ポンコツ先生の自己満へそ曲がり国語教室と老害アウトドア

中学校の国語や趣味に関する話題を中心に書いてます。

おかしいなぁ、水蒸気炊飯って失敗しないはずじゃなかったっけ?

さて、先日買った雷鳥飯盒とメスティンポットを使ってみたくて、ある休日出かけてみました。カレーライスを作ってみようという試みです。以前も来た創成川河畔のある場所に、リュックに荷物を詰め込んでやって参りました。

  

ちょっとした食材なら、以前買ったクーラー袋で十分ですな。で、飯盒の中にはこんなものを詰め込んできました。

ナイフ、ライター、スプーン、折りたたみフォーク、しゃもじ兼こげ剥がし。メスティンポット2つ。(今にして思えば、あまり隙間なく納まっているので悦に入ってましたが、これが大きな間違い、フラグ1)

 米も目測を誤って、多分0.5合くらい。

本当は0.8合くらいと思っていたのですが、カップがいつもと違っていたので思っていたよりも少ない。(フラグ2)で、浸水させている間に野菜を切りますよ。

 

随分小さく切るなあ、とお思いでしょうが、まぁ小さい方が生煮えにはなりづらいかと(小心者)

 

同じく家に適当な肉が無かったので、たまたまあったベーコンを細切れにして入れます。(うわぁ、おじいちゃんの手だなあすっかり。ヤダヤダ)で、こんなんなりまして

 

とりあえず、よくわからないけど水は半分くらいいれとけばいいかな?(フラグ3)

 

中蓋をかぶせ、火にかけます。例によってサウスフィールドの小さいやつ。で、この日実は結構風が強くて(フラグ4)風防を持ってくるのを忘れたのが結構大きなしくじりでした。コーヒーなんぞ入れてしばし待ちますよ。

  

そこそこ時間が経ったころ、中蓋で中華まんを蒸してみようと。この同時にいろいろと調理が出来るのがミソだとか(フラグ5)

 

ちょっと饅頭がデカすぎましたか。そして忘れちゃいけないカレールーの投入、なんですが・・・・・・

 

おわかりだろうか。この段階ですでに「おまえはもう死んでいる」のですよ。ああもう少し注意深ければ。このあたりが大人のADHD疑い。

30分ほどたって蓋を開けてみると、なんということでしょう!饅頭の表面がパリパリで、がっつり中蓋にこびりついているじゃあーりませんか。

 焦げ取り持ってきて正解!(おいおい)

そうです。水蒸気を出すために入れた水の量が少なすぎて、途中で空焚きになってしまっていたのですよ!まぁ饅頭は食いましたけどね。表面パリパリの。で、おそるおそる中蓋を開けてみると・・・・・・

はい、空焚きによりカレーが吹きこぼれ、がっつり底にこびりついていますよ。ご飯を取り出してみると、なんとお焦げがあるじゃないですか。水蒸気炊飯のはずなのに!大工の源さんじゃないけど、「がっくし」ですよ。やっぱりご飯も少ないし。

 

なんか釈然としないまま、ええ、食べましたよカレーライス。ルーも水分が少なくて味が濃くて、キーマカレーみたいになっちゃいましたよ。でもまあ、旨かったですけどね。考えてみたら日本のカレールーを使って、まずいカレーを作るのって逆にむずかしいですけどね。で、負け戦の跡がこれです。

もうね、ぶぁかかと、あふぉかと。(古いネラーしか分からない自虐)ええ、リベンジですよこんなの、当たり前じゃないですか。で、近々発寒川に出かけて、もう一度挑戦しますよ、置きっぱなしカレー+何か蒸す物で昼飯食べてきますよ。乞うご期待。

(・・・・・・すでに次回のフラグが立ったような気がする。おまえはすでに略)それではまた、よろしければおつきあいください。

大人の積み木(雷鳥飯盒スタッキングその2)

北海道はなかなか雪が溶けず、自転車を出すのもソロキャンプに行くのもはるか彼方、という現状です。雪中キャンプを志すほどのガチ勢ではなく、ゆるゆるキャンパーですのであしからず。ということで、暇に任せて買ってみましたこれ。

 

YOUTUBEで紹介されていたダイ〇ーの「メスティンポット」330円ナリ×2。例のまだ使っていない「雷鳥飯盒」にいれるとちょうど良さそうだし、これでも水蒸気炊飯ができるとのことで、いずれ時が来たら挑戦してみようと思います。入れてみるとこんな風。

前後左右若干の空きがある感じで、まあ概ねちょうど良いかと。さて、何をパッキングするか。真っ先に考えついたのが調味料入れ。ピッタリ入りそうじゃね?

