2021年09月18日
ショウジョウバエ(猩猩蠅)名前の由来 酒飲み妖怪猩猩
ショウジョウバエは、一般にコバエと呼ばれています。
コバエという名前は正式には存在しません。
ショウジョウバエ
猩猩蠅 と書きます。
ショウジョウバエ(猩猩蠅)の名前の由来
ショウジョウバエの中に赤い目を持った種類がいます。
酒を好んで集まることから、
顔の赤い酒飲みの妖怪「猩々(しょうじょう)」にちなみ名付けられました。
ショウジョウバエが酒やお酢が好きな訳
自然の中で、ショウジョウバエは熟した果物類や樹液のそこに生育する天然の酵母を食料としています。
酵母は果実樹液を代謝してアルコール発酵をするので酒や酢に誘因されると考えられています。
猩猩とは
猩猩(しょうじょう)とは、古典書物に記された架空の動物です。
能の演目である五番目物の曲名『猩猩』が有名である。真っ赤な能装束で飾った猩々が、酒に浮かれながら舞い謡い、能の印象から転じて大酒家や赤色のものを指すこともある。
能 あらすじ―
能の『猩々』のあらすじは以下のとおり
むかし、潯陽江(揚子江)の傍らにある金山に、親孝行者の高風(こうふう)(ワキ)という男が住んでいた。高風は市場で酒を売れば多くの富を得るだろうという、神妙な夢を見てお告げに従い市場で酒を売り始める。
酒売りは順調に進んだが、毎日高風の店に買いに来る客の中に、いくら飲んでも顔色が変わらず、酒に酔う様子がない者がいた。不思議に思った高風が名前を尋ねると、自分は猩々と言う海中に住む者だと答えて立ち去る(中入り)。
そこで高風は美しい月夜の晩、川辺で酒を用意し猩々を待っていると、水中の波間より猩々が現れる(後シテ)。共に酒を酌み交わし、舞を舞い踊り(中之舞、または猩々乱(しょうじょうみだれ))、やがて猩々は高風の徳を褒め、泉のように尽きることのない酒壷を与えて帰ってゆくのであった。 ―Wikipediaより引用
豆知識のまめちしき
ショウジョウバエに青い光を当てると死ぬことを解明したのは、山梨県の高校生 2017年8月
しばらく見なかったコバエがチラチラ飛んでいて困っていました。
ネットでコバエ取りを探していて
説明書には、コバエが好きな赤い色と紹興酒&黒酢の香りとあって、ちょっと不思議に思っていました。
酔ったような赤い目を持つ、妖怪猩々に例えられたショウジョウバエ。
本当にお酒が好きだったとは、面白い偶然です。
今回、コバエが発生して気が付いたこと
アルコールスプレーをかけただけではダメです。復活しました。
アルコールをかけて動かなくなっている時、
すぐに紙にとって潰すかしてください。
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