共働き塾なし家庭学習で東京都内の国立小学校受験ブログ

両親共働きで塾なし家庭学習による保育園児の子供2人の東京都内の国立大学附属小学校受験の記録です。子供が計5校の試験に合格する(親が5校最終抽選を経験)という高い合格率を残せたことを踏まえ、家庭での勉強方法や役に立ったもの、国立小学校の特徴などを今後受験を検討される方のために書いていきます。

国立小学校のメリット・デメリットについて

今回は本ブログのテーマである国立小学校について、そもそも「国立小学校のメリット・デメリットは何か」という点について、実際に子供が通っている経験も踏まえて書いていきたいと思います。

国立小学校

 

国立小学校のメリット・デメリットは何か

一般論として国立小学校の特徴は 公立などとの違いから色々言われることがありますが、今回は実際に通ってみて感じた「メリット」、「デメリット」、「一般的にメリット・デメリットと言われているが、実際にはそう感じなかったこと」をそれぞれ3つずつ書いていきたいと思います。

あくまで我が家が感じたことですので、一つの意見として捉えて頂ければと思います。

 

国立小学校のメリット

①教育熱心な親

国立小学校に通う家庭ですが、国立専願の方も多いのかと思っていましたが、実際には私立併願組が多い印象で、従って親も教育熱心な方が多いです。親の職業も医者や経営者、士業専門家などがかなり多い印象です。公立小学校では親も含めた環境は選べませんので、教育熱心な家庭に囲まれて日々生活することもメリットと感じます。

意外に共働き家庭も多く、役員活動は大変ですが、テキパキと協力しながら進められている印象です。

 

元気で多才な子供たち

教育熱心な親に応じてか子供もかなり幼少期から色々な習い事などをしている子が多く、単に勉強だけでなく、スポーツや芸術などに秀でている子供が多く、我が家も色々な刺激を受けています。

授業スタイルや実践研究校ということで公開授業などもあることも関係していると思いますが、子供の授業への積極的な参加や発言力なども素晴らしいと思います。

 

③ベテランの先生+教科担任制

国立小学校の先生方は基本的に、全国の先生の「先生」ですので、ベテランの先生が多いです。加えて教科担任制であることが多いため、各教科で専門の先生が工夫を凝らした方法で授業を展開されています。やや進捗は遅いように感じる時もありますが、子供たちが関心を持つような働きかけがなされていると感じます。

 

④学級崩壊のリスクがほぼない

これまで述べてきた3つの要素によるところが大きいですが、子供も親も先生も皆教育に熱心なため、学級崩壊のリスクは実質ほぼない、という点は、公立小学校などと比較すると非常に大きいメリットかと思います。

 

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国立小学校のデメリット

①通学に時間がかかる+朝が早い

これは我が家特有のデメリットの部分もありますが、学校からやや遠いため、通学に結構時間がかかります。また、登校時間も公立小学校より早いようで、朝6時台には電車に乗って出かけていきます。勿論子供にとってもかなりの負担だと思いますし、親も地味にダメージを受けます。

我が家特有と申し上げたのは、我が家は持ち家で引っ越しが難しいのですが、実際に同級生はかなり学校に近い場所に引っ越している方がいる印象なので、引っ越しが可能であれば特にデメリットではないかと思います。

 

②親の参加が多い+親の家庭での支援が必要

これは一般的にも言われていることですが、やはり国立小学校は色々な場面で親の参加が求められます。保護者会のようなものから、学校の行事(親の同伴が求められるなど)、役員活動など様々なものがあります。また、学校の授業だけで学力を維持することは容易でないため、塾通いや家庭での支援は必須となります。

我が家の場合は両親とも比較的フレキシブルに働けるため、何とか共働きでも対応しきれていますが、ご家庭によっては結構負担になると思います。

 

③学校の休みが多い

この点は必ずしもデメリットではないかもしれませんが、学校の休み(学校事情による家庭学習のような日を含む)が多い点が挙げられます。両親が共働きだと日中に子供の面倒を見ることもできませんので、自分で勉強習慣がつくようになるまでは、この休みをどうするかは課題となります。

 

一般的にメリット・デメリットと言われているが、実際にはそう感じなかったこと

①学費が安い(高い)

これは何と比較するかにより、メリットともデメリットとも言えるのですが、以前別の記事でも書いたように(国立小学校の学費は本当に安い?の記事)、公立小学校と比較するとかなり学費は掛かりますが、とはいえ私立ほどは掛かりません。総じて我が家としては妥当な金額なのかなとは思っています。

 

②地元の友達が少なくなる

確かに学校生活という意味では地元の友達は出来ません。ただし我が家ではそれ自体はデメリットとはあまり感じていません。なぜなら、地元で習い事をしていると自然に地元の友達は出来ますし、国立小学校に通って色々なところに住む同級生と友達になることも意味があることと感じているからです。

 

③兄弟が同じ学校に通えない

これは別記事でも書いた受験倍率からすると(国立小学校の合格倍率の記事はこちら)、正直なところ兄弟が同じ学校に通えることの方が稀だと思います。確かに行事が分散したり、学校特有の対応が必要だったり手間が増えますが、子供同士はそれぞれの学校の話をして盛り上がっていますし、色々な学校のスタイルや授業法を知ることは悪いことではないかな、と思っており、我が家としてはそこまでデメリットとは感じていません。

 

まとめ 国立小学校のメリット
①教育熱心な親
②元気で多才な子供たち
③ベテランの先生+教科担任
④学級崩壊のリスクがほぼない
国立小学校のデメリット
①通学に時間がかかる+朝が早い
②親の参加が多い+親の家庭での支援が必要
③学校の休みが多い

 どうだったでしょうか。国立小学校へのイメージは湧きましたでしょうか。

この記事を通じて国立小学校へのイメージが湧けば幸いです。

 

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