 

はい、ピッタリでした。というかぴったりすぎて、蓋をぎゅうぎゅうに締めてやっと入る、というジャストすぎるサイズ。むしろ出す時に苦労するレベル。ポット自体を押してたゆませてやっと出せる、という具合。ですがポット一つに小なら4つ、大なら2つのボトルがきっちり入る。きっちり過ぎて微動だにしないので、当然カタカタ音がすることもない。

どうやらこんな感じで持って行くことになりそうだな。ごま油、塩胡椒、醤油、ほりにし、粉ニンニク、赤ほりにし(あとひとつ小のボトルが入るが何にしよう?)

そうなると、中子に入れる物はどうするか。

 

まずエアストーブラージを敷き、その上にモ〇ベルの箸と〇イソーの焦げ取りを置き、

 

同じくダイ〇ーの折りたたみチタンフォーク(330円ナリ)とスノー〇ークのスプーン、さらに山麓工房の火吹き棒、SOTOのライターでちょうど埋まった。うん、なんかいい感じじゃね?さらにモンターナのちょっとしたクーラー袋?(1000円くらい)などバッグに詰める。

 

アルスト、ハンマー、アルコール、ランタンなどを入れてもまだゆとりあり。

同じく山麓工房のファイアスターターやら、折りたたみまな板やら入れても大丈夫そうだ。上手くきっちり詰めてできるだけひとまとめにしたい。結局自転車キャンプでは重さも大事ですが、それよりも容量のほうがパッキングに頭を悩ませるんですよね。

行きもしないのにあれやこれや考えてニマニマしている老人の図は、端から見ると甚だ気色が悪いでしょうね。でもまぁ、大人の積み木だと思って生暖かい目で・・・・・・

 見逃してくれよぉ

そういえば、昔「乗れもしないのにサーフボードを抱えて湘南をうろうろする」輩を「岡サーファー」(死語)と言っていましたが、(まだ)行きもしないのに道具を見てニヤニヤしているキャンパーは何というのでしょうか。家キャンパー?

札幌の積雪はまだ50㎝くらいです。自転車・・・・・・乗って乗れなくはないが・・・・・・

 

アニメでわしも考えた⑮ 

久々のアニメ雑感ですが、もうね、正直食傷気味です。見出すときりがないんですよ。いや、面白いのとかすげぇな、と思うのはたくさんあるんですよ。覇権と言われる「ホニャララのフリーレン」とか「薬屋のホニャララ」とか。でもちょっと疲れまして。それほど真剣に見ているわけじゃないけど、ボーッと流して見ていたい。そんなのにちょうど良いのがひとつはこれ。

「姫様”拷問”の時間です」

題名はずいぶんと物騒なのですが、まぁ緩いことゆるいこと。話は魔王軍に捕まった王国軍第三騎士団長の「姫様」に、王国の秘密を聞き出すべく次々に拷問に掛ける、というお話なのですが、イメージを見ておわかりの通り、いわゆる普通の拷問ではない。というか痛いとか血なまぐさいシーンは一切出てこない。

ネタバレにならない程度に言うと、「美味そう」とか「楽しそう」とか「可愛い」とか、とにかく人間の嗜好とか欲望をくすぐりまくることで、姫様に秘密をしゃべらせようとするんですよ。そしてまたこの姫様がすぐ負けてしまい、どんどん王国の秘密、それも「どーでもいい」秘密を喋ってしまう。さらに緩いことに、せっかく手に入れた秘密を、これまたくだらない理由で魔王様がスルーしたりする。延々とそれの繰り返し。

「姫様はしゃべった」という吹き出し?も毎度定番で、最近はかなり諦め気味の、姫様の喋る聖剣が、欲望に負けそうになる時に入れるツッコミをいれるんです。その「ひめさま?」というセリフがもうたまらなく可笑しいのですよ。声優さん凄いと思います。

逆に、基本パターンが決まっているのによくもまあこれだけいろいろ欲望を考えられるものだな、と思います。と同時に、中身はどれもこれも考えたら我々の日常の一部なんですよ。われわれ日本人は、身の回りにこれほど欲望をかき立てる何かが溢れているんだな、と考えさせられました。ボーッと見るのにはとてもいいアニメだったと思います。

同じく何となくボーッと見るのに良かったのが「ダンジョン飯」ですね。

「いや、あれは覇権だろ」というガチ勢の声が聞こえてきそうですが、基本ダンジョンに潜って、モンスターを食糧として料理して食う、という内容です。最初あらすじを聞いた時には、なんかグロテスクなイメージがありましたが、いざ見てみると、それぞれのモンスターの設定が非常に深くて、単に肉を焼いて食べるだけではなく、料理の仕方が多岐にわたり、最終的に「ああ、これならちょっと食べてみたいかも」的に収まるのが、原作者の手柄なのかアニメ会社のテクなのか、ものすごく上手い。

