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まずは、仕組みを知る!知識が現状維持のままでは、現実は堂々巡り

これは、パワハラやモラハラに悩んでいた当時の自分に伝えたいメッセージです。

無知・・な状態で、どんなに悩んでも、負のループでした。

人間のおおよその悩みは、先人たちがすでに経験してきており、どう向き合えばいいかの「知恵」を、本でたくさん残してくれています。

しかも、現代に生きる自分よりも、もっと過酷で、壮絶な体験をされています。

それなのに、“ 自分だけ ” のような錯覚をしてしまっていたのです。

若いうちは、どうしても「知識」と「経験」が浅いので、「それがすべて」のように感じてしまうのです。

それを “ 補完してくれる ” のが、「本」です。

本を読むことで、自分が体験していないことでも、疑似体験できます。

もしくは、自分が発見や発明をしていないにも関わらず、その知恵を使っていけます。

同じ知識や、同じ経験のまま・・では、どんなに悩んでも、出てくる言葉は “ 堂々巡り ” 。

しかし、「知識」が増えれば、出てくる言葉も変わっていきます。

脳内に新しい風が吹き込んで、“ 自分の考え方が進歩・・していく ” イメージです。

知識が増えることによって、それまでは考えもしなかったような「新しい気づき」が生まれるからです。

学習すればするほど、前に進んでいくことができます。

出典:『巨大な夢をかなえる方法』チャールズ・マンガー[バークシャー・ハサウェイ副会長]ー成功の秘訣は「学習マシーン」より

たとえば、「心理学」や「脳科学」などの本を読んで、そもそもの “ 人間の仕組み ” を知ることで、

「なんだ。そういうことか!だから、あの人は、ああいう言動をとるのか!」

と、相手の行動を分析して、カテゴライズできるようになります。

男脳と女脳の「解釈のギャップ」を知ることで、異性特有の謎の言動の理由も分かります。

「解釈に差がある」ことを知るまでは、怒ったりイライラしていたことも、“ そもそも、している解釈が違う ” と知ることで、スルーできるようになりました。

さらに、自分の感情がネガティブになっていたのも、「そういう本能の仕組みなんだから、誰だってそうなるんだ」と分かることで、

「それでいいんだ!」

と、冷静になれました。

理由が分かれば、自分の置かれている現状も、客観的に見れるようになります。

すると、

「自分は、本当はどうしたいのか?」

と、前向きに考える余裕が生まれました。

「では、何をすればいいのか?」

と、具体的な行動も、だんだん見えてきます。

「知識」を得ることで、同じ「悩む」であっても、“ 誰かや何かのせいにしながら堂々巡りで悩む ” のではなく、“ 前に進むための選択をどれにしようか悩む ” という、「前向きな悩み」に変わっていきました。

「知識」も「経験」も少ない状態で悩むと、自分の「思い込み」によって負のスパイラルに陥ります。

しかし、知識が増えれば、昨日の自分よりも “ 一歩 ” 賢くなっています。

それがたとえ、1日1ミリであったとしても、確実に、前に進んでいけます。

とくに、100年以上も読み継がれている名著と呼ばれるような本は、無理に説得しようとしてきたり、指示してくるというよりは、“ 気づかせて ” くれます。

「気づき」は、内から「答え」が湧いてくるような感じです。

内から湧いた答えは、自分が納得していることなので、素直に従えます。

もし、誰かに相談はしているけれど、事態は堂々巡りだと感じていたり、そもそも誰にも相談できずに一人で抱え込んでしまう場合などにも、本は有効です。

なにしろ、何千年もの人類の叡智が詰まっているので、かしらのヒントは必ずあるからです。

私はこれまで、元々頭脳明晰でもなく勤勉でもない人が、次々に成功していくのを目にしてきました。なぜ彼らは成功したのか。それは、彼らが全員「学習マシーン」だったからです。

毎日何かを学習し、朝起きたときには、前日より確実に賢くなっている。こんな日々を重ねていけば、成功する確率はぐんと高まります。

出典:『巨大な夢をかなえる方法』チャールズ・マンガー[バークシャー・ハサウェイ副会長]ー成功の秘訣は「学習マシーン」より

それまで、見えなかった “ 活路 ” が見えてきます。

世界一の投資家と呼ばれているウォーレン・バフェットは、1日の80%の時間を「本を読んで、考える時間」に費やしているそうです。

まさに、『 Read and Think 』→『 Think and Grow Rich(『思考は現実化する』の原題) 』だなと感じました。

知識への投資がいつの世でも最高の利子を生む。

ベンジャミン・フランクリン

人生は、悩みの連続です。

これから先も、きっと、何かしらで悩むことと思います。

何歳になっても、その時その時の、特有の悩みが出てくるからです。

その度に、この言葉が自分に届いてほしいです。

二十歳であろうが八十歳であろうが、学ぶことをやめた者は老人である。

学び続ける者は、いつまでも若い。

人生において一番大切なことは、若い精神を持ち続けることだ。

ヘンリー・フォード

知識を増やせば、誰だって、昨日の自分よりも賢くなります。

『実語教』に、「人学ばざれば智なし、智なき者は愚人なり」とあり。されば賢人と愚人との別は学ぶと学ばざるとによりてできるものなり。

出典:『学問のすすめ』福沢諭吉

思考は、「知識」と「経験」によってつくられていくので、同じ知識と経験のままで、どんなに悩んでも堂々巡り。

そうならないためにも、「年長者」の体験談・「若い人」の柔軟な発想・「先人たち」の教えから、素直にしっかり “ 知識 ” を受け取っていくことは、いつの世であっても変わらず大切に感じます。

私のこの長い人生の中で、「学び続けること」ほど、役にたったことはありません。

出典:『巨大な夢をかなえる方法』チャールズ・マンガー[バークシャー・ハサウェイ副会長]ー成功の秘訣は「学習マシーン」より