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元気とは「元」の「気」に戻すこと。その都度、元の状態に戻す。小さなズレが、大きなズレになっていく

むりやり元気を出そうとしても 空回りしたり、外部の刺激に頼ってしまい、逆に疲れてしまうことがあります。

「元気」を「出す」のではなく、「元の気」に「戻す」と考えれば、自ずと すべきことが見えてきます。

まず、身の周りに元の状態になっていないものがないかに注意を向けてみます。

  • 散らかっている箇所があれば片づけて、元の状態に戻す
  • 汚れている箇所があれば拭いて、元の状態に戻す
  • 起床後は 朝日を浴びて体内時計のリセットをすることで、体のリズムを元の状態に戻す
  • 体に取り入れる食材に気を使って、腸内をバランスのとれた 元の状態に戻す
  • 瞑想を取り入れて、雑念をクリアにすることで、脳の海馬を元の状態に戻す

身の周りや 自分の体内を元の状態に戻していくうちに、部屋の中も 頭の中も 体もスッキリして、心も元の気(元気)に戻っていきやすいです。

大切なことは、その都度、元に戻すことです。

なぜなら、少しのズレは、積もりに積もってあっという間に大きなズレとなるからです。

部屋が散らかった状態になるのも、最初は、モノを定位置に戻さないとか 汚れを見て見ぬふりするなど、ちょっとしたことから始まっています。

しかも、人間はすぐにその状態に慣れてしまうので、そこにモノがあることに違和感を感じなくなってしまいます。

汚れを放置していくと、汚れを見慣れてしまって、汚れに鈍感になっていきます。

そして、大きなズレになってから、やっと気になってきて、重い腰を上げざるを得なくなるという悪循環になってしまいます。

小さなズレの放置が、大きなズレになっていくのです。

常に基準に戻すことで、あるべき場所にモノが置かれてなかったり、汚れがあったりするとすぐ分かるので、ズレてることにすぐに気づけます。

また、小さなズレのうちなら、簡単に元に戻せます。

大きなズレは、気合いを入れたりと、元に戻すのに苦労します。

  • シンクに洗い物を放置せずに、すぐ洗って食器棚に戻す
  • 本や雑誌を読んだら、机の上や床にポンと置かずに、本棚に戻す
  • 健康診断に引っかかる前に、食事や運動、睡眠の習慣を見直して、人間本来のあるべき生活に戻す
  • 気持ちが壊れてしまう前に、自分の気持ちに向き合う習慣をつくり、自分の感情や感覚を大切にする

など、どういう状態が「基準」となるのかを 常にイメージしておくことで、小さなズレのうちに対処して、大きくズレていかないようにしていきます。

元気は、「出す」というよりは、「戻す」という感覚に近いように感じます。