「姫様~」は基本すべてコメディで、まったく気を張る場面はないのですが、こっちはコメディの部分と、結構血なまぐさい場面が入り混じっています。ヒロイン?のエルフの魔法使いが、水の魔物の攻撃で足や肩を貫かれて血を流すような場面もあったりしますが、血が足りないのをどうするか?という解決がギャグになっていたり。

そもそも、なぜダンジョンに潜るのかというと、主人公の剣士?の妹がドラゴンに食べられてしまい、消化されるまでにあと1カ月ほど、その前に助けなければ!という結構緊迫感あふれる設定なのですが、ともすればそのことを忘れてしまいそうになるほど、彼らのダンジョン探検がのんきに見えるのですよ。

いわゆる「なろう系アニメ」でも、魔物の肉を調理する場面はよく出てきますが、このアニメが一番、「なるほど、それなら旨いかも」と思わせる説得力を持ってると感じます。緩いギャグの部分と、例えばダンジョンの中の冒険者が、単純に他人を助けたりせず、報酬をどうする?のようなリアリティと、その混合がいい味を出している、そんなアニメだと思いますし、所詮冒険者も姫様も、究極的には食欲だな、と考えるアニメ2本でした。

 

 

雷鳥飯盒が、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!! 後編

さて、前回は中蓋に入れるものをだいたい決めました。あとは一番下に何をいれるとうまくまとまるか。あまり固いものを入れたり、中で動いたりすると内側に傷つきそうだし、なかなか難しい。とりあえず

底にFUKUさんのエアストーブラージを敷き、アルストとライターとアルコールを入れてみたが、やはり隙間があり、さらにアルコールのボトルが中蓋と干渉してだめだ。これはもう少し時間をかけて考えよう。もうひとつ。

見えますかね?底にダイソーの1.5合用黒メスティンの蓋。これがぴったりはまるのでちょいとした皿替わりになるとか。ネットの情報は正しかったですな。さらに何かバンドで留めたいということで、♪テッテレー

 

セ〇アのゴムバンドぉ~。色合いが実によい。3色とも使えそう。で、緑で留めてみるとこうなる・・・・・・長さといい、色味といい、善きかな。そして最終的に何かに入れるとしたら、これか?

ちょっとでかいが、ビーパルの昔の付録、これでいいんじゃないか?他にも小物が入りそうだし。ひとまとめにして持って行けそうだ。

ということで、早く雪が解けて自転車に乗れるようにならないかなと、取らぬ狸の皮算用もいいところだけど、いまからいろいろ詰めるものを考えるだけでちょいとわくわくする今日この頃です。(それにしても100均だの付録だのばかりだなあ。本当はこれとかカッコいいから欲しいんだけど、高いからなあ ↓)

それではまた。自転車キャンプの記事はまだまだ先になりそうです。

 

雷鳥飯盒が、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!! 前編

2月なのに10度を記録する馬鹿天気の札幌ですが、皆様いかかお過ごしでしょうか。いえ、いくら暖かいとはいえ、まだ冬キャンプに行こうという勇気はでません。逆に下がビチョビチョの方が始末に負えないし。

ところで、今年のキャンプで挑戦してみたかったことがありまして。それは何かというと「まずは荷物を減らす」そして「水蒸気炊飯」、これが今年の目標です。で、YOUTUBEなんか見ていると、いわゆる「戦闘飯盒」だけを使って料理すべてをまかない、同時に水蒸気炊飯をしている動画がたくさんあるんですよね。なので以前から「戦闘飯盒がほしいなぁ」と、まず形から入るアイテム好きの私としては思っていたのですが、なにせ高い。普通の4合炊き飯盒ならあるし、そんな1万円近くも出すのはどうよ、と思っていたところに、出ました!

YOUTUBERの「かほなん」さんプロデュースの「雷鳥飯盒」!この方、「さばいどる」と名乗り、ナイフを何種類も出しているし、リアルにブッシュクラフトやってらっしゃる若いガチ勢の女性なんですが、その方の出した飯盒、なんと6000円ナリ!

