映画「ダウントン・アビー/新たなる時代へ」(師玉の作品 幸せを感じる2時間 )東京テアトル株主優待
2022年10月6日 木曜日
星4つ ★★★★ 2022年 株主優待鑑賞47本目
20世紀初頭の英国を舞台に、貴族(グランサム伯爵のクローリー家)とその使用人たちの複雑な人間模様を描いて大ヒットしたドラマ『ダウントン・アビー』シリーズの劇場版第2弾
あらすじ
他界した三女の夫トム(アレン・リーチ)とモード・バッグショー(イメルダ・スタウントン)の娘との結婚を祝福
一方、長女メアリー(ミシェル・ドッカリー)は傷みが目立つ屋敷の修繕費に苦慮していたところ、屋敷で映画撮影をしたいとのオファーを受ける
さらにロバートは、母バイオレット(マギー・スミス)が南フランスの別荘を相続したことに驚き、そのいきさつに疑問を抱いた彼は家族と共に別荘へ向かう
感想
TVシリーズや、背景等を全く知らないまま映画版へ飛び込むのは無謀??
と思いながら、相方が好きなシリーズなので初めて観た
登場人物が多いので人物関係や背景など余り理解できなかったが、観ていて幸福感に包まれた!!
アクション映画、エンタメ映画が大好きだが、この映画はアクション等全くないカテゴリーなのに観るものに幸福感をもたらす師玉の作品
英国ってすごい!! 貴族のゆとりある優雅な暮らしって憧れる
現在の混乱や迷走、経済政策のありさまを見るとあれっという感じもするが、やはり歴史的に英国って、そして英国貴族って、日本と比較して高貴で憧れる
英国トラディショナルに憧れた学生時代、トラッドファッションっていいなと洋服や生活スタイルも憧れたが、この映画を観ると、心が洗われ、華やかで、明るい、至福の時間を過ごせた!!
映画感
イギリスの威厳あふれる古い城の建物と、フランスの瀟洒な別荘の2カ所で、ストーリーは観客を飽きさせずに、テンポよく展開
登場人物たちは紳士・淑女で、全てが素敵な人達
全員が相手のことを思い、家族を思い、こんな人々に囲まれ暮らしたいと思わせる
常に気持ちが温まり、貴族や使用人のありふれた日常にこそ、幸せがあるのだと主張
それぞれのカップルや人生が、クロスオーバーしても、過不足なく展開していくところは、脚本家の丁寧な作り方のおかげなのだと思う
先日、エリザベス女王の国葬が大々的に行われ、エリザベス女王の偉大さを目の当たりにしたばかりで、この英国映画の上映タイミングが余りにドンピシャで最後に、新たなる時代を迎える
人間が生まれて死んでいくまでの川の流れのような人生を讃嘆するこの作品は、大河の流れのように雄大で、心地良いものとなっており、本当に秀逸な作品