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皆様、こんばんは。

今週からいよいよ秋のG1シリーズが開幕。春G1は11戦4的中、回収率167.3%と非常に良い形で終われましたので、秋も引き続き好調を維持出来るように頑張ります。

その秋のG1シリーズ第一弾は今週の「スプリンターズS」。
このレースを考える上で最も大切なことは展開読み。言い換えればペース読みとも言えますが、まずは中山競馬場が馬場改修された2015年以降におけるスプリンターズSの前後半ラップ一覧をご覧下さい。
SS1
ここで注目して頂きたいのは前後半のラップ差。そのコース形態から前半からペースが上がりやすく、前後半差が2秒以上になることも全く珍しくない中山芝1200mですが、スプリンターズSにおいては前後半差が1.0秒未満になっている年が4年も存在。前後半差1.0秒未満はこのコースではややスロー~スローと言って良く、2015年と2017年に至っては前半3Fの方が遅いラップになっていますが、これはこのコースにおいては超スローペースです。
基本的な考え方として、前半のペースが上がれば上がるほど基礎スピードが要求され、遅ければ遅いほど基礎スピードは不要で瞬発系の能力が問われることになります。もう少し分かりやすく言えば、ペースが上がれば短い距離適性が、ペースが遅ければ1200mより長い距離適性が求められるのが1200m戦の大基本です。
例えば京都芝1200mは前半が坂でペースが上がりにくいコースですが、このコースは純然たるスプリンターには鬼門。このコースの1200m重賞では、モズスーパーフレア・ネロ・ビッグアーサー・ベルカントなどが1人気を裏切って負けた歴史がありますが、馬名を見ても分かるようにこれらは純然たるスプリンター。この結果が1200mの真実を端的に表しています。

話を戻しましょう。
過去7年におけるスプリンターズSは「スローペース年(=2015・2016・2017・2021年)」と「ハイペース年=(2018・2019・2020年)」に大別出来ますが、それぞれの好走馬が過去にどういう結果を残していたかを見てみましょう。

【ハイペース年】
2018
1着ファインニードル…1400m以上の重賞実績なし。未勝利戦を除き連対レースは全て1200m
2着ラブカンプー…1400m以上の重賞実績なし
3着ラインスピリット…1400m以上の重賞実績なし

2019
1着タワーオブロンドン…1400mG2で勝利実績あり
2着モズスーパーフレア…1400m以上の重賞実績なし
3着ダノンスマッシュ…1400m以上の重賞実績なし(この時点では)

2020
1着グランアレグリア…1600mG1で勝利実績あり
2着ダノンスマッシュ…1400mG2で勝利実績あり
3着アウィルアウェイ…1400m以上の重賞実績なし

【スローペース年】
2015
1着ストレイトガール…1600mG1で勝利実績あり
2着サクラゴスペル…1400mG2で勝利実績あり
3着ウキヨノカゼ…1600mG3で勝利実績あり

2016
1着レッドファルクス…1400m以上の重賞実績なし(但し、後に1600mG1で3着、1400mG2で勝利実績)
2着ミッキーアイル…1600mで勝利実績あり
3着ソルヴェイグ…1400mG2で勝利実績あり

2017
1着レッドファルクス…1600mG1で3着、1400mG2で勝利実績あり
2着レッツゴードンキ…1600mG1で勝利実績あり
3着ワンスインナムーン…1400mG3で2着など良績は1400mに集中

2021
1着ピクシーナイト…1600mG3で勝利実績あり
2着レシステンシア…1600mG1で勝利実績あり
3着シヴァージ…1400m以上の重賞実績なし

一目瞭然だと思いますが、ハイペース年の3着内好走馬9頭中6頭は1400m以上の重賞実績を持っておらず、逆にスローペース年の3着内好走馬12頭中10頭は1400m以上の重賞実績を持っていました。

つまり、今年のスプリンターズSにおいては、まず何よりも展開=ペース読みが最重要。ハイペースだと読めば純然たるスプリンターを、スローペースだと読めば1400m以上の重賞実績を持つ非スプリンターを狙えば良いわけです。
これは競馬の真実ですから、競走馬が劇的な進化を遂げない限りは未来永劫変わることのない傾向です。

今年の登録馬の内、ハナに拘りそうな馬はテイエムスパーダとファストフォースの2頭のみ(レイハリアは除外対象)。もしファストフォースはハナに拘ると言うよりも揉まれることを嫌うだけですから、もしファストフォースがテイエムスパーダより外に入ればペースは落ち着く可能性が高いです(あくまで現時点の話)。ならば狙うは非スプリンター。
枠の並びなどを無視して、ペース想定だけで狙うならば断然この馬です。
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「最強競馬ブログランキング」の当ブログ紹介文内に馬名を記載しておきます(40位ぐらい)
以前からG1を獲れる馬だと評していた本馬。ここは一世一代の大チャンスです。