 さばいどる・かほなんの年齢や家族などプロフィールやキャンプを始めたきっかけと取得資格|山を購入・夢は無人島! | グランプレス さん

じつは、去年の暮れにも買おうとしたんですが、瞬殺されてしまい買えなかったのですよ。もうね、クレジットカードの三桁の番号を打ってる間に完売ですわ。50個ずつ、2回に分けて販売したのに、どっちも間に合いませんでした。今回(セカンドロット)は300個くらい売ったのかな?私が買えた段階で残り250くらいでしたから。運良く手に入れることができまして、9日発送開始から2日ほどで到着しました。で、開封の儀です。(こういうのよくYOUTUBEでやってますよね)

 

ああ、尊い・・・・・・(そぉかぁ?)

 

で、この雷鳥飯盒の一番の特徴は、全体の形が空豆型の戦闘飯盒と違って、長方形に近いんですよ。(左が雷鳥飯盒、右が戦闘飯盒)普通の飯盒が曲線なのは、「荷物として運ぶときに体の線にフィットするから」とか、「まとめて炊くときに凹み同士で向かい合わせると煙突効果で早く炊ける」とか、昔聞いたことがありますが、長方形の方がいいなと思ったのは、「スタッキングがしやすいんじゃないか」と思ったからです。自転車キャンプで荷物を減らすには、できるだけ無駄な空間を作らないことが重要なわけで、この雷鳥飯盒にも小物をたくさん入れていけばいいのでは、と思いまして、いろいろ詰めてみました。

 この中蓋にスリットがはいっているのがミソなんですね。

その① 調味料 私はダ○ソーのボトルに入れた調味料を、同じく○イソーのケースに入れて持って行っていました。それがこちら、ドン。

でもね、結局使わないんですよ。使うのはごま油、醤油、塩胡椒でほとんど足りるんです。というかそんな程度で足りるような物しか作っていないわけですが。で、吟味しまして中蓋に入れてみるとこうなる。

小さい方のボトルなら5つ入ります。で、ほりにしの赤やにんにくはあまり使わないので(なんちゃってペペロンチーノくらい)油にするとこうなる。ドン。

これで十分なんですよね。よっぽど凝ったもの作るなら別だけど、たぶんそんなことしないだろうし。まだ上に空間があるから、もう少し何か入れてみよう。ドン。

 

その② 箸など

モン○ルの野箸とス○ーピークの先割れスプーンと、ダイ○ーでかったスクレーパー。(これは本来焦げ落としで使うらしいのですが、私としてはしゃもじやフライ返しでつかおうかと)

本当は先割れスプーンではなく、スクーが入ってくれると良かったのですが、ほとんど大きさ同じなのになぜか入らない。

この辺り、逆に曲線的な戦闘飯盒だったら入ったのかもしれないですね。まあとりあえず中蓋は、今日はこれくらいにしといたるわ。(合掌、池野めだか氏)

というところで、長くなったので後編に続きます。それではまた。

久々の蕎麦打ちはまた同じ失敗の巻

三連休、久々にそば打ちでもしてみるか、と始めましたが、まぁなんというか、そばってコスパが悪いですね。小麦粉なんて1kgで300円とかなのに、そば粉を買ってみると200gで400円。圧倒的に勝った方が安い。しかも旨いし。

はいそうです。頑張ってみましたがうまくいきませんでした。食べましたけどね。

 

前回のラーメンで使った小麦粉の残りを100g、そば粉400gの二八そばにしました。まずはよくかき混ぜまして、水を220mlほど足します。

 

かき混ぜますとだんだんまとまってきます。

 

毎度のことながら、なんだか均等にまとめることができません。この「水回し」ってのが一番大事らしいのですが、まぁ不器用なこと。

 

なんとか円錐形にすることができました。が、なぜこの形にするのかはよくわかりません。でもネットでいろいろ見るとたいていこの形にしているので、とりあえずやってみただけです。で、今回は新機軸として、パスタマシンを使わずに包丁で切ってみようと思いまして。 

 

のし棒で伸ばしてみたのですが、まぁ四角くならない。下の台ギリギリになるように伸ばしましたが、最終的にはぼんやりした円形で終わりました。仕方がないのでこれを破けないように注意して折りたたみ(結局何カ所か破けてしまいましたが)

 

・・・・・・わかっております。うどんじゃねぇぞ、というツッコミを入れたいところでしょうし、できるだけ細く切ろうとは思っているんですよ。でもビビっちゃうんですよ。ああ、やっぱりパスタマシンにすればよかったか。で、こんなんなりました↓。

これだけ見たら、太すぎるのはともかく、そこそこイケそうな気がしたのです。でも毎度のことながら、ゆでると切れるんですよ。

 

 

水で締めまして、カミさんの作ってくれた汁に入れて食べたのですが・・・・・・はい、ボツボツきれてました。長くてもせいぜい10cmくらい。たぶん折りたたんだところからどんどん切れていったのだと思います。このあたり、何回やってもなかなかうまくいかない。とはいえ、そうそうたくさんそば粉を買ってきて練習するのもコスパが悪い。あと200gそば粉が残っていますが。そのうちこっそりまたチャレンジしてみます。

