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英語力が上がった30日チャレンジ総括

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この記事は、英語30日チャレンジ「アメリカの今日のトレンドを調べてブログ記事を書き、関連する英単語を紹介」の一環として書かれています。 記事はGoogle Trendの検索急上昇キーワードおよびTrend CalenderのTwitterトレンドワードを参考にまとめました。 特記なき場合、記事内の日時はアメリカ時間で記載しています。目安として、アメリカの9月1日が終るのが、日本時間9月2日17時です。

英語力が上がった30日チャレンジ総括

結論から言うと、今回のチャレンジで英語力は確実に上がりました。この記事では、「英語30日チャレンジ」の内容をご紹介するとともに、このチャレンジのメリットとデメリット、そして、どのように英語力が上がったのかをまとめました。効率よくメリットのみを享受するアレンジ法なども紹介していますので、英語勉強をされている方にご参考にしていただければと思います。

英語30日チャレンジの詳細

最初に「英語30日チャレンジ」の内容をご紹介させてください。

今回のチャレンジでは、30日間「アメリカの今日のトレンドを調べてブログ記事を書き、関連する英単語を紹介」してきました。トレンドのソースは「Google Trendの検索急上昇キーワード」および「Trend CalenderのTwitterトレンドワード」。それぞれの上位10位以内から、計3つ以上のトピックを選んでブログで紹介しています。

トレンドをピックアップする基準は「日本で話題になっていないトピック」あるいは「日本でも話題になってるけれど、現地の反応が面白いトピック」です。ブログにまとめるために、関連するニュースサイトの記事や、アメリカの大手ブログ、Twitter投稿などを複数確認しています。

また、調査中に出会った英単語や熟語も毎日2つずつ紹介。学校では習わなかった単語、筆者も理解が曖昧だった単語を中心にピックアップしました。英日辞典、英英辞典で意味を調べ、知識を補強してブログ内で紹介しています。

ブログ記事は3,000文字程度、調査は全て英語で実施、というルールも設けていました。

英語30日チャレンジのメリット

まずは今回のチャレンジのメリットからご紹介します。

普段は読まないトピックに触れることで、新たな英語表現と接触できた

今回のチャレンジでは、紹介する話題をピックアップするために、多方面の話題に関して調べました。たとえば、筆者はスポーツ関連のニュースを普段英語で見ることはないのですが、今回のチャレンジではほぼ毎日スポーツ関連の話題について調べています。

普段は読まないトピックの記事やTwitter投稿に触れることで、普段は見ない英語表現を学ぶことができました。たとえば野球の9回裏、英語では「the bottom of the ninth inning」と言います。野球に疎い筆者は知りませんでした。

英語圏にでも住んでいない限り、雑多な話題に否応なくさらされることはないと思います。今回のチャレンジは、多岐に渡る話題に強制的に触れる機会になりました。おかげで、普段は目にしない英語表現にもたくさん出会っています。

英語の理解が曖昧な部分を認識させられた

今回のチャレンジでは、英語で読んだ話題を日本語で紹介しています。英語で読んで分かった気になっている内容も、いざ日本語で説明しようとすると理解が不十分であることを実感させられました。

たとえば、「or above」という表現、「以上」か「より大きい」か迷いませんか?ちなみに「or above」は「以上」です。すぐ分かると言う方でも、英語を習い始めの頃は「どっちだっけ?」となっていた時期があると思います。

英文を読んで概要を把握するだけの時には曖昧でも良かった内容の理解も、日本語でブログを書くためにはしっかりと理解している必要があります。今回のチャレンジは、理解していない部分を認識させられるとともに、理解不足な点を再度勉強するいい機会になりました。

複数記事の強制多読を通じて多読能力が向上した

今回のチャレンジでは、紹介するトピックを選ぶために毎日平均10件ほどの記事を最初に流し読みしました。さらに、とりあげる話題に関しては、1つのトピックにつき少なくとも3記事ほどは読んでいます。少ない日でも15件ほど、多い日では40件ほどの記事を参照しました。

最初の頃は初めて見る英語表現などで引っかかり、読むのに時間がかかりました。必要以上に時間がかかっていた原因は「なにに引っかかっているのかすぐに把握できない」ことだったと思います。

何日も読解を繰り返しているうちに、「どの英単語が原因でスラスラ読めないのか」「どの英語表現が分からなくて文章が理解できないのか」などの肝所が文章を見ただけで分かるようになりました。辞書をひくなどの作業は同じですが、何を調べれば理解できるかすぐさま把握できるようになったことで、英文読解の速度が飛躍的に上がりました。

