漢検1級漢字「嗚」と、同音異義語「うんしょう」
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この記事は、漢検100日チャレンジ「100日で漢検一級何点あげられる?95点から再再挑戦!」の一環として書かれています。漢字はなるべく正確な情報の記載に努めていますが、勉強内容は「亀の子」の勉強過程を共有するものであり、個人の感想も含まれていますのでご留意ください。
勉強20日目です
こんにちは「亀の子」です。漢検1級合格を目指す100日チャレンジ、20日目です。通算では3回目のチャレンジ、勉強210日目になりました!
今日注目したのは漢検1級漢字「嗚」と、特集は同音異義語「うんしょう」です。最後に「亀の子」の本日の勉強記録も少しだけご紹介します。では、「嗚」から見てみましょう!
本日の一字「嗚」
本日注目したのは漢検1級漢字「嗚」です。
- 音読み…「お」
- 訓読み…「ああ」「なげ・く」
鳥などが「鳴」くという字ではないんですよ!右側がカラスなんです。よく比べてみましょう。一枚目の画像が「鳴」、2枚目の画像が本日の一字「嗚」です。
「嗚」の成り立ちと意味
では「嗚」の成り立ちから見ていきましょう!「嗚」は形声文字で、「口」に音符「烏(ウ)」を組み合わせた漢字です。「烏」も、本来は「ああ」と鳴くからすの声を示した擬声語だったとか。
「嗚」の漢字としての意味もチェック!
- あ、という声を表す。「嗚呼(ああ)」は、あはあ、という嘆声を表す擬声語。感心したときにも、残念がる時にも用いる
「嗚」を使った熟語
「嗚」、調べてみると分かりやすい漢字でした。ここで、使い方も熟語でチェックしておきましょう。
- 嗚呼
- (ああ)…あはあ、という嘆声を表す擬声語。感心したときにも、残念がる時にも用いる
- (オコ)…※音読み。1.愚かなこと。2.呼び求める
- 嗚咽(オエツ)…=嗚噎。むせび泣く。
- 嗚嗚(オオ)…声を張り上げるさま。歌うとき、泣くときなどに用いる
- 嗚嗚然(オオゼン)…泣き叫ぶようす
「嗚呼」が訓読みとと音読みで意味が異なるのが面白いですね。ちなみに「須佐之男命」という漢字の方が有名(と思われる)スサノオノミコトは、「素戔嗚尊」とも書くので、こちらも覚えておきたいです!
本日の特集「うんしょう」
本日の特集に行きましょう。同音異義語「うんしょう」です
「うんしょう」クイズ
早速ですが、書き取りクイズ!意味から「うんしょう」いくつ書けますか?回答は「答」を押してチェックしてくださいね!
- てのひらの上で動かす。物事が非常にたやすいことのたとえ…
答
運掌 - 1.雲が空をかける。2.雲のようにはやく走る。3.あちこちに群がっておこる…
答
雲翔 - 1.空のこと。2.高い地位のたとえ…
答
雲霄
「うんしょう」のいろいろ
今回は3つの同音異義語でしたが、いくつ正解できましたか?ここからは、お答えいただいた「うんしょう」をちょっとご紹介します。
一つ目の「運掌」ですが、書き下すと「たなごごろにめぐらす」と読みます。「掌に運す」ですね。「運」の「めぐら・す」という読み方を知らなかったので、とても興味深い発見でした!
2つ目の「雲翔」は3つ意味がありました。「1.雲が空をかける。2.雲のようにはやく走る。3.あちこちに群がっておこる」。3番目の意味が「雲翔」という漢字からはわかりずらいです…。
実はこの意味、「後漢書」から来ているそうです。「守城不休、戦車不息、兵革雲翔、百姓震駭…」という文章があります。兵士がどこからともなく、雲みたいにわらわらと湧き出てきて走り回り、農民がびびっているのが伝わりますね(笑)。ここから「3.あちこちに群がっておこる」という意味ができました。(※若干の亀の子解釈が入っています)
本日の勉強の成果
本日勉強20日目。新生活が始まり、ばたばたしてしばらく勉強していませんでした。本日、やっと少しだけ勉強できたのですが、16日目に解いた模試の復習で終わってしまいました!
実は1と6がつく日は「漢検1級模擬試験倉庫」模試に挑む日。やっと前回の見直しが終わったのに、何も勉強しないまま明日また模試です。どうしようかな…。……明日のことは明日考えましょう!では、また明日!