漢検1級漢字「溥」と、同音異義語「ふはく」
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この記事は、漢検100日チャレンジ「100日で漢検一級何点あげられる?95点から再再挑戦!」の一環として書かれています。漢字はなるべく正確な情報の記載に努めていますが、勉強内容は「亀の子」の勉強過程を共有するものであり、個人の感想も含まれていますのでご留意ください。
勉強63日目です
こんにちは「亀の子」です。漢検1級合格を目指す100日チャレンジ、63日目です。通算では3回目のチャレンジ、勉強253日目になりました!
今日注目したのは漢検1級漢字「溥」と、特集は同音異義語「ふはく」です。最後に「亀の子」の本日の勉強記録も少しだけご紹介します。では、「溥」から見てみましょう!
本日の一字「溥」
本日注目したのは漢検1級漢字「溥」です。
- 音読み…「フ」
- 訓読み…「あまね・し」「ひろ・い」「おお・きい」「し・く」
油断するとどこにでも顔を出す(気がする)この漢字。今日はしっかり調べて、熟語での使い方もしっかり覚えたいです。
「溥」の成り立ちと意味
「溥」は「水」と「愽(博・ひろい)」の略体を組み合わせた漢字です。水が一面に広がる意味でしたが、のちに「ひろい」「ひろがる」の意味を持つようになりました。
漢字としての意味も確認しておきましょう。
- あまねし。あまねくひろがる。平らに覆っているさま。※同義の漢字に「普」がある
- 一面にひろかる。ひろいさま
「溥」のつく熟語
では、「溥」のつく熟語を見てみましょう!
- 溥洽(ふこう)…あまねくいきわたること。=「普洽(ふこう)」
- 溥大(ふだい)…ひろく大きいこと
- 溥天(ふてん)…天の覆う限り。天下。=「普天(ふてん)」
- 溥天率土(ふてんそつど)…=普天率土。国中。世界のあらゆる場所
- 溥博(ふはく)…ひろくおおきいこと
「どこにでも顔を出す漢字!」と思っていましたが、調べてみると熟語は意外と少ないですね。しっかり覚えたいです。また、「溥」は、宣統帝「溥儀(ふぎ)」やその弟「溥傑(ふけつ)」の名前にも使われています。
ちなみに「尃」がつく漢字は以前に特集しているので、こちらもぜひチェックしてみてください!
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本日の特集・同音異義語「ふはく」
今日の特集は同音異義語「ふはく」です。上で一つご紹介しました。クイズを出題しますので、よければ今のうちに見直してください!
「ふはく」クイズ
早速ですが、クイズです!次の意味に適した「ふはく」を漢字で書いてみてください。回答は「答」を押してチェックです!
- 織物…
答
布帛 - 軽薄…
答
浮薄 - 広大…
答
溥博 - お酒を飲み残した者を罰するために飲ませる杯…
答
浮白
「ふはく」のいろいろ
クイズのできはいかがでしたか?「軽佻浮薄」などの熟語でも使われる漢字が出てきましたね。そして、気になるのが「浮白」だと思います!面白いので出題してみました。
「浮」には、罰として余計に酒を飲ませることを意味するそうです。「白」は杯の意味があります(中がうつろなことから)。「浮白」で「お酒を飲み残した者を罰するために飲ませる杯」という意味があるんですね~。アルハラですね~。
ちなみに「浮白」というツボもあるとか。耳の上あたりにあり、頭痛に効くそうです。
本日の勉強の成果
さて、勉強63日目の本日は、というか、本日も、ちょっと体調が悪くてひたすらゴロゴロしていました。明日はちょっと勉強できるといいな~。