(むさんあん)、思考が無く.躰が無く.心が無く

トキメキ団塊親父のセカンド・ステージ.退職爺のボケ封じ

「竹木」を切る日本人

ブログを書く事に飽きたら、法律を読めば良い暇つぶしになる。
WikiPedia:法令
法令(ほうれい、英: laws and regulations)とは、一般に、法律(議会が制定する法規範)命令(行政機関が制定する法規範)の総称。
最近の法律では間違いを指摘される物が増えたようだが、それでも法律は日本語の宝庫であり、騙しのテクニックの集積された文章の溜まり場であろう。
取っつきとしては六法(憲法民法商法刑法民事訴訟法刑事訴訟法)であろうし、爺の蘊蓄としては民法ということになるのだろう。

「隣の家から越境した枝を切除」できるか否かという話題には、「民法第233条」が取り上げられる。2021年に改正されたが、旧法は以下のとおりであった。
1.土地の所有者は、隣地の竹木の枝が境界線を越えるときは、その竹木の所有者に、その枝を切除させることができる。
4.隣地の竹木の根が境界線を越えるときは、その根を切り取ることができる。
これは正に、日本人の言葉遊びの感覚をくすぐる法律だと思う。
同法では「竹木」とあるが、ならば「花」ならばどうなのか..という事だ。「竹木」という事例を挙げているに過ぎないと見て「竹木」に似た物には当て嵌めるという解釈もある一方、「花」は「竹木」では無いから「民法第233条」の適用外であるという解釈もある。アメリカのマクドナルドが日本に出店した頃、そのマニュアルの微に入り細に渡った記述内容を嘲笑う日本人が多かったと覚えている。確かに、俳句とかを嗜みと考える日本人にしてみれば、あれほどまでに細かく指定されたマニュアルは抵抗があるのかも知れない。しかし、「皿、とは..」「カッブ、とは..」と定義しなければ、不祥事の対応に違いが出る。「取っ手の付いた皿はカッブと呼ぶ」とか

LGBT法案、来週にも成立 自民が維新案丸のみ―衆院委で修正案可決:時事ドットコム
衆院内閣委員会は9日、LGBTなど性的少数者への理解増進法案に関し、自民、公明、日本維新の会、国民民主4党が合意した修正案を賛成多数で可決した。13日の衆院本会議で可決され、参院に送られる見通し。来週中にも成立する。
 
具体的には、自民・公明案で「性同一性」としていた表現について、修正案は維新・国民案の「ジェンダーアイデンティティ」を採用。
とのことだが、拘った用語の使い分けの意味なんてものは、5年もせずに不明確になるのが日本也。戦争をしないと書かれたとの解釈が、半世紀も経てば変わるのが日本也。
同性婚を語るのであれば男女の定義をしなければならないだろうが、曖昧模糊なままで言葉遊びをしたかるのが日本也。

それにしても「LGBT法案」なんて、日本国としては本気で作るつもりは無かろう。
やったフリってことだ。格好だけでも作らなきゃ、また世界に遅れるってか。
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