マンション選びのポイント(新築編)

(2022年4月1日現在の法令等に基づいて解説しています)

マンション管理適正評価制度

今年4月から、『マンション管理適正評価制度  』がスタートしました。新築マンションも、マンション管理適正化制度の評価を受けたマンションもあります。適切に維持管理されているマンションが市場で評価されるための仕組みです。マンション選びの参考にすべき項目の一つです。 

参照 マンション管理適正評価サイト

真新しく最新の設備で暮らせる

 新築マンションの最大のメリットは、誰も住んだことのない真新しい部屋に住める事です。

 全てが新しく、浴室やキッチン等の水回り設備も最新の物が採用されています。セキュリティ対策とし建物玄関のオートロックや宅配ボックス。専有部分では浄水器、食洗機、浴室暖房乾燥機等が標準仕様も珍しくありません。全てが、新品のため入居後しばらくは住宅設備の経年劣化による、故障や交換などの費用がかからない点もメリットです。耐震性能も最新の技術で建てられているので安心です。

 最近は、豪雨等の自然災害対策として電気関係の共用設備を地下ではなく地上階以上に設置する建物も増えています。

税制面でも有利

 最近は駅を中心とした再開発に分譲マンションが組み込まれるケースもあります。学校やショッピングモール、医療機関などが隣接していて生活しやすく人気を集めています。また、専有スペースの間取りや部屋数を変更できる物件もあります。税制面でも住宅ローン減税や建物の固定資産税が5年間半額になる等の優遇措置を利用できるメリットがあります。

割高なことが最大のデメリット

 新築マンションは、同じエリアで売られている広さが同じくらいの中古と比べると価格が高く設定されています。

 価格が高ければ、住宅ローンの借入額も大きくなりまります。また、中古での購入に比べて毎月返済額が増えることになります。近年は、建築費が高騰しているので、販売価格を抑えるために部屋の面積を小さくして販売する物件も増えています。中には1つの部屋をアコーディオンカーテンで仕切って2部屋と数えているケースもあります。

完成前に完売のケースも

 新築マンションの場合は完成する前に販売がスタートするのが一般的です。そして、人気エリアの物件は完成前に完売してしまいます。モデルルームや間取り図で住居内をイメージして購入を決めることになります。その為に、入居後に「思ったよりも狭かった」「眺望や部屋がイメージと違う」と感じることもあります。また、マンションは新築でも中古でも毎月、修繕積立金や管理費がかかります。しかし、新築の場合は、修繕積立基金や管理組合準備金が必要です。

グッドプランナーズの宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー

 新築マンションは、資金計画に余裕があり、誰も住んだことがなく、内装も設備も新しい住まいで暮らしたい。そして、共用設備も充実しているほうがいいと考えている人には高い満足感を与えます。ただし、モデルルームの多くは、見学者が魅力的に感じる仕掛けがしてあります。

 壁紙やフローリングはグレードの高いものを使っています。システムキッチンや浴槽・トイレなどもオプション仕様のものを使っています。それをイメージして購入すると「モデルルームと感じが違う」ということになります。購入を決めた場合には、住宅設備会社のショウルームでしっかり比較検討して内装や設備を選ぶことをお勧めします。

グッドプランナーズの宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナーがマンション選びをサポートします。

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