今回は家人の昼飯としてふるまいましたが、みんなビミョーな顔をしてましたね。「ラーメンだったらまだ食えるのだが・・・・・・」と、無言で語ってました。

暇に任せてそば打ちにはまり、家族や知り合いに勧めて嫌な顔をされる、というのも、老人あるあるらしいですな。どっとはらい

「走れメロス」の授業でまたまた気づいちゃったこと

3学期といえば、「少年の日の思い出」と「走れメロス」のシーズンですね。(少なくとも光村の教科書では)で、今日も今日とて日本中で誰もしないようなメロスの読み取りをやっていてまたくだらないことに気づいてしまいました。(誰もしないような読み取りは別項目をお読みください。メロスに関する記事はこれで12本目になります。もうね、ブァカかと、アフォかと←なつかしい)

その1 改竄発見!(というかなんというか)

事の発端は、例によって生徒に疑問点を出してもらい、解決する形で進めていたのですが、「なぜメロスは『言うな!』と言ったのか」という疑問ではたと困りました。まぁこれは「(自分勝手なことを)言うな!」ということの省略、ということでお茶を濁しておきましたが(メロスでお茶を濁すのがとてもうまくなりました)

で、ついでに今回気づいたのがメロスの「言うな!」の少し後に、ディオニスが「黙れ。」と言っている。この激高の「!」と冷静な「。」あたりにも、二人の性格の違いが表れているよねぇ、なんてドヤ顔で解説したのですが・・・・・・なんだか違和感が?

昔の教科書ではこうじゃなかったような気がしたんですよね。でも手元にある古い教科書には限りがある。そこで見てみましたよ青空文庫

・・・・・・やっぱり。青空文庫版では「黙れ、下賤の者。」でした。そうそう思い出した。大昔、札幌市が教〇出版の教科書を使っていた時代は、確かにこうだった。いつからかわったのか知らないけど、これもあれですかね。最近の「ポリコレ」に忖度した結果ですかね。いいじゃないですかこれくらい。いかにもディオニスが人を見下していること(振り)がわかる表現ですし。「脱字があるよ」って知らん顔して光村〇書に電話してやろうか知らん。なんて答えるか楽しみだわ(←意地悪爺さんまっしぐら)

その2 いや、言葉を知らない以前にだなあ

毎回出る疑問で、「なぜ水を飲んだだけで回復したのか」について、メロスが闇落ちする場面、おそらく「飲まず食わず、灼熱の太陽、川越え&山賊&峠越えで体力消耗、寝不足」などの悪条件で熱中症で倒れた、という前提に気づかせれば、まあ水を飲んで回復は生徒にも落ちるのですが、でも「水を飲んだのと、もうひとつ回復した理由があるよね」と振ってもなかなか気づかない。

ちょっと読める子ならば、「眠ったからだ」と出てくるんですが、そういわれてもぽかんとする生徒がかなりいる。で、おそるおそる聞いてみたわけですよ。

「まどろむ、って言葉の意味がわからない人手を挙げて」

(本校だけかもしれませんが)驚いたことにクラスの大部分が手を挙げるわけです。いや、その前に「うとうと」とあるんだから、ガン寝かどうかは別として、「眠ったんだ」くらいのことは推測できそうなものだが・・・・・・いや、それも私の、独りよがりか?ああ、もういっそ悪徳者として

生徒の言葉知らずをあげつらうつもりはないのですが、やはり年々ひどくなっている気はします。メロスの単元のまとめとして、「文豪新聞」を作らせる、ということをしているのですが、クロムブックで青空文庫を検索させ、数多くの作家の名前を見て「読んだことがなくても、名前は知ってるとか、聞いたことがある、という作家を探してみよう」などと促しても、なんだかぴんとこないみたいです。仕方がないので最近の作家も良しとしましたけど、朝読書とかやっているわりには、本を読む、という習慣はなかなか難しいようです。とほほん。

そのつもりはなかったのですが、結局ボヤキになってしまいましたとさ。どっとはらい


 

冬休みの締めにラーメン作り

ちまたでは大学共通テスト2日めでしたが、それとは何の脈絡も無く「そうだ、久々にラー麺を作ろう」と思ひたちて徒歩より詣でけり朝からいそいそと小麦を練り始めました。手順やら軽量やら全く参考にならないのであしからず。まずは500g小麦粉を使うとして、何となくキリがいいので塩5g、かんすい5gを220gのぬるま湯に溶かします。

