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トランプがフェイクニュースをシェア

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この記事は、英語30日チャレンジ「アメリカの今日のトレンドを調べてブログ記事を書き、関連する英単語を紹介」の一環として書かれています。 記事はGoogle Trendの検索急上昇キーワードおよびTrend CalenderのTwitterトレンドワードを参考にまとめました。 特記なき場合、記事内の日時はアメリカ時間で記載しています。目安として、アメリカの9月1日が終るのが、日本時間9月2日17時です。

記事の後半で英単語「emerge」と「satirical」について紹介しています。最後まで読んでね。

「Wizard of Oz!」でGoogle検索が大変身

アメリカ10月16日のGoogle検索急上昇ワードには、「Chicago 7」(シカゴ7裁判)や「Love and Monsters」、「Honest Thief」(オネスト・シーフ)と、映画が多数入っていました。コロナウィルスの影響で、依然として映画館での上映は見送られています。しかし、Netflixをはじめとしたストリーミングサービスで最新映画が見られるようになってきました。今回トレンド入りしている3作も、10月16日からの上映映画ばかりです。

その映画の話題を押さえて、現在検索急上昇ワード1位に入っているのが「Wizard of Oz!」。ちなみに検索しても最新の話題は出てきません。ただ、もしからした、と思うものが「Googleの隠しイースターエッグ」です。

Google Chromeを開ける方はぜひ一緒に試してみてください。Googleで「Wizard of Oz」と検索します。画面右側に表示された「Wizard of Oz」あるいは「オズの魔法使」の情報に表示されている赤い靴をクリックします。すると、靴のタップとともに、1939年の白黒時代に連れていかれてしまいます!画面をもとに戻すには、「オズの魔法使」の情報に表示されている竜巻をクリックしてください。Google検索できない方は、こちらのTwitter投稿に画像がありましたのでご参考に。

みんなの人気者ミスター・ロジャースとペンス大統領候補

アメリカ10月16日のTwitterトレンドで1位になったのは「Mr. Rogers」でした。ミスター・ロジャースは、1968年から2001年で放送された子供向け番組「Mister Rogers' Neighborhood」の名司会者フレッド・ロジャースのことです。ソフトな語り口と実直な人柄で、みなに愛されたミスター・ロジャース。エミー賞を4回受賞し、大統領自由勲章やピーボディ賞も受賞しています。また、子供向け番組に対する政府出資を米国上院委員会で提唱するなど、テレビ業界の地位向上にも奔走した人物です。2003年に、大勢のファンに惜しまれつつ74歳で亡くなりました。

今回ミスター・ロジャースがTwitterトレンド入りしたきっかけは、トランプ大統領の広報顧問を務めるメルセデス・シュラップのツイートです。トランプ大統領とバイデン前大統領が、2020年アメリカ大統領選挙に向けて、対話型集会を同時刻にテレビ放送したことは昨日ご紹介しました。トランプ陣営のシュラップは、「バイデンのABC放送での対話集会は、まるでMister Rogers' Neighborhoodを見ているようだった」とツイートしました。

シュラップは、バイデン候補の集会が、子供向け番組のようにつまらないものだったと言いたかったのでしょう。しかし、このツイートを見た人々は首を傾げています。「この人はもしかしてミスター・ロジャースを悪い人だと思っているのだろうか」「バイデンにとっては最高の褒め言葉だよね」「えっと、全然嫌味になってませんよ?」といったツイートが多数。シュラップはうっかり敵陣営のバイデンを人気者に例えて褒めてしまったようです。トランプ支持者層からは、「オウンゴールを決めたようなもの。今まで広報顧問が出した中で最悪のツイート」と反発をくらっていました。

しかし、Twitterの流れはここで止まったわけではありません。老若男女を問わず、ミスター・ロジャースとともに成長した人がアメリカには大勢います。シュラップのツイートをきっかけに、ミスター・ロジャースとの懐かしい日々をたくさんの人が振り返り始めました。「グラミー賞の特別功労賞生涯業績賞でのスピーチを心の支えにしてる」「毎日放送を楽しみにしてた」「上院委員会での証言をこの前見たばかりなんだけど、見てたら涙が出てきたよ」「とにかく素晴らしい人だった」とたくさんのツイートが寄せられていました。「大統領選はミスター・ロジャースに投票したい」という声も多数ありました。

トランプがフェイクニュースをシェア

アメリカ10月16日のTwitterトレンドで2位になっているのが「Babylon Bee」。トランプ大統領がTwitterでニュースサイト「Babylon Bee」の記事を取り上げたことがきっかけでトレンド入りしました。その記事と言うのがこちら。ツイッターが昨日障害のために一時使用できなくなっていたのは、実はバイデン大統領候補に関する悪い情報の拡散を遅延させようとしたためだと報じたものです。トランプ大統領はこの記事を取り上げて「史上初めてだ、バイデンのインタビューの質の悪さも含めて。Twitterはなんでこんなことをしてるんだ」とツイートしていました。

しかし、この「Babylon Bee」というニュースサイト、実は風刺サイトなのです。Twitterアカウントの自己紹介文には「Fake news you can trust.」(信じられるフェイクニュース)と書いてあります。ツイッターがバイデン前大統領の悪い噂の拡散を遅延するために障害を起こしたと言うのも、もちろんフェイクニュースです。

これまで「フェイクニュース」を散々叩いて来たトランプ大統領が、フェイクニュースをツイートする事態にTwitter民は爆笑。「ヘッドラインだけ見て、内容はまるで読んでないんだね」「「風刺」サイトの意味が分からなかったんじゃない?」「今までで見たツイートの中で一番面白かった」と大うけしています。「世の中にはフェイクニュースがあふれているけど、Babylon Beeだけは信じられるよ!」「この記事を書いたBabylon Beeの記者はすごく鼻が高いだろうね」と大変な話題になっていました。

もちろん「Babylon Bee」も、トランプ大統領が自社の記事をツイートした話題を取り上げて記事を書いています。トランプ大統領のツイートで多くの人が「Babylon Bee」のキリスト教布教にひれ伏した、というフェイクニュースに仕上げていました。

今日の英単語1「emerge」

今日ご紹介する英単語1つめは「emerge」。「emerge」は「出てくる」「現われる」「出現する」などの意味がある単語です。「The crabs emerge at low tide to look for food.」(干潮になると、食べ物を探しにカニが現れた)、「He emerged from the shadows.」(彼は暗闇から姿を現した)などと使えます。

今日ご紹介した「Mr. Rogers」に関する記事では、Beloved Mr. Rogers emerges as winner of dueling presidential town halls(大統領選対話集会の勝者として、あの愛すべきミスター・ロジャースが現れた)と「emearge」が使われていました。

今日の英単語2「satirical」

今日ご紹介する英単語の2つ目は「satirical」です。「satirical」とは「風刺の」「風刺を好む」という意味の英単語。「a satirical novel」(風刺小説)、「a satirical drawing」(風刺画)などと使うことができます。

今日ご紹介した「Babylon Bee」に関する記事では、Trump shares satirical article about Twitter shutting down to slow spread of bad Biden news(バイデン候補の悪いニュースの拡散を遅延するためにTwitterがシャットダウンしたとの風刺記事を、トランプ大統領がシェアした)、と「satirical」を使っていました。

まとめ

今日ご紹介した「Mr. Rogers」の半生は、映画「A Beautiful Day in the Neighborhood」(邦題「幸せへのまわり道」)で見ることができます。ミスター・ロジャースはトム・ハンクスが演じています。

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