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しあわせの「記憶貯金」をする。楽しい感情を、どんどん脳にためていく

今、湧いている感情はどこからくるのでしょうか?

人間は、感情に支配されています。

しあわせも、不幸も、「感情」次第です。

ということは、湧いている感情の「源泉」に意識を向けることが鍵となります。

なぜ、その感情が湧いているのかが分からないと、自動で湧いてくる感情に振り回されてしまうからです。

感情の源泉をたどっていくと、そこにあるのは 「記憶」 です。

脳内に蓄積されている「記憶」が感情を作り出します。

それまでに見てきたもの、聞いてきたもの、経験してきたものが脳の記憶の中に散りばめられています。

脳は、目の前の状況を五感で察知すると、記憶の中から関連する状況を探してきて意識上にあげてきます。

すると、そのときに感じた感情も、一緒に出てきます。

これは、オンラインショッピングや動画配信サイトなどで、今見ている商品や作品に関連したものが「あなたへのおすすめ」として、勝手に出てくるのと同じです。

そのサイトに保存されている全商品が、人間にとっての記憶そのものです。

アルゴリズムは、保存されている全商品の中から、今見ているものに関連しているものを勝手に出してくるのです。

人間でいうと、 脳の全記憶の中から、今 五感で察知した状況に関連しているということで、脳が期待や不安という感情を湧かせます。

ということは、目の前の状況に対して、どんな意味付けをしておくかが重要です。

それによって、感情が変わるからです。

たとえ、その時点では逆境のように思えても、時間という治癒を経て、あとから「あの出来事のおかげで成長できた」など記憶を前向きなものに書き換えておくことで、逆境は教訓へと変わります。

とはいえ、災害への恐れなど、どうしても拭えない不安の感情もあります。

不安の感情は、危機に備えて対策という準備をするためのメッセージだと捉え、できる範囲で準備をしたら、あとは天に任せるしかありません。

反対に、楽しみの感情は、これから起こる出来事から類推するワクワクの感情なので、存分に味わいます。

生きている間は、今この瞬間の「感情の連続」です。

それならば、楽しみの感情をなるべく多く感じていたいものです。

五感の刺激によって、まず記憶の中を自動で参照して推測で感情が湧くのと同時に、今まさに五感で感じている心地よいや不快などの 新しく湧いた感情の記憶もされていっています。

今を楽しめば楽しむほど、その感情がどんどん記憶にたまっていきます。

記憶の中身自体が、楽しい感情の割合が多くなることで、小さな幸せが五感で察知されやすくなるのではないかと感じています。