英語多読をする際、読む対象は関心のある話題に偏りがちです。今回の企画は、普段読まない分野の記事を多読するという意味でも価値のあるチャレンジでした。

英語30日チャレンジのデメリット

つぎに、今回の英語30日チャレンジのデメリットもご紹介します。

Twitterはユーザー層に偏りがある

Twitterのユーザー層は、アメリカ人の人口分布と一致しません。若い層が多く、高学歴で民主党員が多いのが特徴です(ソース: Pew Research Center)。独特のネット用語やスラングも多く、略した表現も多用されていました。

英語学習者にとっては、Twitterの意見や英語表現がスタンダードだと勘違いしそうになりますが、決してスタンダードではありません。今回のチャレンジではTwitter投稿も多く読みましたが、表現などにあまり慣れてしまわないように気をつける必要がありました。

正規の日本語表現を調べるのが大変

ブログ記事にする以上、正しい日本語で書く必要があります。団体名や人名、地名など、有名なもの検索するとすぐにでてきます。しかし、日本では話題になっていないトピックに関しては、正規の日本語表現がまだ存在していないものもありました。たとえばナイジェリアの「SARS」。初めてブログにした10月10日にはまだ日本で報道されておらず、長時間検索しても正規の日本語表現が出てきませんでした。(今日検索すると「対強盗特殊部隊」という表現を複数のメディアが使っています)

予想以上に時間がかかった

今回のチャレンジは、企画をたててから検証はせずに開始しています。毎日1時間程度で終るだろうと予測していたのですが、最低でも1時間半、最高で5時間かかりました(中央値は2時間くらい)。5時間かかった日は、全ての話題が未知のもので、かつ参照するソースがなかなか見つからずに苦戦しました。ただし、これに関しては英語勉強そのものよりも、ブログ記事を書くことで生じたデメリットでしょう。ブログ記事という誰かの目に触れる(かもしれない)文章、かつ、3,000字程度書く、という条件をクリアするのに使った時間だと筆者は認識しています。

メリットとデメリット総括

ここまでご紹介したメリットとデメリットを簡潔にまとめると、メリットは「雑多な話題に触れることで英語表現の理解と幅が広がる」、デメリットは「ブログにするのが大変」、になります。

トータルで見るとメリットが大きいが、デメリットも見逃せない

英語力を向上させるという点では効果の高いチャレンジだったと思います。対して、特に5時間かかった日があるという点においては、3,000字程度のブログ記事に縛られているデメリットは見逃せません。

メリットを得つつ、デメリットを最小化する提案

もし同様のチャレンジに挑戦したいという方は、内容に修正をくわえた方がいいと思います。たとえば、下記のようなルールに変えてしまえば、無駄な時間をとられることなく、このチャレンジのメリットを享受できそうです。

  1. トピックはGoogle急上昇ワード、あるいは、Twitterトレンドのどちらかの上位3つとする(話題の選定にかかる時間を削減)
  2. 検索しても2分以内に探し出せない話題は諦め、次の順位のものを繰り上げる(検索にかかる時間を削減)
  3. 書き出す日本語の文章量にルールを設けない(3,000字の縛りをなくすことで、無理に話題を探す必要がなくなる)

ブログ記事にする必要はありませんが、日本語で書き出すことにも効果があるので、どこかに日本語で文章をまとめた方がいいと思います。

この勉強法がお勧めの方、その他の方のアレンジ法

今回のチャレンジは、英語読解力が伸び悩んている方にお勧めしたい勉強法です。英文の記事を多数読むことを前提にしていますので、ある程度の英語力は求められます。英語の新聞記事を、時間がかかっても最後まで読める方に適していると思います。チャレンジを通して、英語を読む速度と、英語の理解が深まると思います。ちなみに筆者もチャレンジ前は英語の記事は最後まで何とか読める程度の英語力でした。

なお、他のレベルの方も、「上位1トピックのみにする」「ブログは書かない」など工夫をすることでチャレンジできると思います。Google Trendは検索ワードをクリックすると関連記事が表示されるので、毎日1記事ずつ読めるところまで読む、などのアレンジで初級者の方も挑戦できるのではないでしょうか。

もしチャレンジに挑戦された方がいらっしゃいましたら、結果をご連絡いただけるととっても嬉しいです! Twitter

英語30日チャレンジの個人的な感想

最後に個人的な感想を少し。

毎日新たな話題に触れることができて興味深く進めることができました。特に映画やドラマは日本に上陸していないものも多く、最新の話題に触れているわくわく感があります。

また、英語での検索力が上がったのは思わぬ副産物でした。普段英語で検索することは少ないのですが、今回のチャレンジでは検索を駆使して関連記事を探し出していました。たとえば、「アデルのアルバム「21」がまた売れてるらしい」という情報のウラとりたい、正確な数字が知りたいとき、みなさまならどう検索しますか?ものすごく検索能力が上がります。

半面、時間がかかりすぎる日は苦痛で、途中で投げ出したくなることも何度か。その日々を乗り越えて30日続けられたので今はとっても満足です!

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