漢検1級漢字「霪」と、「ながあめ」と読む漢字
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この記事は、漢検100日チャレンジ「100日で漢検一級何点あげられる？95点から再再挑戦！」の一環として書かれています。漢字はなるべく正確な情報の記載に努めていますが、勉強内容は「亀の子」の勉強過程を共有するものであり、個人の感想も含まれていますのでご留意ください。
勉強18日目です
こんにちは「亀の子」です。漢検1級チャレンジ、今日は18日目です。漢検1級チャレンジはこれて3回目、通算では勉強208日目になりました。
さて、本日注目したのは漢検1級漢字「霪」、そして、特集は「ながあめ」と読む漢字です。ブログの最後に「亀の子」勉強記録もご紹介します。では、「霪」から見てみましょう！
本日の一字「霪」
本日注目したのは、漢検1級漢字「霪」です。
- 音読み…「いん」
- 訓読み…「ながあめ」
音訓それぞれ一つずつしかない単純な漢字なのですが…。使いどころが分からない！というわけで、今日は漢字について調べつつ、使い方をしっかり押さえたいと思います。
「霪」の成り立ちと意味
「霪」は「雨」と「淫」を組み合わせた漢字です。「淫」は「みだら」というイメージが強い漢字ですが、ほかにも意味があります！
少し遠回りになりますか、まずは「淫」を見てみましょう。「淫」の右側は「手」＋「壬（妊婦）」の会意（兼形声）文字で、妊娠した女性に手をかけて色ごとにふけることを表します。「淫」は「㸒」に「水」を加えた漢字で水がどこまでもしみこむことを表しています。漢字としての意味は次の通り。
- みだら。色ごとに深入りする。ふしだらなさま
- 邪悪なことに深入りしてとめどなくなる。度を越えて深入りする。また、そのさま。「淫雨（いんう）」はとめどもなく降り続く長雨を表す熟語
- 物事にふける。邪道に深入りさせる。深くいり込んで悪くする
- ひたる。ひたす。じわじわと深くしみこむ
今日の一文字「霪」の下にいる「淫」は、2番目の意味なんです！「淫雨（いんう）」という熟語もでできましたね。イメージがわいてきました。
では、今日の漢字「霪」の意味です。
- ながあめ。とめどなく降り続く雨。※類義の漢字に「霖」があります
「霪」を使った熟語
では、熟語で「霪」の使い方を見てみましょう。
- 霪雨（いんう）…＝淫雨。長雨。※類語「霖雨（りんう）」
熟語は、なんと、一つしか見つかりせんでした…！音読み「いん」と訓読み「ながあめ」をしっかり覚えておきたいと思います。
ちなみに「霪雨霏霏、連月不開（霪雨霏霏として、連月開けず）」という范仲淹の詩もあります。范仲淹の友人・滕宗諒が岳州（現在の岳陽市）に送られたときに、風光明媚なこの地のことを頼まれて歌に詠んだとか。
「霪雨霏霏、連月不開」は「何か月も雨がしとしとと降り続く」という意味あいですが…。岳陽市では、3月から8月ごろまで曇りの日が多く、雨もよく降るらしいです。へぇ！
本日の特集「ながあめ」
本日の特集は、ひきつづき「ながあめ」です！
「ながあめ」クイズ！
とっくに梅雨は終わっています（現在7月）が、「ながあめ」と読む漢字特集です。まずはクイズ。「ながあめ」と読む漢字、いくつ書けますか？回答は「答」を押してチェックしてください。
- 音読み「いん」※2つあります！…
答
霪 / 淫 - 音読み「りん」…
答
霖 - 音読み「ろう」…
答
潦
「ながあめ」と読む漢字に関するいろいろ
「ながあめ」クイズ、全問正解できましたか？「淫」も「ながあめ」と読むんですね。「霪雨」＝「淫雨」とともにしっかり覚えておきたい！
ほかの2文字「霖」と「潦」も漢検1級漢字なのでしっかり覚えたい！
ちなみに「潦」は「にわたずみ」と読む漢字でもあります。路上や庭にたまった水のことを言います。5文字、短歌や俳句に使われそうな風情な言葉…、のはずなんだけど！現在7月の終わりです。蚊がわきそう…。
「霖」も「ながあめ」と読みますが、ここの「ながあめ」は3日以上降り続く雨のことをいうそうです。
本日の勉強の成果
本日は…、勉強していません！昨日からマンスリーマンション住まいなのですが、生活できるように環境を整えるのに必死です。明日は勉強できるかな…？？
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