このところの株価は、FRBが決めるFF金利によって右往左往しています。
具体的には
- FF金利が予想外に上がれば、株価はおおきく下落する
- FF金利の上昇が減速すると予想されれば、株価が大きく上昇する
という状況にあります。
現在(2022年12月初)時点では、FF金利は4.0%となっており、
- 12月中旬にあるFRBの会合にて0.5%上昇し4.5%になる
- 最終的には5~7%程度にまで上昇する
というのが大方の予想となっています。
そんな中、『株式投資』や『株式投資の未来』の著者であるジェレミー・シーゲルが、
「2023年末にはFF金利が2%にまで下がるだろう」
という予想をしています。
ジェレミー・シーゲルは、
「すでに最悪のインフレから脱している」
「住宅価格が下落し、住宅ローン申請が41%も減少している」
「生産者物価指数が改善してきている(インフレが収まってきている)」
「政府は、この事実に気付くことができていない」
「政府は、今年の終わりか来年のはじめにこの事実に気付き、利下げをするだろう」
といった発言をし、
- すでにインフレを抑えることに成功している
- つまり、利上げをする必要がなくなっており、近いうちに利下げが始まる
ということを予想しています。
いまのところFRBのパウエル議長は、
「米国のインフレ率を引き下げるためには、労働市場を冷やす必要がある(失業率を上げる必要がある)」
と発言し、これからも引き締め(利上げ)続けることを匂わせています。
しかし、
- 失業率が低いままであっても、インフレ率が低下しているのであれば、引き締めをする必要はない
とも言えるのではないでしょうか?
ジェレミー・シーゲルは、
「FRBがインフレが収まっていることを理解し、金利引き上げの停止や、利下げを決定すれば、S&P500は15%~20%ほどは上昇するだろう」
と発言しています。
私たちの冬のボーナスが投資されたのちに、利下げが始まることを切に祈ります。
出典:
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Higher Interest Rates Are Living on Borrowed Time, Jeremy Siegel Says
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Wharton Professor Jeremy Siegel says stocks will soar 20% next year as inflation fades
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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