 仕方がないので○マゾンで買いました、トホホン。

溶かします、と言いましたがこれがなかなか溶けず。

必死にかき混ぜたのですが、塩の塊なのかかんすいの方なのか、最後まで粒子が溶けきれずに残ってしまいまして、仕方がないのでうわ水だけ使うことにしました。(この段階でものすごく神経使って軽量したのがムダに。とほほん)

 

今回は中力粉を使ってみました。でも結局私のような馬鹿舌には、強力粉も中力粉も薄力粉も違いがわかりませんでしたが。

 

で、混ぜ合わせたのですが今回加水率?(えらそうに)が少ないのもあってか、まあうまくまとまらない。というかこっちの力がおとろえてるのもあるのでしょうが、この段階でつやつやになる必要はないらしいので、あきらめて足で踏むことにします。

 

袋は二重にしてます。いつぞや一重の袋を裸足で踏んでいて、何かの拍子で破れてしまいえらいことに・・・・・・(私だけなら別にいいのですが、子供らはたぶん嫌がるでしょうから、みすみす500gの小麦粉がムダに。とほほん)一心不乱に踏んでは折り畳みを繰り返しまして、こんなん出ましたけど(←これ分かる人どれくらいいるだろうな。アラフィフ以上確定だけど)この餅みたいになった状況でしばらく寝かせます。寝かせることにいみがあるのかどうかわからないけど、なんとなく旨くなりそうな気がするじゃないですか。

 

2時間ほど冷蔵庫に入れてあったものを取り出し、四分割してそれぞれパスタマシンに入るくらいに伸ばそうとしましたが 

 

まぁその固いこと固いこと。のし棒だと歯が立たない。てかこんなの食べて大丈夫なのかね。で、また踏むことにしましたよ。デブ体重があるとこういう時便利ですな。

  

伸ばしては畳みを数回繰り返し、最終形に打ち粉(コーンスターチ)をまぶしまして、 

 

4人分の麺ができました。これまた夕食までしばらく寝かせておきまして。

 

茹でて湯切りをしまして。(これたっぷりの湯で茹でる方がいいのでしょうが、何せ性分がケチ臭いもので)おなじみベルのラーメンスープの素みそ味を溶かしこんで

ラーメンスープ華味みそ味240g 

最終形がこちら。冬休みの締めとしてまぁまぁ納得の味でした。(どうでもいいけどやっぱりラーメンには、この模様の丼がそれっぽくていいですな)次回は久々にそばを打ってみようかと思っております。誰得の手打ちラーメンの話でした。それではまた。

 

タロハラに遭っているご同輩へ

小人閑居して不善を為す、とはよく言いますが、私のようなキレる老人もとい超老害小人は、日々ボヤくネタばかり身の回りにあって困ります。さぁて今回のボヤきは。

再任用になった移動先で、与えられた校務用PCが新しくなっていたのはいいのですが、大変困ったことになっていました。何かというと・・・・・・

デスクトップから一太郎が消えていたのです!♪タラリ~鼻から牛乳~♪

初代「一太郎」-コンピュータ博物館 さん 初代の画像だそうで。何でもあるねネットって。

一太郎パッドでしたか、さすがに読み取ることと印刷することはできるようになってましたけどね。

いえ分かってるんですよ、これにショックを受けるのは私らのような老害世代であり、若い人たちはずっと(にっくき)ワードを使ってる人がほとんどだってことも。そしてよく聞こえてくるのが「困るんだよなぁ一太郎で文書残されても」という若い人の声。これもパワハラですか?ソフハラ?タロハラ?

ネットやSNSなんかでも、たまにワードVS一太郎論争が起きるのを目にします。大抵は良識的な人が「どちらにも一長一短があるよね」という無難な軟着陸を試みて収束するようです。とはいえ私らくらいの年代だと(※私の初一太郎は確かVer6でした)よくこういう意見を見聞きました。

その1 「IMEなんて頭の悪いFEPが使えるかよ」「ぜったいATOKの方がちゃんと変換するって」・・・・・・これ、本当によく聞きました。正直なところ、それほどの差があるのかどうか分かりませんし、そもそも最初から一太郎で、ほぼワードを触ってきていなかったので比べようもなかったのですが、そういうのを聞いてしまうと、なんとなくワードを使おうという気になれませんでした。

その2「ソフトは買えよ」「OSの付録みたいなソフト使ってんなよ貧乏くさい」・・・・・・はい、正直ずっと一太郎ユーザーである私は、ソフトの買い換えに結構なお金を使ってきました。いままで一太郎だけで5,6回買っていると思います。でも、その昔、ウィンドウズに付属の(バンドル、って言いましたっけ?)ワードやらエクセルやらを使うのはしみったれのやること、的な空気があったのですよ。ワードではなく一太郎を、エクセルではなくロータスを「買って」使うべき、みたいな風潮が。

