このブログ内を検索

このブログ内を検索

2022年8月16日火曜日

Desmosのオンライングラフ計算機の活用方法

 ブラウザ上でグラフを描画してくれる「Desmos」のグラフ計算機
どのようなことができるのかを紹介してみます。

1. 計算機としての利用

 左側の欄に数式を入力すれば、計算した値を表示してくれます。
数式の書き方はExcelの数式とだいたい同じです。例えば四則演算加減乗除はそれぞれ”+”、”-”、”*”、”/”で、”sqrt”と書けば”√”になります。べき乗の指数は”^”、対数の底は”_”で入力できます。

2. グラフの描画

 グラフ計算機としての本来の目的、グラフの描画ももちろんできます。
左の入力欄に関数や方程式を書けば右にグラフが描かれます。”y=”で始まる関数はこの部分を省略可能です。
x軸やy軸との共有点や描画されているグラフ同士の共有点の座標も表示されます。
等号を不等号にすれば領域の描画も可能です。

3. グラフの変化を見る

2次関数の標準形

 係数・定数部分にa,b,cやkなどの文字を使えば文字に様々な値を代入してグラフがどのように変化するのかを見ることができます。
上の画像のようにx,y以外の文字を使うと「スライダーを追加」という項目が出てきます。
スライダーを追加したい文字のボタンをクリックすれば下にスライダーが追加されます。

2次関数の平行移動の様子も見れます。

スライダーを動かせばそれに応じて右のグラフが変化するので、係数や定数の変化がグラフにどのような影響を与えるのかを調べることができます。
また、値の範囲の初期設定は-10~10ですが、スライダーの上の数式をクリックすればスライダーが変域の入力欄に変わるので、自由に変更することができます。主目盛欄は値の変化量の設定です。(初期設定は0.1刻み)