の怖さは、

 

リカバリーができないことです。

 

曲が途切れないので、

 

演奏者自身もミスの修正が難しいのです。

 

舞台袖で聞きながら、

 

私は血の気が引きました。

 

「これは無理だ」

 

普段の練習以下です。

 

ピアノ発表会であれば、

 

「難しい曲を頑張って弾いている」

 

という解釈ができますが、

 

コンクールになると、

 

「練習不足」

 

と解釈されて The Endです。

 

演奏終了後、私は悟りました。

 

はな子は、軸足を日能研に置き過ぎました。

 

勉強に集中するあまり、

 

ピアノがおろそかになっていました。

 

たかが2~3週間ピアノに集中したところで、

 

練習不足は補えません。

 

  予選の結果

結論から申しますと、

 

はな子・まる子共に、

 

予選は通過しました。

 

ですが、はな子/まる子共に

 

予選通過基準に対し、

 

紙一重です。

 

本選通過基準には遠く及びません。

 

このままですと、

 

本選通過は無理です。

 

そして今、私(ごはんおおもり)は、

 

ピアノのA先生から以下2つの

 

大きな決断を迫られています。

 

1つ目:本選に向けて曲の変更

2つ目:本選の棄権

 

  まとめ

コンクール予選突破今後の予定は未定(決断できず)

 

以下に続きます

 

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