おそらくですが、年配の、特に国語の先生は一太郎を使っている(いた)人の割合がかなり多いと思います。薄らとですが、早い時期のワードは確かに「縦書き」に弱かった覚えがあります。で、国語という教科の最大の特徴がこの「縦書き」にあるんですよ。

正直生徒のノートをチェックするとき、恐ろしくノートの使い方が、見た目汚い子が多い。ドット付きのノートが当たり前になっても、やっぱり縦書きだと行頭を揃えたり、字の大きさを揃えたりすることが、横書きよりも難しいんですよね。

ワードのデータをもらって困るのが、「行頭の揃え方がわからない」んですよね。リターンを押すと変なところに飛んでいくし、デリートやバックスペースでもうまく揃えられないし。これはもう、ソフトの慣れだということはわかっていますが、私がワードのデータを修正などすると半端なく時間がかかってしまう。あと「罫線の引き方」とかが全然違う。その他もろもろ、使いづらくて仕方がない。

それなのにああそれなのに。校務用PCで一太郎データが編集できなくなったら、今まで作ってきた膨大な学校に関する資料やデータが使いづらくてめんどくさくて。

例えば、国語のプリントをつくるとき。教科書が変わるたびに、例えば短歌や俳句の題材が変わったりする。ところが過去のデータをちょっと直せば使えるのに、校務用PCでは編集できない。仕方がないので私は個人持ちの古いノートPCを持って行き、自分のPCで編集してから学校PCにデータを移してそれから印刷する、という訳の分からない手間をかけています。

教育委員会さんよぉ、頼むよ。確かに淘汰されつつある老害世代御用達ソフトだけど、いいのかよ大事な日本語を外国のソフトに全振りしてさぁ。

ついでに言わせてもらえば、このコロナ禍の中でのICTだのギガ構想だので入ってきたクロムブック。あれはひどい。いや、多分他の教科の先生はあまり痛痒は感じてないと思うけど、国語科でワープロ使わせようと思ったら「縦書きが出来ない」って何事だよ。確かにマイクロソフトやアップルと比較したらハードもソフトも安いんだろうけれど、教育現場で使う日本語ワープロソフトで縦書きが出来ないって、どう考えても欠陥品だろこれ。(とぼやいている国語教師は日本全国でものすごく多いに違いない)

ということで新年2発目のボヤきは「仕事に使うPCから一太郎が消されてしまったでござる、の巻」でした。

一太郎に市民権を取り戻せ!グーグルドキュメントで縦書きが出来るようにしろ!の2点において全国の国語教師でデモしたいくらいだわ。釣りキチ三平の最終回みたいに。

 100万人集まったことになってたんですね。

そういえば、釣り「キチ」も言葉狩りにひっかかるとか聞きましたが、ホントですかね。私くらい老害になってしまえば「ポリコレなんぞくそくらえ!」とケツをまくっても、周りから諦めてもらえるでしょうが、本当に「物言えば唇寒し秋の風」ってやつですね。ああーあ、全くもって・・・・・・

 いやな渡世だなあ(まぁ使い勝手のいいこと)

 

冬季休業中にテスト問題を考えつつボヤく

また更新をサボっているうちに年が明けていました。とはいえ、おめでとうございますとはいいづらい年明けですね。地震は起きるわ航空機事故は起きるわ。紅白は最低視聴率を記録するわ(お好きな方には済みませんが、これは正直ザマミロ案件ですよ。どこの国の国営放送だよ全く。受信料返せリアルに)

とにかく能登半島地震の被災者の皆様には心よりお見舞い申し上げます。また犠牲者の方、ご家族の方にはお悔やみ申し上げるとともに、一日でも早い復興をお祈りいたします。

さて、中学校は冬季休業中で、年末年始怠惰な毎日を過ごしていますが、これではいかんと蛮勇を奮い起こし(それほどのものではない)学年末テストを作ろうとしております。

正直申し上げて、再任用の老害教師ともなると、大した物ではなくとも今までの積み重ねの資料がいろいろとありまして、テスト問題も以前の学校で使った問題を流用参考にすることで、かなりの手抜き効率的な作業が可能なわけですが、作成しながらしみじみとテスト問題づくりについて考えました。

