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皆様、こんばんは。

本日は日曜もうひとつの重賞「共同通信杯」を分析します。クラシックを占う上で重要なレースですから、しっかり予習をしておきたいですね。

まずは舞台となる東京芝1800mコースについて考えましょう。
毎日王冠1

毎日王冠2
東京芝1800mは1~2角中間のポケットからのスタート。コースを斜めに横切って本線に入りますので、浦和1500mのスケールを大きくしたようなレイアウト。向正面の合流地点まで141.3m(Dコース時)しかありませんので必然的に最初の1Fはかなりゆっくり入る傾向で、新潟外回りコースに次ぐ長さの直線が待っていることもあって、本線に合流してからも極端にペースが上がることは少なく、4角までは淡々と比較的緩めのペースを刻むことに。特に2勝C以上のレースでは、8割方前後半差1.0秒以上のスローペースになっているという事実があります。従って勝敗を分けるポイントはギアチェンジ力・トップスピードのレベル・トップスピードの持続力と言った瞬発系の能力。また、見落としてはいけないのが残り800mから緩やかに上りつつ、直線序盤では高低差2mの上り坂があるということ。上りで加速する能力の有無というのは実は無視できない要素で、同じ長い直線でもほぼ平坦の新潟と同一視することは危険です。

ここで、過去5年のレースラップと3着内好走馬一覧を見ておきます。
共同1
共同2
コース形態に加えて、例年多頭数にはならないレースと言うこともあって過去5年全てでスローペースに。過去10年にまで広げてみても8年でスローペースで、残り2年もスロー寄りの平均ペースですから、まずペースが上がることはないと考えて良いでしょう。そして10年中8年でラスト3F戦になっていますので、スローラスト3F戦になると決め打ってしまって良いレースだと思います。つまりはコース傾向通りのレースですから、先に書いたようにギアチェンジ力・トップスピードのレベル・トップスピードの持続力と言った瞬発系の能力は必須です。
そういったレースだけに上がり最速馬・2位馬の成績は当然良いのですが、注目したいのは上がり3F順位4位以下の馬が過去10年で11頭も馬券に絡んでいると言うこと。この11頭は全て4角5番手以内通過馬と言うことで共通していますが、つまりはキレの無さを位置取りで補っていると言うこと。前半がかなり緩い流れになるだけに、位置を取れる能力は無視できない要素になります。
また、過去10年で5人気以下馬は8頭が馬券に絡んでいますが、その内7頭が4角5番手以内馬でしたから、穴馬をピックアップするならば前で立ち回れる馬と言うことになります。展開予想はかなり重要な要素になりますね。
今年の登録馬ではシュタールヴィントあたりは結構面白い存在になるのではないかと思います。

次にデータ面ですが、注目したいのは前走新馬戦使用馬が【2-2-2-6】勝率16.7%(単回値83円)、複勝率50.0%(複回値149円)と良績を残していること。レベルが高い重賞だけに少々意外な気もしますが、少頭数戦になりやすいこと、ほぼ上がりだけの競馬になることから、経験値が求められないことが要因なのかも知れません。
そして、その中でもこのデータに該当する馬はヤバいです
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「最強競馬ブログランキング」の当ブログ紹介文内に馬名を記載しておきます(5位ぐらい)
該当馬は【2-2-2-0】勝率33.3%(単回値166円)、複勝率100%(複回値298円)となんとパーフェクトレコード。今年は1頭だけがデータに該当しますが、果たしてパーフェクトは続くでしょうか。個人的には騎手がなぁ・・・とは思いますが、データ的には絶対に外すことが出来ない馬です。

その他には、近5年だけでもダノンキングリー・アドマイヤマーズ・エフフォーリア・シャフリヤール・ダノンベルーガ・ジオグリフが春のG1で連対しており、とにかくハイレベルなのがこのレース。そういうレースだけに好走馬はデビュー時から素質の高さを証明しており、過去30年の3着内好走馬30頭中19頭が新馬勝ちし、新馬を勝てなかった11頭も9頭は3着以内でした。また30頭中28頭までが2戦目までに初勝利を挙げていますので、新馬戦で馬券外or初勝利までに3戦以上を要した馬は大きな減点となります。また30頭中28頭はここまでのキャリアが4戦以内で、29頭はここまでのキャリアで複勝率が50%以上でした。
つまりは能力と完成度の高さが必須なわけですが、完成度と言う面で面白いのがこのデータ
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「FC2ブログランキング」の当ブログ紹介文内に馬名を記載しています(10位ぐらい)

該当馬は【9-6-9-54】勝率12.0%(単回値95円)、複勝率32.0%(複回値101円)であるのに対し、非該当馬は【1-4-1-27】勝率3.0%(単回値6円)、複勝率18.2%(複回値57円)と顕著な差が出ていますのでバカに出来ないデータです。

明日は「クイーンC」を分析します。