その1 ワークの問題をどうしたもんだか

正直なところ、個人的には国語の勉強についてあまりワークの必要性を感じておりません。一生懸命作っていらっしゃる作成会社の方々には申し訳ないのですが、どうやって使わせたらいいやら。いえ、わかってるんですよ、国語ってえ教科のテスト勉強のしづらさってものを。教科書準拠の問題みたいなものがないと、何を勉強したらいいやらと思っている生徒の割合はものすごく多いと思います。というかワークしかやらない、という生徒がほとんどなんですよ。

ところが正直、ワークの問題って「書き抜き」で答えるものが大半で、字数指定や書き出し、文末が指定されているものばかりです。かんがえるというより、見つけて終わり、みたいな問題ばかりなんですね。

私は、ひとりだけで学年すべてのクラスが持てる時、具体的には学年が4~5クラスの時にはワークの問題はほぼ見ません。作り終わってから比較して「ああ、この問題がかぶったか」とチェックするくらいでした。ですが複数の先生で持っている時にモヤモヤするのが、「ほとんどワークから大量に出題する先生」と一緒になった時です。

一回やった問題と同じものをまた出してどうなるのか。数学や理科なら、たとえ同じ問題でも数値を変えればちゃんと別の問題になるけれど、出題の文言まで同じものを出題するのって、定期テストと言っていいのでしょうかね。

もちろん、「ここの場面を使うなら絶対これ出題するべきだよね」という問題はありますよ。で、たいていそういうものならばワークにも載っています。それは仕方がない。でも個人的には「複数で学年の教科を持っているならば教え方による違いが出ないようにワーク中心で出すのが当たり前」という人(老害年配者に多い。当社比)と組むと、なんかすっきりしないんですよね。

とはいえ、「金出して買わせたものから一切出題しないのはどうなのよ」というジレンマも確かにありまして。小心者の私としましては、泣く泣くワークの問題を申し訳程度にまぶす、というのが常であります。内心忸怩たるものがありますが、「いつ何時誰の挑戦でも受けるクレームが入るか分からない」こんな世の中じゃポイズン若干のコンプライアンスは残す必要があろうかと。いやな渡世だなあ。

そしてもっと嫌なのが、渋々ワークとそっくりの問題を出しても、決して出来るわけではない、ということなんですよね。頭を使う問題を出題して、多くの生徒が正答してくれるのはものすごくうれしいんですけどね。でも実際は、授業でも取り上げたし重要であることを匂わせ、ワークにも出ている問題を、平気で間違えたり平然と空欄にしてくる、そこに痺れる憧れるゥ。・・・・・・どうしたらいいのやら。

 シビれもあこがれもしません。ただ肩を落とすのみ。

その2 採点の面倒くささについて

特に記述問題の採点です。入試の方でも60とか80字くらいで答える問題が出ますので、全体のバランスを見ながら長文記述問題を入れます。ただこれに限らず国語の採点基準、部分点の設定がすごく面倒くさい。これもまたひとりで一学年すべて持っていればなんの痛痒もないのですが、複数の先生で持っているとすりあわせがとても面倒。

やれ「こと」が抜けたらどうする、「。」が抜けたらどうだ、誤字脱字は減点か×か、書き抜きがどうだ、漢字はどの程度まで良しとするか。その他もろもろ。

特に長文記述は6点とか配点が高くなりますので、入試に併せて前半3点後半3点とか分けて部分点をつけたりします。ですが中には、前半だけはまあいいが後半全く見当違いの内容を書いてくる、なんて生徒がいるわけで、△3点であっても、全体的に全くおかしな内容に半分やることにするのかどうなのか。このあたり高校入試で採点する先生に伺ってみたいところですね。

その3 平均点とか考える必要あるのかな

どういうエビデンスがあるのか知りませんが、よく「平均60点くらいのテストをつくりましょう」みたいな話を聞きます。絶対評価になってこのかた、失礼ながら「え、君に5がつくのかい!」的な生徒がものすごく増えました。「いやそれはお前の評価評定の付け方がおかしいんだろう」と言われるかもしれませんが、上の「ワークそのまま問題」問題(ややこしいね)とも相まって、問題の作り方が本当に分からなくなってきましたよ。

お察しのとおり、問題作りに行き詰まった逃避行動として久々にブログを更新してみました。キャンプにも行かずアニメも何も考えずぼーっと見るだけになってますので、まだ更新が滞るかもしれませんが、よろしければまたお付き合いください。

追伸 正月料理に飽きたので、またラーメンでも打とうかと思ったら「かんすい」を処分されていたことが分かりました。あわてて以前買ったお店に行ってみると、「おいてあっても全然売れず、賞味期限が切れるので扱いをやめました」と言われました。ショックです。でもア○ゾンにあるのが分かりましたので、届いたらまた打ってみようと思います。今年もどうぞよろしくお願いします。かしこ。